過去の放送2017年度

新テストにも対応!今から使える“モヤモヤ”成績アップ法

2017年4月24日(月) 放送

新テスト対応! いま注目の“正解が一つではない”問題の解き方を伝授。得点アップのキーワードは「モヤ感」!? 城島顧問とゼミ生がグループワークに挑戦! 名解答連発!? 面白勉強動画「どぶろっくの試験に出る勘違いコトバ」もあるよ!

センター試験に替わって2020年度から始まる「新テスト」。暗記だけでは解けない記述式の問題が増えるんだ。
そこで、「新テスト」を解くために必要なチカラと、その対策を紹介。現在の記述式問題を解くヒントにもなるので、明日から実践できるぞ。考え方やポイントをチェックしよう!

出演:どぶろっく、石川一郎

新テストってどんな問題?

まずは、次の問題を考えてみよう。

実はこれ、2015年の東京大学(前期入学試験)で、実際に出題された問題。今までの試験問題とはちょっと違っている。新テストでは、このような問題が出される可能性があるんだ。
マークシートで正解を選ぶだけの問題とは違って、「自分の考えをまとめて表現する」ことが求められている。

問題を解くポイント

この問題で正解するには「状況を説明」して「自分の考え」と「そう思った理由」を書くことが必要になる。もちろん「自分の考え」は人それぞれ。つまり「答えは一つでない」ということ。「もしかして、〇〇では?」という視点で考えてみよう。

  • まず「状況を簡単に説明」とあるから、イラストの状況(事実)を書く
  • 次に「あなたが思ったことを述べよ」とあるから、どう感じたか「自分の考え」を書く
  • そして、なぜそう考えたのか「理由」を書く
<解答例>

この人は鏡を見て驚いている。普通の鏡なら外見をそのまま映すが、この鏡は人の心を映しているのではないか。そんな鏡があれば、とても便利だろう。

  • 状況を説明:鏡を見て驚いている
  • 自分の考え:心を映しているのではないか
  • 理由:便利である

※実際の問題は自由英作文の問題です。

新テストには、どんなチカラが必要?

これまでのテストとは違う新テスト。対応するためには3つのチカラが必要になる。

知識や技術
学校で学んできた知識や技術を活用する。
思考力・判断力・表現力
知識や技術を使って、自分なりにアウトプットする。
協働(人と関わる)
「協働」とは、同じ目的に向かって協力して働くこと。
問題に対して意見を言い合い、ひとつの答えを出す。

これらの力が重要視されるようになったのは、「実践的な知識活用能力」と「社会への適応力」を見極めるためなんだ。
社会では仕事の相手や状況によって、説明する方法やコミュニケーションの方法を工夫する必要がある。
つまり、どんな状況にも対応できて、知識を使いこなす能力が求められるということ。

新テスト、もうひとつの理由

新テストの導入にはもうひとつ大きな理由があるんだ。それは、AI(人口知能)。

AIが人間の仕事を奪う!

海外の研究によると、28年後の2045年、AIが人間の仕事の約半分を奪ってしまうと予測されている。大量の情報をもとに判断するような仕事は、今後AIに奪われてしまうかもしれない。

AIに負けないためには?

AIよりも人間のほうが優れている能力。それは、新しいこと考えて想像するチカラ「思考力」!

AIは、過去の情報を組み合わせたり計算したりする能力には優れている。でも、想像して新しいものを生み出すことは、まだ難しいとのこと。だから、AIに負けないためには、今から思考力をつけることが大切!
そのために導入されるのが「2020年度の新テスト」なんだ。

「2020年はまだまだ先」だと思ってないかな? でも、新テストのような問題は、すでに東京大学だけでなく慶應義塾大学や早稲田大学などでも出題されている。つまり、みんなが受験する学校の試験に、いつ出てきてもおかしくないということ。
今のうちから準備しておこう!

新テストと今までのテストの違いは?

新テストと、これまでのテストの違いを、「フランシスコ・ザビエル」を題材にした3つの例題で見てみよう。

フランシスコ・ザビエル(1506~1552)イエズス会の宣教師。1549(天文18)年鹿児島へ。日本に初めてキリスト教を伝えたとされる。

A問題 知識を問う

シンプルに知識が問われる。例えば、このような出題になる。

問題:この人物の名前を答えなさい。

B問題 知識をまとめる

問題から内容を読み取り、要約する能力が問われる。

問題:ザビエルが日本に来た理由はなんですか? 50字以内で答えなさい。

知識を問うA問題と、知識をまとめるB問題。みんなが受けているテストでよく出題されるのは、この2種類。難関大学になるほどB問題の割合が大きいんだ。
共通して言えるのは、どちらも「正解」があること。

C問題 自分ならどう考えるか

自分ならどう考えるかが問われる。通称「if問題」。

問題:もしあなたが、ザビエルの布教活動を手伝うとしたら、ザビエルに対してどんなサポートをしますか?

勉強した知識をもとに自分の考えをまとめて答えると、ただの思いつきではない説得力のある内容になって評価されるぞ!

超重要キーワード「モヤ感」

C問題を解くためのキーワード「モヤ感」

モヤ感とは、問題に対して「どうしてだろう?」と疑問をもつこと。
もやもやと疑問を持つと、なぜだろうと理由を考える。本で調べたり、いろんな人に聞くことで知識が増える。そうすることで、知識や発想が広がり「自分なりの考え」が生まれるんだ。
学校で学んだ内容に「モヤ感」を持つと知識が広がりやすいぞ。

思考力アップのみなもと「モヤ感」。絶対に忘れないように!

問題にチャレンジ!

「モヤ感」を使って、次の問題にチャレンジしてみよう!
考える第一歩は「モヤ感」を持つこと。「どうしてだろう?」という疑問を出すところから始めてみよう。

ゼミ生のチャレンジ

番組では、ゼミ生が「城島チーム」「江口(どぶろっく)チーム」の2つのグループに分かれて問題にチャレンジ。
グループワークは新テストに必要な力の一つ「協働」のチカラを鍛える練習になるんだ。

それぞれのグループがどのような答えを出したのか見てみよう。

<城島チームの答え>
モヤ感
より良い社会って何?
解答
「ゴミを入れたら、違うものがでてくるリサイクル自動販売機」
お金がなくても、ゴミを集めて違うものに替えられる。環境にもよく、経済的に貧富の差もなくなる。

(石川一郎先生のコメント)
「よりよい社会をつくるため」という部分が押さえられているので、とてもすばらしい解答だと思います。

<江口(どぶろっく)チームの答え>
モヤ感
あるとうれしい自動販売機って何?
解答
「ぬくもりを得られる自動販売機」
人間にしかできないようなことを自販機に取り入れようと考え、ぬくもりをテーマに。握手ができる、ハグしてくれる、拍手してくれるなど、人間のあたたかさを伝えるステキな自動販売機。

(石川一郎先生のコメント)
「ぬくもり」というキーワードでまとめたところが良いですね。ひとつの言葉にまとめるのは、けっこう難しいんです。

グループワークの意味

グループワークでは、自分以外のいろんな意見を聞くことができるのがポイント。「えっそんなことあるの」というように自分ひとりでは思いつかなかったような意見が聞ける。そこから、さらに新しい考えが生まれることも。
特に正解のない問題では、いろんな人の意見を聞くことが大事になる。

社会では、会議や営業などで、いろんな人たちとコミュニケーションをとることになる。そこで出てくる多様な意見をまとめて、一つの答えを導き出す。グループワークは、その練習にとても効果があるんだ。

ニューベン動画クラブ

受験に役立つ勉強のポイントが楽しい動画でわかる「ニューベン動画クラブ」。
今回はテストに出てくる「日常使っているけど、本来はこういう意味だった」という言葉を動画で紹介する。題して「どぶろっくの試験に出る勘違いコトバ」。
是非、チェックしてみよう!

出演:どぶろっく