時代劇シリーズ
「秘太刀 馬の骨」

初回放送

2005年8月26日(金)から放送[連続6回]
毎週金曜午後9時15分 総合

ストーリー

藤沢周平の傑作小説「秘太刀 馬の骨」を主演・内野聖陽でドラマ化。北国の小藩に、謎の秘剣を求めて、江戸からやって来た一人の剣客・石橋銀次郎は、6人の剣客と一人ずつ、死を賭して闘ってゆく…。

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各回のあらすじ

第1回 「命」
北国の初夏。馬の首の骨を一刀両断するという、謎の秘剣「馬の骨」を求め、江戸から石橋銀次郎(内野聖陽)がやって来る。国もとに銀次郎を呼んだのは、伯父の家老・小出帯刀(近藤正臣)である。早速、近習頭取・浅沼半十郎(段田安則)を介添人に、「馬の骨」の創始者がいた矢野道場を訪ね、当主・藤蔵(小市慢太郎)に試合を申し出る。伝承されていないと断られるが、銀次郎は握っていた弱みで藤蔵を脅迫し、木刀で試合をする。

第2回 「武士にあるまじき者」
秘太刀の継承者は誰か? 銀次郎(内野聖陽)は矢野道場の高弟五人と戦う。一人目は沖山茂兵衛(六平直政)。試合拒否の沖山に、収賄の事実ありと脅迫し立ち合わせるが銀次郎はあばらを折る大けがをし、沖山は馬の骨の使い手ではなかった。傷の手当をする女中の多喜(麻里也)に銀次郎はひかれる。2か月後、内藤半左衛門(本田博太郎)に試合を望むが拒否され、銀次郎は、内藤と亡き息子の嫁(小松みゆき)とが怪しい仲だと疑う。

第3回 「拳割り」
銀次郎(内野聖陽)は、内藤半左衛門(本田博太郎)を立ち合わせるため、亡き息子の嫁(小松みゆき)との間に不義があったとする偽の証人を仕組む。試合で、内藤は銀次郎を殺しかねない剛剣を振るう。次の相手、長坂権平(尾美としのり)は生来の気弱さから御前試合に負け、家禄が減らされ、妻・登美(中原果南)が実家に戻っていた。「男らしく闘えば登美は帰る」と口説き、試合となるが、2人とも秘太刀の使い手ではなかった。
第4回 「甦(よみがえ)る対決」
明けて2月、銀次郎(内野聖陽)は飯塚孫之丞(音尾琢真)を脅して立ち合いを迫る。5年前、孫之丞は御前試合で井森敬之進(尾崎右宗)とともに、ほれた素女(粟田麗)を賭けて戦った。素女は男前の敬之進を選ぶと思い込み、勝ちを譲ったのだ、との脅しに屈し孫之丞は銀次郎と立ち合う。だが本気は出さずに負ける。ならばと銀次郎は敬之進に「孫之丞と再試合し男の決着をつけるべきだ」とたきつけて、2人に必死の試合を仕組む。

第5回 「最後の一人」
高弟五人、最後の一人は北爪平九郎(高橋和也)である。夜、亡兄の妻の家に通う平九郎を、銀次郎(内野聖陽)は尾行、不義ではないかと疑い試合に持ち込む。だが北爪は「馬の骨」の使い手ではなかった。その夜、帯刀(近藤正臣)が銀次郎の命を狙っていると知り、銀次郎は赤子を抱いた多喜(麻里也)と屋敷を逃げ出し、国境に向かう。赤松織衛(森聖二)らに追われ、戦いとなるが窮地を脱して、半十郎(段田安則)の家に逃げ込む。

第6回 「暗闘」<終>
石橋銀次郎(内野聖陽)は半十郎(段田安則)と北爪(高橋和也)の屋敷に行き、帯刀(近藤正臣)の陰謀を語る。7年前、帯刀は己の罪を隠すため、先の殿に偽りの密告をした。望月家老は殿の刺客に「馬の骨」で殺された。この真相を若殿が知り側用人石渡(今井朋彦)に帯刀の罪の生き証人調べを命じる。帯刀は石渡の動きを察知し、己が身を守ろうと、銀次郎に秘太刀探しを命じたのだ。石渡が国もとに到着し、帯刀の終えんが近づく。

キャスト

石橋銀次郎(内野聖陽)
浅沼半十郎(段田安則)
浅沼杉江(南 果歩)
小出帯刀(近藤正臣)
多喜(麻里也)
矢野藤蔵(小市慢太郎)
沖山茂兵衛(六平直政)
内藤半左衛門(本田博太郎)
長坂権平(尾美としのり)
飯塚孫之丞(音尾琢真)
北爪平九郎(高橋和也)

脚本・主題歌など

【脚本】
山本むつみ
【原作】
藤沢周平
【音楽】
近藤等則

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