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2017年3月17日(金) 夢をお助け!里山暮らしサポーターズ

今、自然豊かな里山に移り住む人が増えています。古民家の周辺にもいろいろな夢をもって移り住んできた人たちがあちこちで頑張っています。そんな人たちをV6長野さんが訪ね、夢の実現をお手伝い!これまで培ってきた里山の楽しみ方や人とのつながりが役に立ちました。夢に向かって頑張る人たちとの出会いは里山暮らしの醍醐味のひとつ。また、新たな元気をいただきました。

スペシャルコーナー 子どもたちとバラを育てたい!花を通して伝えたい思い

サポーターズの3人が訪ねたのは、4年前に里山に移り住み、バラ園を開いた中井結未衣さんです。現在育てているバラはおよそ2000本にもなるそうです。
移り住む以前は、都会の教室で“プリザーブドフラワー”の講師をしていた中井さん。世間に広く知られる前から独自に研究していた先駆者なんです。“プリザーブドフラワー”とは、生の花を専用の保存液や着色液に浸したあとに乾燥させてつくる、花飾り。花の美しさを長く楽しめます。移住したきっかけは東日本大震災。被災した方々を勇気づけようと、現地でプリザーブドフラワーのつくり方を教えていたとき、花自体が持つ“力”を感じ、花は人間にとって水や食べ物と同じように欠かせないものだと認識。実際に自分でバラを育て、その魅力をより多くの人に伝えていきたいと考えたそうです。現在は観賞用だけでなく食べられるバラの栽培にも取り組み、花飾りのほかにもスイーツを教える教室なども開催しています。
今回は中井さんに、バラの“おいしい活用術”を教えてもらいました。まずはバラの花びらを蒸留してつくる“ローズウォーター”。とても甘~い香りですが、飲んでみるとスッキリとした飲み口。ポリフェノールが含まれていて抗酸化作用があります。ほかにも乾燥させたバラの花びらを混ぜ込んだジェラートや、100輪分のバラの花びらでつくったジャムを試食させていただきました。
そんな中井さんには今、かなえたい夢があるそうです。その夢とは“小学校の子どもたちとバラを育てる”こと。自然豊かな場所で育っているとその環境があたりまえになってしまう。そのあたりまえの中にどれだけの恵みがり、どれだけの豊かさがあるかということ。そして同じように季節が巡ってまた同じ種を植える。みなさんがずっと守り続けていることにどれだけの価値があるかを、花の成長を通して知ってもらいたいと考えています。
子どもたちにバラを育てることに興味をもってもらうためにはどうすればいいのか?少し迷っていた中井さんへ、サポーターズ3人からもアイデアを出させていただきました。後日、夢に向かって動き始めた中井さん。さっそく小学校を訪ねました。無事、中井さんの思いは学校のみなさんに伝わり、5月から子どもたちと一緒に鉢植えのバラを育てることになりました。ちょっと興味が薄かった男の子には、長野さんからのアドバイス「女の子にモテるよ~」のフレーズで少しでも興味を持ってもらえればとほほえむ中井さん。子どもたちとのバラの栽培、とても楽しみですね!

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スペシャルコーナー プロボクサーから専業農家に!新たな挑戦

次に訪ねたのは棚田が広がる田園。こちらにも夢を追う移住者がいます。専業農家の田崎暁臣さんです。
田崎さんの前の仕事は、なんとプロボクサー!減量や体調管理のために野菜中心の食事をとっていたそうです。食べるだけだった野菜がどのようにつくられているのか知りたい。その思いがきっかけで農業に興味を持ち、1年半前に移り住み、米や野菜を育てています。そんな農業初心者の田崎さんをサポートしてくれているのはこの地で長年にわたり農業を営む川名俊夫さん。知識と経験が豊富な川名さんと、若くて意欲に満ちた田崎さんの二人三脚で、農業の新たな可能性を模索しています。そのひとつが農業体験ができる宿泊施設です。週末に家族で出かけて野菜や米づくりを地元の人に教わりながら、気軽に里山暮らしを体験できるため、都会に住む人を中心に、今、注目を集めています。田崎さんたちがつくった宿泊施設は、利用者が収穫した新鮮な野菜をすぐに料理できるよう、キッチンを広めにしているそうです。
そんな田崎さんの願いは、料理に欠かせない“ハーブ”を育てられるようになること。農業を始めて間もない田崎さんにとってはハーブは未経験。長野さんたちサポーターズは、古民家でのハーブ栽培歴はもう4年にもなります。今回は田崎さんと一緒にハーブを植えながら、栽培のコツを伝授させていただきました。ハーブはハウス栽培がオススメ。気候に左右されないため長期間収穫できます。まずは耕して柔らかくした土にハーブ専用の土を混ぜます。もみがら・たい肥・鹿沼土・ピートモスなどを混ぜて作られた専用の土は、弱アルカリ性を好むハーブ用にpHバランスが調整されているので便利。ホームセンターなどで手軽に手に入ります。まず、ミントを植える時のポイントは、植える場所を板で囲むこと。ミントは繁殖力が強く、どんどん横に根を伸ばします。板で囲いをしておくことで広がり過ぎるのを防げるんです。タイムやローズマリーは湿気が苦手。そのため、20cmくらいの高さのうねをつくり、植えます。植えるまえに土にたっぷりと水を含ませておくと、根付きやすくなります。ハーブへの普段の水やりは控えめに。肥料も過度にやりすぎない方が丈夫に育ち、香りも強くなります。最後にバジル。こちらは種をまきました。合計で4種類のハーブ。どれも使い勝手のいい種類ですね。
さらに今回はハーブの活用術“掃除用ハーブスプレー”をご紹介。キッチンや窓ガラスなどなどさまざまな場所に使えて、ほのかな香りも楽しめます。作り方は簡単!殺菌作用の強いタイム・ミント・レモングラスを細かく切って、10分ほど煮だします。あら熱がとれたら容器に移し、最後にホワイトリカーを混ぜて出来上がり。(※保存はあまりきかないので、早めに使用して下さい)
さらに自分が育てた大豆で“みそ”をつくってみたいという田崎さん。みその加工をしてくれる人を探していたそうです。サポーターズが里山で知り合った醸造家の及川涼介さんを紹介させていただきました。田崎さんにとって、いい出会いになったようです。人と人とのつながり。田崎さんが移住して感じた、里山暮らしの魅力のひとつかもしれませんね。
※ハーブを生かした料理術。“タイム塩”を使った“豚肉のソテー”のレシピは「畑のごほうび」でご紹介しています。

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