ドラマDモードシリーズ
「光の帝国」

初回放送

2001年12月4日(火)から放送[連続4回]
毎週火曜午後11時 総合

ストーリー

原作はSFやサスペンスで独自の世界を創造し、若者だけでなく幅広いファンを持つ恩田陸さんの「光の帝国~常野物語~」。
主人公の高校3年生、春田記実子は、ある日突然『未来を見る力』を得るが、この新しい力は彼女をたびたび過酷な状況に巻き込む。
脅え戸惑うしかない記実子は自らの運命に挑戦する勇気を得ることが出来るのか?

もっと読む

各回のあらすじ

第1回「未知の力」
春田記実子(前田愛)は高校3年生。
兄弟は弟の光紀(村上雄太)の2人姉弟。
春田家の一家の大黒柱は母で、大学教授の里子(壇ふみ)。
父・貴世誌(小日向文世)は『専業主夫』という春田家だったが、父が事故にあったのをきっかけに記実子と光紀に異変が起こる。
記実子は近い将来の幻を見るようになり、光紀は、何でも記憶してしまうという能力を発揮し始めたのだ。
突然の自分の異変に混乱した記実子は、幼なじみの泰彦(中村勘太郎)を頼る。
そんな子供たちの異変に、何かを知っているかの様に父・貴世誌は慌てふためく......。

第2回「一族の力」
光紀(村上雄太)の『超記憶能力』が暴走を始め、記実子の予知能力も知った貴世誌は山奥の渓谷に住む長老の通称・「ツル先生」(笹野高史)の元へと向かう。
「ツル先生」は古代より超能力を持って生きてきた「常野一族」の長老で、貴世誌もその一族の末裔だったのだ。
「ツル先生」によると記実子(前田愛)の力は百年ぶりの開花で、光紀と記実子の「力」の早期開花は、命の危険をもたらすらしいのだ。
それを聞いた貴世誌は本人たちに、そして里子(壇ふみ)にもその事を告げなくてはと悩む。
貴世誌が、迷っている間に、光紀の体に「力」の暴走による異常が........

第3回「闇の力」
記実子(前田愛)は「ツル先生」(笹野高史)に会い、自分達「常野一族」がその力を隠して生きなければならない事を聞き、
自分が否定されたように思う。
そして、「ツル先生」達に会う前に姿を現した謎の女・薫(鈴木砂羽)に惹かれてゆく。薫も記実子や光紀と同じ「常野一族」だったのだ。
薫と記実子は自分達の力を合わせて、不正に使い始めた。
その結果、記実子にも光紀と同じような「力」の暴走による「記憶(思い出)を失う」症状が現れる。
一方、貴世誌(小日向文世)は里子(壇ふみ)に自分たちの力について初めて告白する。
薫がこれまで、自分の力に絶望しその力を「お金にかえる」ことにしか使っていなかった事を知り、薫を救う決意をする。

第4回「未来の力」
「思い出をさらに失う危険がある」事を指摘されるが、薫(鈴木砂羽)の過去に踏み込み、薫を過去の呪縛から救う事に成功する。
一方、自分の過去を思い出す事ができない記実子を救おうと、母・里子(壇ふみ)は専門家を訪ねる。
その頃、記実子は母が訪れたビルで爆発が起こる幻を見る。
母を助けようと家族や泰彦と走る記実子。
結局貴世誌が愛犬サブに呼びかけ、サブの活躍もあり、里子は間一髪のところで助かり、記実子は記憶を取り戻す。

キャスト

春田記実子(前田 愛)
春田里子(檀 ふみ)
春田貴世誌(小日向文世)
春田光紀(村上雄太)
ツル先生(笹野高史)
倉沢泰彦(中村勘太郎)
遠耳(坂本 朗)
遠目(田中要次)
矢田部薫(鈴木砂羽)
志村 守(石丸謙二郎)
高木克也(辰巳琢郎)

脚本・主題歌など

【脚本】
飯野陽子
【原作】
恩田 陸(集英社)
【音楽】
山下康介
【演出】
松岡孝治

ページトップへ