時代劇シリーズ
「逃亡」




初回
放送

2002年1月11日(金)から放送[連続5回]
毎週金曜午後9時15分  総合

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各回あらすじ

第1回「女と影」
文政12年(1829年)3月に発生した江戸の大火は伝馬町の牢にも迫り、牢奉行の判断で入牢者たちは一晩限りの約束で解き放たれる。
その中に、賭博の微罪で牢送りになっていた源次(上川隆也)の姿があった。
避難場所の回向院へと急ぐ源次は、お仙(原田美枝子)という女が襲われる場面に出くわす。
お仙を助ける源次だが、それはかつて源次を捕らえた岡っ引・梅三郎(宅麻伸)が仕掛けた『罠』だったのだ。
刻限までに回向院に辿り着かなければ脱獄囚とみなされ死罪になってしまう.......焦る源次だが、梅三郎に再び捕らえられ監禁されてしまう。
むりやり脱獄囚にされてしまった源次は、見張りの老人・卯平(井川比佐志)の好意で梅三郎のもとを脱するが、それは辛く孤独な逃亡生活の始まりだった.....。

第2回「音と女」
源次(上川隆也)は錺師・伝兵衛(神山繁)の家に逃げ込み匿われる。
そこで源次は美しい娘・お蝶(野波麻帆)と出会う。
夜、源次は物音に目を覚ます。
それは伝兵衛とその息子・伝助(加藤久雅)が地下で贋金を作る音であった。
自分にも贋金作りを手伝わせようとしている父子の企みを知った源次は逃げ出す決意をする。
その源次に自分も連れて行って欲しいとお蝶が懇願する。
お蝶は伝助に強引に言い寄られ、思い悩んでいたのだ。
二人は夜の街を必死で逃げる........。

第3回「女と橋」
伝兵衛(神山繁)の家から逃げた源次(上川隆也)とお蝶(野波麻帆)は、再び卯平(井川比佐志)に助けられ、長屋に匿われる。
翌朝、源次の足手まといにはなりたくないとお蝶が姿を消す。
源次は必死で探し回るが、お蝶は見つからない。
お蝶はお仙(原田美枝子)の営む料亭で働き始めていた。
ここで、源次の人相書きが町中に出回っている事を知り、源次の身を案じたお蝶は駆け出す。
橋の上で再会した二人は互いの気持ちを確かめ、夫婦になることを誓う。
そして二人で江戸から逃げようとしたところに、『まむしの梅三郎』(宅麻伸)が現れる。
第4回「女と河」
梅三郎(宅麻伸)が源次(上川隆也)を付け狙うのは、先代からの遺恨であった。
ついにお蝶(野波麻帆)が梅三郎に捕まってしまう。
源次のねぐらを厳しく問う梅三郎にお蝶は頑として答えない。
やがて同情したお仙(原田美枝子)がお蝶を逃がすが、梅三郎の手下がその後をつける。
梅三郎はお蝶に乱暴し、源次を待ち受ける。
帰ってきた源次に、「お蝶が心変わりをし、ねぐらまで教えた」と梅三郎は嘘を告げる。
信じた源次は激しく絶望し一人遁走する。
一方、お蝶は自ら川に身を投げる。

第5回「女と風」
源次(上川隆也)はお蝶(野波麻帆)に裏切られたと信じ復讐の思いに駆られるが、梅三郎(宅麻伸)の陰謀であったことが分かる。
お蝶が川に身を投げたことを知った源次は、 絶望し都を去る決意をする。
一方お蝶は、伝兵衛(神山繁)親子に助けられ、一命をとりとめていた。助けてくれた伝助(加藤久雅)の求婚を受け入れる。
その頃、お秋(浅丘ルリ子)は、実の兄、黒岩(石橋蓮司)を訪ね、贋金作りが幕府に露見していると告げる。

第6回「女と光」
江戸を去る源次(上川隆也)にお蝶(野波麻帆)は生きていたと卯平(川井比佐志)が知らせる。
伝助(加藤久雅)との婚礼の席からお蝶を連れ去り源次は逃げる。
行く手に立ちふさがる梅三郎(宅麻伸)。
追いつめられた源次は刀を奪い取り、梅三郎の喉に突き立てる。
そこへ岡っ引たちが駆けつける。悪事が露見し梅三郎はお縄になる。この頃、お秋は贋金の黒幕、兄・石川を自ら自害に追い込んでいった。
自由の身となった源次は、故郷でお蝶と幸せになることを誓い、江戸を旅立っていく。

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