ドラマDモードシリーズ
「トトの世界」

初回放送

2001年10月16日(火)から放送[連続5回]
毎週火曜午後11時  総合

ストーリー

心に傷を抱える女の子・真琴が、言葉を話せない野生の少年に出会う。少年は真琴から言葉を教わり、真琴は少年から忘れていた大切なものをもらい、そして、自分を取り戻してゆく・・・

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各回のあらすじ

第1回「オカエリ」
羽生田真琴(市川美和子)はファミリーレストランで働いている。
仕事仲間とも折り合いがあわず、孤独な真琴の唯一の「友達」は、近所の山に住んでいる『捨て犬』だった.....。
ある日、その山の洞窟でホームレスの死体が発見される。
その事件の翌朝、いつものように、犬にあげるサンドイッチを持ち山へ向かうと、ボロボロの衣を纏い、負傷した少年(喜瀬健)を見つけ、家に連れて帰る。
少年はいつも真琴が空想して遊ぶ『作り話』の主人公『トト』に似ていた。
いつもカウンセラーの笹目結子(小林聡美)に
「『トト』は私のかけらなんです」と語っていた。
『トト』に向かって語りかける真琴だが、少年は何も話さない。
カウンセラーの結子は、トトを見ると「彼は言葉を教わっていない野生児なのでは...と話す。
同時に、真琴のことを「母親のように思っている」と話す。そして、真琴と『トト』の生活が始まった。

第2回「アッタカイ」
『トト』(喜瀬健)は母親に甘えるように真琴(市川美和子)に甘えるが、何かに怯えるかように、夜な夜な泣き叫ぶ。どうやら、洞窟で死んだ父親を思っての行動のようだ。
そのたびに真琴は『トト』を抱いて落ち着かせる日々が続く......。
『トト』の深い孤独を救うため、真琴は『トト』に言葉を教えようとするが、思うようにいかない。
真琴の母・瑞穂(大谷直子)は「そんなことは役所の仕事だ」と不満の様子だが、彫刻家で別居中の父・辰起(大杉蓮)は、瑞穂とは裏腹に、真琴を静かに見守る。
「木-」「森ー」....と『トト』の目に映るもの全てを言葉で教えようとする真琴。
楽しそうに真琴を見守る『トト』からは言葉が出ない.....。
急に哀しくなり、やけになってその場を走り去った真琴だが、途中で転んでしまう。その時、「マコチョー!」と呼ぶ声が聞こえた。『トト』は言葉を話し始める。

第3回「マコト、スキ」
真琴(市川実和子)の幼なじみで、カメラマンの山形明巳(村上淳)は、死体発見時のトト(喜瀬健)の死体を新聞に掲載する。
一方、真琴のかかりつけのカウンセラー・笹目(小林聡美)は『トト』を児童相談所に預けるよう真琴に勧める。笹目の意見に反対し、孤立する真琴を「マコト、スキ」と慰める。
深夜、真琴と『トト』は家を出て、笹目や両親のもとから姿をくらます。
二人はやむなく山形を頼り、知り合いのスナックのママ・泰子(SILVA)の紹介でアパートを借りる。
泰子は未婚の母で、スナックの雇われママをしながら、ゴスペルのシンガーとして教会で歌っていた。
真琴が働きに出ている間、退屈をしていた『トト』はある日、泰子の娘・円(小野寺華那)と会話するうちに、次第に自我に目覚めてゆく...
第4回「トト、ダレ?」
バーのママ・泰子(SILVA)の娘・円(小野寺華那)と接するうちに、『自分は誰の子なのか?』自我に目覚めた『トト』(喜瀬健)。
真琴(市川美和子)は自分のもとから『トト』が離れていってしまう不安に脅える。
一方、暁巳(村上淳)は『トト』について調べていくうちに手掛かりとなる連絡を受けた。連絡主である比方高校の教師をしている森野(中島ひろ子)に会うため漁村・比方町に向かう。そこは行方をくらましていた棚橋(光石研)の故郷でもあった。
そして、暁巳はいままで謎だった、『トト』の過去に、ついに辿り着く。
また、暁巳は比方町で棚橋にも会い、行方不明の『トト』の母親について訪ねるが、
棚橋は口を開かない..。
そして暁巳は街に戻り、『トト』を比方町へ連れて行こうとする。真琴は猛反対するが...


第5回「ココロ、イタイ」
『トト』(喜瀬健)と別れた真琴(市川実和子)は家に帰り、両親に優しく迎えられて、立ち直ろうとする。
一方、『トト』は暁巳(村上淳)に連れられて比方町に着いた。
故郷の町で、『トト』は、はじめて自分の祖母・トク(楠有子)に会う。
祖母の中に母の面影を見出す『トト』であったが、母が過去に町の開発事業から水質が汚染されていることを知った業者と棚橋(光石研)に殺された事が明らかになった。
真琴も深い後悔に囚われていた。「『トト』は自分に出会わずに言葉も覚えなければ、憎しみも悲しみもない森の中で幸せに暮らせただろうに....」と......
『トト』と離れて、やっと自分のエゴでなく、『トト』の気持ちを理解する真琴。
『トト』に初めて会ったあの森で、再び『トト』に「会いたい」と思う真琴。
「あのとき」のように、『トト』の声がこだまとなって聞こえてくる。
『トト』は帰ってきた。真琴の「ココロ」が「イタイ」と『トト』の『ココロ』も
同じように『イタイ』のだ。
数日後、真琴の家で、父・辰起(大杉漣)が作ったマリア像の前で、亡くなった『トト』の父と母の葬儀がささやかに行われたのだった..。

キャスト

羽生田真琴(市川実和子)
トト(喜瀬 健)
笹目結子(小林聡美)
山形暁巳(村上 淳)
羽生田辰起(大杉 漣)
羽生田瑞穂(大谷直子)
瀬戸泰子(SILVA)

脚本・主題歌など

【脚本】
大森寿美男
【主題歌】
SILVA「アメージング・グレース」
【音楽】
オノ・セイゲン

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