よるドラシリーズ
「精霊流し」

初回放送

2002年11月11日(月)から放送[連続16回]
毎週月~木曜午後11時 総合

ストーリー

1982年、夏。シンガーソングライターの櫻井雅彦(坂口憲二)は、盆祭りの「精霊船」を引くため、長崎に帰郷した。雅彦のよき理解者だった叔母の節子(風吹ジュン)の新盆である。祭りの前に雑誌の取材を受けた雅彦は、少年時代から青春の日の忘れられない人々に思いをはせる。生き急いだ従兄弟の春人(中村俊介)、春人の恋人で、雅彦の初恋の人・木下徳恵(滝沢沙織)、バイオリンのライバル岸田涼子(新山千春)。そして雅彦と涼子には、哀しい恋の物語があった…。

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各回のあらすじ

第1週(第1回~4回)「旅立ちの時」
1982年夏、長崎。シンガーソングライターの櫻井雅彦(30歳・坂口憲二)は、故郷でバイオリンに明け暮れた少年時代を想う。夏休み、雅彦(子役・東海孝之介)は、東京の伯母・節子(風吹ジュン)のもとから特別レッスンに通い、従兄弟の春人(子役・浅利陽介)や美少女の木下徳恵(子役・杉本友莉亜)と遊ぶ。雅彦は中学から単身上京し、芸大受験を目指すが、天才少女の岸田涼子(子役・鈴木彩)に出会い、自信を喪失する…。

第2週(第5回~8回)「出会いの時」
1971年の冬。大学生・櫻井雅彦(坂口憲二)の下宿には、金欠のバンド仲間5人がたむろしていた。そこに従兄弟の大石春人(中村俊介)と、幼なじみの木下徳恵(滝沢香織)が現れる。徳恵はアングラ劇団の女優で、今は春人の恋人である。春人は徳恵の小悪魔ぶりに翻弄されるが、それでも徳恵を捨てられない。そして雅彦は、夫と別れて長崎に戻った叔母の節子(風吹ジュン)から、春人と暮らしたいと訴えられる…。

第3週(第9回~12回)「別れの時」
1972年の冬。櫻井雅彦(坂口憲二)はバンドを解散し、居酒屋で板前修業に打ち込んでいた。ある夜、かつてのライバル岸田涼子(新山千春)に出会う。クラシック界のアイドルは居酒屋を気に入り、ひとつの恋が始まる。一方、徳恵(滝沢沙織)と別れた春人(中村俊介)は、母の節子(風吹ジュン)が待つ長崎へと…。

第4週(第13回~16回)「誕生の時」
1973年の春。櫻井雅彦(坂口憲二)は急性肝炎になり、3ヶ月の安静を宣告される。そして、岸田涼子(新山千春)との哀しい別れが雅彦を襲う。
 傷心の雅彦は長崎へ帰り、そこでジャズバーを営む伯母の節子(風吹ジュン)から「逃げないでバイオリンを弾きなさい、店で弾き語りをしなさい」と強く勧められる。そして雅彦は、亡き春人(中村俊介)へと捧げる詩を作るのだった。その曲の名は…。

キャスト

櫻井雅彦(坂口憲二)
大石春人(中村俊介)
岸田涼子(新山千春)
木下徳江(滝沢沙織)
櫻井雅人(根津甚八)
大石節子(風吹ジュン)
櫻井喜代子(宮崎美子)
野川初男(佐野史郎)

脚本・主題歌など

【脚本】
市川森一
【原作】
さだまさし「精霊流し」より
【主題歌】
さだまさし
【音楽】
服部隆之

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