『世界ネコ歩き』誕生のきっかけ&見どころ プロデューサー対談!

なびおとなびこもびっくり!?番組Pが語る『ネコ歩き』のひみつ

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自然&紀行番組で気分はバカンス
プロフィール
『世界ネコ歩き』を担当している村松秀チーフ・プロデューサーと吉成康道プロデューサー。 番組誕生のきっかけや魅力、見どころまでたっぷり対談!!

村松:番組を始めるおおもとのきっかけになったのは、中国四川省の山奥にあるパンダの保護施設から5時間の生中継を行った『きょうは一日パンダといっしょ』という番組(2003年放送)。これを担当していたのが“世界ネコ歩き”の前任プロデューサー・小谷と僕でした。そして、ゲストとして現地においでいただいたのが、岩合光昭さん。このときが、岩合さんとの最初のご縁でした。

その後、2010年にBSデジタル放送10周年を記念して、このパンダの番組がアンコール放送されることに。その際、番組にプラスする形で、まだご存命だった児玉清さんと岩合さんに対談していただいたんです。撮影時に小谷が岩合さんに「今、何を撮りたいですか?」と聞いたら、「ネコ撮りたいね」というお返事が! それで、一度、東京近辺で撮影してみようということになり、その映像を短いながら放送しました。それが“ネコ歩き”の原型ですね。

吉成:もちろん岩合さんは当時からすでに動物写真家として世界的に高い評価を得ているカメラマン。そんな方が都内でのネコの撮影に賛同していただけたのは驚きでした。

村松:かつて自然番組を担当していたこともある僕のなかでは、岩合さんはライオン、ホッキョクグマなど、自然のなかで野性味あふれる動物を撮影される方というイメージでした。動物に対する鋭すぎる眼差しを持って撮影に挑んでいる岩合さんの世界は、やはり圧倒的で、本当にすごいと感じます。

吉成:岩合さんは野生動物を撮ることに対して、一寸も妥協のない厳しい方だとうかがっていたので、当初は大変恐縮しましたし、私のなかでは大先生という感覚でした。それが、ネコの話をされているときの笑顔が、すごくほころんでいて、失礼ながら、少年のように純粋な方だと思ったんです。そんな人柄がネコにも伝わって、これまで放送してきた数々の奇跡のシーンが生まれたのではないでしょうか。

村松:「ネコと一体になって撮影をする」という心持ちが番組のベースにあり、岩合さんご自身も、ネコの世界を一緒に体感して楽しんでいる。そうした岩合さんならではの独特の空気感があってはじめて成立する番組だと思います。確かにすごいシーンもたくさん出てきますし、我々スタッフの間でも、ある種「岩合マジックだね」なんて話もよくしていますが、実はそうでもないネコの何気ないシーンが延々と連なっていくところが『世界ネコ歩き』の最大の魅力。不思議で稀有(けう)な番組です。

吉成:1回1時間の番組を作るのに、実際には10日間ほどかけてじっくりと撮影しています。その膨大な尺のVTRから選りすぐりのシーンが放送されるというわけです。もちろん撮影に協力的でないネコに出会うこともあります。そんな時、岩合さんは「ネコ様次第だから」とおっしゃいます。「自由にならない生き物だからこそ、魅力があるんじゃないかな」とも。岩合さんがそんな気持ちで向き合っているからこそ、ネコ本来の魅力があふれた映像をお届けできていると思います。

プロデューサー対談 後編に続く

 今回にゃびゲーターたちが取り上げた番組はこちらです! 

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