時代劇シリーズ
「蝉しぐれ」




初回
放送

2003年8月22日(金)から放送[連続7回]
毎週金曜午後9時15分  総合

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各回あらすじ

第1回「嵐」
東北の小藩の夏。牧文四郎(40・内野聖陽)は、前藩主の側室で初恋の女性・ふく(38・水野真紀)と20年ぶりに再会し、波乱の青春を振り返る。下級武士の子・文四郎(15・森脇史登)は、隣家の娘・ふく(13・伊藤未希)と淡い恋を育む。18歳の秋、城下を洪水が襲う。義父の助左衛門(勝野洋)が農民の為に働く姿を見て、文四郎は父のようになりたいと誓う。だが、助左衛門は世継ぎ争いに加担した罪で捕らえられる。

第2回「蟻のごとく」
父の助左衛門が切腹と決まり、文四郎(19)は最後の別れに臨む。「わしを恥じてはならん」父の言葉を胸に刻む。翌日、父の亡骸を荷車で引き取る。若者が「謀反人の子」と嘲笑する。ふく(17)が駆けつけ、二人で蟻の如く荷車を引く。家禄は減らされ、母・登世(竹下景子)と長屋に転居する。或る日、江戸に奉公に出る、ふくが挨拶に来る。折悪しく不在で、ふくは文四郎に会えぬまま旅立ってしまう。

第3回「ふくと文四郎」
1年半後、父に切腹を命じた主席家老の里村(平幹二朗)が、文四郎の処分を解く。家禄が元に戻され、出仕はまだだが郡奉行支配・山村見回りとなる。母・登世と歓びに浸る。一方、江戸の藩邸に奉公に出ていて、藩主の手が付いて身篭った・ふくは、世継ぎ争いの陰謀で流産する。文四郎は、道場主の石栗弥左衛門(石橋蓮司)から、秋の奉納試合に勝てば、秘剣村雨の技を授けると伝えられる。

第4回「秘剣村雨」
奉納試合に見事勝って、文四郎は無敵の剣・秘剣村雨を伝授される。そして、父の非業の死から4年、文四郎は漸く村廻りとして働きはじめ、そこで事件の真相を知る。父は代官の不正を糾そうとして、切腹させられたのだった。一方、再び藩主の御子を身篭った・ふくは国元へ帰り、欅御殿で密かに出産する。だが、里村家老の一派は、母子の命を狙っている。その里村から、文四郎は呼び出される…。
第5回「罠(わな)」
文四郎は家老の里村より、反対派の陰謀から守るために、欅御殿からふくの御子をさらって来いと命じられる。それは明らかに陰謀で罠だったが、ふくと御子の命を救うために、文四郎は生涯の友・小和田逸平らとともに、欅御殿に向かう。ふくを村役人・藤次郎の家に逃がして、文四郎らは、ふくの警護役・磯貝主計とともに、乱入する里村派の賊に立ち向かう…。

第6回「逆転」
文四郎は最強の敵・犬飼兵馬を「秘剣村雨」の技で倒す。ふくと村役人の家で合流した後、文四郎一人がふくと御子に付き添い、舟で城下に入り、里村派と対抗する横山家老に身を寄せ、陰謀の全てを語る。ふくと別れた文四郎は、里村の屋敷に向かう。死者に代わり、里村に一言恨みを言いたかったのだ。

第7回「歳月」
文四郎は横山家老から論功行賞の沙汰を聞く。30石の加増だった。そして20年近くの歳月が流れる。鄙びた宿で、郡奉行となった文四郎と、殿様の没後1年、出家を控えたふくが、生涯でただ一度の逢瀬の時を得る。二人は思い出を語りあう。そして「今生の未練を残したくない」とのふくの愛に、文四郎は…。

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