椎名秀亮役 西島秀俊さん

ドラマ10「ブランケット・キャッツ」

家具修繕店を営む主人公・椎名秀亮(しゅうすけ)が、亡き妻が残した7匹の猫を通じて人々の人生に小さな光をともしていくドラマ「ブランケット・キャッツ」。
主人公を演じる西島秀俊さんに、役柄や猫とのエピソード、ドラマ撮影中に起こった小さな奇跡などを伺いました!

――医療ものやアクション作品が続いていた西島さんですが、今回のほのぼのとした作品&役柄はいかがでしたか?

 原作が重松 清さん(代表作に「とんび」「流星ワゴン」など)でしたし、単純に猫と一緒の仕事をしてみたかったので、「やらせていただきたい」と即決でした。ただ、最近は本当に重めで危険な役ばかりだったので、このふんわりとした雰囲気のドラマに最初はどうやって入っていけばいいかと思ったりもしました(笑)。



――演じる椎名秀亮はどんな人ですか?

物語のメインは猫たちによって再生していく人々ですが、僕の役は、その奇跡に立ち会っているという感じです。そして、奥さんを交通事故で亡くしているので、時間がそのときから止まっている人でもあります。

感情なんかも止まっているというか固まっている人なので、監督からは「笑顔はなしで」と言われていました。ずっと仏頂面でいなければいけないし、猫が自分の周りに7匹もいるのに一緒に遊ぶことをしない役柄だったので、撮影中は「なでたい、さわりたい」といった湧き上がる衝動と戦うのは大変でした(笑)。


――動物との撮影は大変そうですが、今回はいかがでしたか?

そんなに大変なことはありませんでした。台本でも読んできたのかというぐらい何テイクでも芝居をしてくれる猫たちで、すばらしかったです。もちろん、1話目を撮影しているときは猫たちも現場に慣れていなくて居心地が悪そうでしたけど、2話目以降は、秀亮が働く店の引き出しの中やバスケットの中など、好きな場所を見つけて落ち着いて撮影してくれました。

猫との演技は本当におもしろく、撮影中はさりげなく猫の注意を引いたりするのが上手くなって、スタッフに褒められたりすることもありました。



――猫との撮影で印象に残っていることはありますか?

7匹みんなかわいかったのですが、ポスター撮影を一緒にした金時(きんとき/役名:キー)という猫は、印象に残っています。体重が8キロもある大きな猫で、顔つきも悪そうに見えるのですが、すごく人に抱きつくのが好きな猫でした。僕の首を両前足で挟むように、人間みたいに抱きつくのですごくかわいかったです。


――さらに、出演者もスタッフも骨抜きになった出来事があったそうですね。

 そうなんです。このドラマの撮影中に、にぼし(役名:むぎ)という猫が子どもを生んで、その子猫も現場に来ていたんです。正直、僕も家に連れて帰りたくなりました(笑)。

 生まれたての子猫ってドラマではなかなか見られないと思いますし、今回そのことが脚本にも反映されて子猫が登場するように変更されたので、楽しみにしていただきたいです。



――最後にメッセージをお願いします。

 7匹の猫たちのかわいさと、そこに巻き起こる小さな奇跡は心がじんわり温かくなるので見てほしいです。秀亮に関しては、亡くなった奥さんとの過去もちょっと出てきますし、秀亮の幼なじみで獣医師の藤村美咲(吉瀬美智子)との関係も見どころだと思います。

 それから僕としては、今回のドラマで猫が得意になったので、また猫の話があれば呼んでいただきたいです(笑)。

プロフィール

西島秀俊(にしじま・ひでとし)
西島秀俊(にしじま・ひでとし)
1971年生まれ。東京都出身。ドラマ「MOZU」(TBS系、WOWOW)、「流星ワゴン」、「ダブルフェイス」(TBS系)、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(フジテレビ系)、映画『Dolls』、『風立ちぬ』(声の出演)、『クリーピー 偽りの隣人』などに出演。NHKの主な作品は、大河ドラマ「毛利元就」、「八重の桜」、連続テレビ小説「純情きらり」、「とと姉ちゃん」など。ことし11月3日より、映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』が、2018年には『散り椿』が公開予定。

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