月曜ドラマシリーズ
「少年たち3」

初回放送

2002年8月17日(土)から放送[連続5回]
1回目のみ土曜・2回目以降毎週月曜午後9時15分  総合

ストーリー

2002年8月17日(土)から放送した月曜ドラマシリーズの「少年たち3」。生き方がわからず彷徨っている少年たちが犯す犯罪。そこにある心の闇。彼らを信じて真っ正面からぶつかる広川調査官の姿。明日につながる、一条の光さえあれば…

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各回のあらすじ

第1回目「オヤジ狩り・その奥にある憎悪を希望に変えるために走る人がいる」
とある地方都市にまた転属されることになった調査官・広川一(上川隆也)は、新任地の中信濃支部へ向かう途中、少年たち5人が中年男性に集団リンチを加えている現場に出くわす。中の1人の少女が携帯電話のメールで知り合った男を誘い出し、4人の少年が暴行を加え金を奪い取るという手口だった。
 ニ人目の被害者(大谷亮介)の通報で逮捕された5人だが、目撃者である広川は担当の田中刑事(きたろう)に協力することになる。そこは先輩調査官・小田朋子(麻生祐未)が主任を勤める美和支部の管轄だった。
 美和支部でこのオヤジ狩りの事件の調査にあたることになった広川は、元調査官の沢田虎一(小林桂樹)と知り合う。男性をおびき出していた少女は自分の名前すら語ろうとしなかったが、広川の問いかけに二人目の男性は自分の父親だったと告げた。少女ミチ(近藤綾子)は父親の姿を認めた瞬間「ぶっ殺してもいい」と言っていた。

第2回目「なぐられる人・大人の愛が見たいと叫んでいる」
少年鑑別所へ移された少年たちの調査が始まった。少年の中の青木(斎藤羅慈)は父親の死に触れた朋子に襲いかかる。青木の父親は自殺していた。また広川に妹の保護を頼んだ千田(佐々木和徳)は、幼い妹に虐待を加える母親の照子から妹を守るように、あらためて広川にすがる。照子は児童相談所に保護を依頼した広川を責めて家裁に押しかける。
 一方の沢田は電車内で注意した高校生達に襲われる。警察へ届けることを勧める朋子に、自分達大人が何とかしなくては子供達を救えないと強く語る。高校生達を探し出し、殴られながらも何かあったら自分を頼るよう諭す沢田は補導委託先として自宅で面倒をみていた少年北川(新井浩文)の行方を探していた。

第3回目「再逮捕」
青木が鑑別所で自殺を図った。未遂に終わり広川と朋子は病院に駆けつけるが、目の前の現実から逃れようとする青木の姿に憤り、戒める。5人の少年たちの接点が見えてこない広川は、誰か彼らを操る人間の存在を感じる。
 沢田は北川を見付けるが、北川は自分は大きな存在になるのだから行く手を塞ぐなと離れる。北川の変化に事態を察した沢田は、北川の事を調べるよう広川に頼み、北川と鑑別所にいる少年たちの接点が見つかるかもしれないと告げる。そんな折、千田とミチの口からも北川の名前を聞き出す。必死の広川だが、少年たちの中の海野(成宮寛貴)と金子(遠藤雄弥)に覚醒剤反応がみつかり、二人は再逮捕される。
第4回目「父の記憶」
警察で海野と金子は田中刑事の厳しい取調べを受ける。そこから浮かんできたのはやはり北川の名前だった。田中は暴走行為で北川を別件逮捕したが、弁護士を呼び黙秘を続ける北川からは何も浮かばず、釈放される。
 依然北川との決定的な関係を明かさないミチだが、沢田や朋子と過去の記録を洗い直すうち、幼い頃ミチの母親(木内みどり)と北川の母親に付き合いがあった事がわかる。自殺を選び自暴自棄になる青木に広川は自分の過去を話し始める。父に裏切られた母は小さな広川を道連れに海に入ろうとした。忘れるのではなく辛い記憶を乗り越えろと青木を励ます。千田の元に妹から手紙が届く。また三人で暮らしたいという。泣いて謝る母の照子を千田は許す。
 自由になった北川を沢田は迎えに来る。自分しかお前を止められないという沢田に動揺した北川はナイフを向ける…。

第5回目「最終審判」
かつて世話を受けた沢田を刺してしまった北川は逮捕され、家裁へ送致される。北川の常軌を逸した行動を聞いたミチは、北川が自分の兄であることを告白する。が、父親はその事実を自ら認めようとしない。広川はそれぞれの少年の中間審判に北川も含めた全員と親を同席させようと決心する。朋子はその中で、北川とミチの繋がりを明かし、少年たちのグループの成り立ちに北川が介在し、オヤジ狩りや覚醒剤も北川が発端だったことを確認していく。大人達に向かって全てをさらけ出せと迫る広川と朋子の態度に、空気は変わる。
 北川は全てを投げ打って自分を守ろうとした沢田を心配していた。そんな中手術を受けていた沢田は一命を取りとめた。未来を託す子供たちを身を挺して守るのは明日を信じるからだと話す沢田に広川は涙する。少年たちの最終審判が始まった。贈る言葉とともにそれぞれに審判が下される。それぞれの顔に穏やかな決心が浮かんでいた。

キャスト

広川 一(上川隆也)
小田朋子(麻生祐未)
沢田虎一(小林桂樹)
中山章之助(金田明夫)
渡部龍冶(浅野和之)
田中英悟(きたろう)
北川晃一(新井浩文)
森本ミチ(近藤綾子)
海野友紀(成宮寛貴)
青木卓也(斎藤羅慈)
千田敬輔(佐々木和徳)
金子邦彦(遠藤雄弥)
森本建太郎(大谷亮介)
森本涼子(木内みどり)
千田照子(秋山菜津子)
堤弁護士(もたいまさこ)
高見弁護士(石丸謙二郎)
武藤サト(桜むつ子)

脚本・主題歌など

【作】
矢島正雄
【音楽】
渡辺俊幸
【演出】
岡崎栄(1・5回)
磯智明(2・4回/NHKドラマ番組部)
田中正(3回・NHKエンタープライズ21)

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