過去の放送2017年度

英語が苦手でも大丈夫!“留学”のススメ

2017年10月2日(月) 放送

高校生もOK“海外留学”のススメ/壇蜜が語る!留学の魅力/英語ができないとダメ?お金はどれくらいかかる?疑問や不安にとことん回答/スカイプ中継!留学女子の現地報告/返済不要!文科省の奨学金制度を紹介

海外留学ってあこがれちゃうよね。
でも、留学するにはどうしたらいいのかな? 英語がしゃべれなくても大丈夫なの? お金はどれくらいかかるの?
そこで、今回は最新の留学事情を紹介しちゃうぞ。

出演:キンタロー。、壇蜜、西川朋子(文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」担当)

留学ってどんな学校に通うの?

留学したらどんな学校に通うんだろう。よくあるパターンは次の2つ。

現地の高校
現地の高校で、現地の学生と一緒に、いろいろな科目を現地の言葉で学ぶ。
語学学校
世界各国から来た留学生と一緒に、留学先の言語を学ぶ。

ほかにも、途上国の支援活動をするボランティア留学、現地の企業で研修を受けるインターンシップ留学など、学校に通わない留学だってあるんだ。

経験者が語る! 留学して良かったこと

留学してよかった!ってことを経験者にアンケートしたぞ。
その中で、多くの人が答えたのが「考え方が変わった」「目標が見えた」の2つ。

留学して考え方が変わった!

森川詩織さん(高校3年生)

留学経験:高校1年生のとき、ニュージーランドへ2週間

海外の文化を知りたくて留学しました。留学する前は、気の合う人としか関わろうとしなかったので、自分と似た雰囲気の子とばかり一緒にいました。
留学先では、ハグが当たり前。男の人ともです。スキンシップはあまり得意ではなかったけど、実際にやってみると当たり前になったんです。帰国後は、プレゼン能力を競うコンテストなどに積極的に参加したりして、いろいろなタイプの友だちが増えました。

木村穂乃さん(大学2年生)

留学経験:中学校3年生でのアメリカ留学から始まり、マレーシア、シンガポール、韓国、フィリピン、ラオスなど、これまで6か国、10回の留学を経験

いろんな国の文化に触れるたびに、新たな価値観を発見できるのが楽しくて、留学にどっぷりハマってしまいました。とても印象に残っているのが、高校3年生のときの韓国留学です。日本と韓国の高校生が100人近く集まって、ビジネスについてさまざまな意見を交換するというものでした。
日本でニュースを見ていると、韓国の人は日本にあまり良いイメージを持っていないように感じました。だから、切り込んだ深い話や政治的な話はしないほうがいいのではないかと思っていました。でも、仲良くなった韓国人と、最後の夜には領土や歴史認識の問題などを、冗談を交えながら思いっきり話せました。予想外の出来事でした。

藤井真理奈さん(大学2年生)

留学経験:高校2年生のとき、インドネシアへ11か月

インドネシアの人は良くも悪くもすごくマイペースです。授業が始まっているのに先生が来なくて、職員室に行ってみたらお菓子パーティをしていたり。最初はイライラしてたけど、時間がたってくると「別にそれでもいい、違うけど違うだけ」だと思って、受け入れられるようになりました。
その経験が、日本に帰ってきてからも生かされています。ちょっと自分と違う人と会っても寛容になれたと思います。

キンタロー。

留学経験:高校時代にカナダへ2度留学

カナダでは、思ったことを全部しゃべります。だから、陰口があまりないんです。

壇蜜

留学経験:大学時代にアメリカへ語学留学

実際に現地に行ってみなければわからないことはたくさんあります。最終的に、日本に帰ってきて、留学経験をどう捉えて次を生きていくかだと思います。留学の価値は、それで決まると思います。

留学して目標が見えた!

原里英さん(大学1年生)

留学経験:高校1~2年生のとき、アメリカのオレゴン州の高校へ1年間

留学に行ったら人見知りが直せるかと思って、修業のつもりで行きました。留学に行くと初対面の人ばかりで、初対面の人と会うという壁はとれたと思います。
留学中、時間はたっぷりあったので、自分の進路を考える機会がありました。
オレゴン州には、果樹園が多くあります。ワイナリーや、見渡す限りのブドウ畑を見て圧倒されました。週末には、毎週のようにホストファミリーにハイキングに連れていってもらいました。自然に囲まれる1年間を過ごすうちに、将来やりたいことが見えてきたんです。私のやりたいのは農学系かなって。
帰国後、猛勉強の末、京都大学の農学部に合格しました。

貝瀬愛理さん(大学1年生)

留学経験:高校3年生のとき、カンボジアへ1か月間ボランティア留学

テレビやパソコンでしか見たことのない途上国の実態を自分の目で見たいと思って、留学を決意しました。現地では、世界各国の高校生と一緒に、子どもたちに勉強を教えたり、生活環境を改善するためのボランティア活動に参加しました。
フランスやスペインなど、ヨーロッパの人たちが22人いて、その中で日本人が2人です。
子どもたちの生活は想像を超えて過酷なものでした。幼稚園や小学校ではトイレがすごく汚くて、トイレットペーパーではなく汚い水で洗っていました。子どもたちは、みんな歯が溶けて真っ黒で、そもそも歯ブラシの持ち方を知りません。それも1から教える感じだったので、文化の違いにはすごくビックリしました。
そんな過酷な状況を目の当たりにして、将来も途上国の支援活動を続けたいと堅く決意しました。

この留学で、もう一つ実感したことがあります。
カンボジアのことばはクメール語なのですが、スタッフや同級生のボランティアスタッフに話すときの共通語が英語だったんです。みんな3か国語をしゃべるのが当たり前なんです。私は英語ひとつもままならなくて、自分の伝えたいことも伝えられない。しっかり英語を学んで、なおかつもうひとつの言語を習得しなくてはいけないと思いました。
帰国後、大学に進学して、将来発展途上国の支援に関わるために、英語はもちろん、スペイン語も勉強しています。

池田武史さん(大学1年生)

留学経験:水産高校3年生のとき、カナダへ1か月間

留学前は漁師になりたいと思っていましたが、現地の水産会社を見学して、日本にいたときには考えもしなかった夢が見えてきました。アジアと日本を結ぶ仕事をしてみたいと思ったんです。
将来は、商船、タンカーやコンテナ船などの仕事もしてみたいと考えています。

藤井真理奈さん(大学2年生)

留学経験:高校2年生のとき、インドネシアへ11か月

現地のオランウータンの保護施設に行って、すごくかわいいと感じて、ここで働きたいと思いました。
獣医学部だと就職しやすいとわかって、獣医学部に進学を決めました。

壇蜜

留学経験:大学時代にアメリカへ語学留学

私は、目標の前に自分の限界を知ったんです。
英会話のスキルも上がらない、勉強自体もかんばしくない。困ったけど自分から動かないといけないと考えているとき、外国の方に日本語を教えるボランティアの募集を見つけました。このボランティアならできると思いました。英語で会話をしながら、日本語を教えるという、織り交ぜた教育を自分に課しました。
その結果、現場に親しむことができて、留学先の大学で日本語教員の免許をとるカリキュラムを無事終えることができました。
苦手とか限界とかを知ってからの目標もあるんです。

みなさん、留学先で貴重な経験をしたんだね。
海外の文化や人に触れると、自分の新たな一面が見えてくるんだ!

留学中の高校生に気になることを聞いちゃおう!

留学ではどんな生活が待っているのか気になるよね。
そこで、現在ニュージーランドの高校に留学中の丹下櫻子さん(高校2年生)にスカイプをつないで、いろいろ質問をしてみたぞ。

Q.現地の学校では、どんな授業うけてるんですか?
ニュージーランドでは、留学生向けの英語のクラスが充実しているので、そういう授業を受けたりします。現地の子と一緒に、体育や数学の授業も受けたりします。
Q.授業で使われている英語は難しくないんですか?
最初は、全然何を言っているのかわりませんでした。でも、先生や周りの子が助けてくれました。
Q.留学前に不安はなかったですか?
飛行機にきちんと乗れるのか不安でした。ニュージーランド国内で乗り換えがあったんです。でも、空港の方に尋ねたらちゃんと教えてくれました。
Q.日本のご飯より、そちらの方が大きかったりするんですか?
大きい肉がドーン!みたいな感じで、めっちゃ多いです!
Q.外国人の異性の方と恋愛に発展することはありますか?
周りにいる日本人で、付き合っている子がいます。
Q.目標が見えた、考え方が変わった、そんな経験はしましたか?
もっと自分のやりたいこととか、どんどん言っていいんだと思いました。「どうしたいの?」と聞かれるんです。積極的じゃないとだめなんです。
Q.留学について迷っている人たちに向けて一言メッセージをお願いします
迷ったり、少しでも行ってみたいと思うんだったら、行ってみるべきだと思います!
みんな助けてくれるので、ぜひ挑戦してほしいです!

留学への不安

初対面の人に囲まれた海外生活、不安はいっぱいあるよね。
高校生100人にアンケートしたところ、留学をためらう理由で多かったのがこの3つ。

  • 語学力
  • 治安
  • お金

留学経験者に、この不安について聞いてみよう!

語学力

不安だという人がいちばん多い「語学力」。言葉が通じるのか不安になるよね。

キンタロー。

留学経験:高校時代にカナダへ2度留学

語学はできない状態で行きましたが、3か月ぐらいで耳慣れして、聞き取れるようになりました。
行ってしまえば、意外に行く前の不安は大したことないんだなって思います。

言葉が通じなかったらどうしようなど、不安はあると思いますが、何とかなることが多いと思います。特に、日本から留学プログラムを組んでいるところは受け入れにも慣れています。ゆっくり話してくれたり、紙に書いてくれることもあります。
(文部科学省 西川朋子さん)

外国語はペラペラじゃなくてもOK!
怖がらずにとにかく伝えようとすることが大切なんだ!

治安

続いては、治安。事件に巻き込まれたらどうしようって、怖がる人多いんじゃない?

壇蜜

留学経験:大学時代にアメリカへ語学留学

逆に怖がるのがいちばん良いと思います。大丈夫、安全、みんないるから平気と思わないで、見たこともない危ないところがあるんだと、自覚したり怖がったりするだけでも身の守り方が変わります。

お金

3つめはお金。留学したいけど、お金がかかるから親に言い出せないよって人もいるよね。

藤井真理奈さん(大学2年生)

留学経験:高校2年生のとき、インドネシアへ11か月

現地は物価が安くて、普通にごはんとおかずとフルーツジュースもついて100円でいいの?みたいな感じです。
すごく遊んだのに、全然お金を使いませんでした。

池田武史さん(大学1年生)

留学経験:水産高校3年生のとき、カナダへ1か月間

ほんとはすごくお金がかかる予定だったんですけど、「トビタテ!留学JAPAN」を使ったので10万円程度で済みました。

1か月間カナダへ留学して10万円だったんだって。ずいぶん安くない!?
その秘密が、トビタテ!留学JAPAN。留学を支援するプロジェクトで、応募して留学が認められると奨学金をもらえるんだ。

<トビタテ!留学JAPANとは?>

文部科学省が2013年に始めた留学促進キャンペーン。政府と企業が協力して高校生・大学生の留学を支援している。
例えば、オーストラリアの高校に1か月留学した場合。費用は航空券代、授業料、滞在費など、全部でおよそ50万円くらいかかる。
でも、そのほとんどを「トビタテ!留学JAPAN」の奨学金で賄えるケースもあるんだ。
その上、この奨学金は返済不要。
※留学の内容によって奨学金の額は変わります。
※30歳以下の年齢制限があります。

トビタテ!留学JAPANは「ハリウッドで映画を学びたい」など、留学のテーマは自由。学校に行かなくても大丈夫。どんなタイプの留学でもOKなんだって。
学力や語学力も関係なし。大切なのは具体的な目的と熱意なんだ!

留学を支援する活動は各地の自治体でも充実してきているよ。
興味を持った人は調べてみてね。

壇蜜さんからのメッセージ

留学や進路に悩んでいるきみたちへ、壇蜜さんからメッセージがあるぞ。

悩んで不安になって当たり前です。不安になりながらも「元を取らなきゃ!」っていうちょっと図々しい気持ちがあれば、絶対に行ってよかったと思えます。
「失敗しちゃったけど、明日から日本でこの経験を生かそう!」と思えるはず。失敗しても成功しても、絶対に身になるんです。

ニューベン動画

受験に役立つ勉強のポイントが楽しい動画でわかる「ニューベン動画クラブ」。
今回は、みんなが勘違いしがちな日本語を歌にのせて教えちゃうよ。題して「どぶろっくの勘違いコトバ」。
是非、チェックしてみよう!

出演:どぶろっく、ゼミ生