深山麻子役 南 果歩さん

プレミアムドラマ「定年女子」

現代女性のセカンドライフをリアルな視点とユーモアで描く「定年女子」。苦渋の末、53歳で大手商社を辞めた主人公・深山麻子が、なりふり構わずいろいろな仕事を模索。やがて、社会に対してやらなければいけないことに気づいていく……。恋あり笑いあり涙ありのハートウオーミングドラマです!
そんな麻子を演じるのは、南 果歩さん。役柄と共感する部分や、共演者について伺ってきました!

――深山麻子の魅力を教えてください!

 ひと言で言うと“前向きさ”です。最初は、部長の役職でバリバリ働いている麻子ですが、“役職定年”を上司に言い渡されます。本当だったら絶望し落ち込みますが、それでも麻子は置かれた場所で力を尽くすことを決してやめないところは、人として魅力があるなと思います。

 今の私と同じ年齢の役ですし、仕事をしながらシングルマザーで子育てをしてきたというキャラクターも重なる部分でもありますので、台本にいちいち共感しながら演じています。



――田淵久美子さんの脚本ということで、何か意識されていることはありますか?

 今回は、この脚本にのっとってやっていれば間違いないというぐらい、完成度が高く深みのある物語になっています。麻子の人生観はもちろんなのですが、どの人物にもそれぞれの人生が感じられるんです。それは、誰もが自分の人生の主人公として生きているということで、そういった層の厚さがこの作品の魅力だと思います。

 田淵さんには、最初の本読み(舞台・芸能の専門用語で撮影前に出演者やスタッフが集まりそれぞれのセリフを読みあわせる)のときに、「もっと喜怒哀楽を出して演じてほしい」とアドバイスをいただきました。撮影の前にその言葉をいただいていたので、仕事をしている場面では元気に声を張ったり、女子会などで酔っぱらうシーンのときは大胆にコミカルに演じたりできました。


――演じる麻子と似ていると感じるところはありますか?

スタッフからは「ガサツなところが似ている」と言われましたが(笑)、“前向きさ”は近しいかもしれません。転んでもただでは起きない、何か拾って起き上がるというような。麻子は本当に生命力にあふれパワフルな人なので、撮影は体力勝負ですし、きついと思うときもあります。ただやっぱり今回は、“作っていく楽しさ”の方が勝っている現場です。なかなかこういう作品には巡り合えないので、幸せだなと思いながら取り組んでいます。



――共演する方々もすてきな面々がそろっているんですよね。

麻子の大学時代の友人として、草刈民代さん、清水ミチコさん、石野真子さんが登場します。麻子にはかけがえのない存在で、4人それぞれの持ち味も認め合ってつきあっているんですよね。この4人の撮影は、同世代だからかすぐに共通項が見つかり、いつも笑いっぱなし。すごく癒やされています。共演者のパワーをいただきながら、麻子を生きています。


――男性出演者も麻子の人生を彩りますよね。

麻子とは、なんでも言い合えるような関係性になっていくのが山口祐一郎さん演じる藤原丈太郎。山口さんはミュージカルを主軸として活動されている方なので、今回が初共演です。私的には新人類のような感覚で、彼はものすごくハイテンションなんです。丈太郎も軽い感じの役なので、役柄なのかご本人の性格なのか分からなくなるときがあります(笑)。

そして、町田啓太さん演じる溝口洋介は、新しい風とでも言いますか、これから麻子の大事な場面で手を差し伸べてくれたりしますので、“王子体質”の洋介には注目ですよ。



――最後に、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

 まずは、日本ではあまり描かれない「50代女性の物語」というところは見てほしいです。私も40代になると劇的にお母さん役が増えて、もちろんお母さんもひとつの顔ですが、女性としての顔や仕事人としての顔など、多面的な顔があって一人の人間だと思うので、そこがリアルに描かれていると思います。

そして、「自分で選択して道を歩んでいくということが人生」というような深い人生のテーマも描かれています。その部分は、どの年代の人も共感できると思うので、50代以上の方も、これから迎える方も、楽しめる内容になっていると思います。

 また、私の人生とリンクして見てくださる方も多いのかなと思っていまして、それもまた巡りあわせだと思っています。すごいタイミングで人生は動いていくものなんだと実感しています。この年齢になると、起きてしまったことに対してよりも、そこから先どう生きていくべきかの方が大事だと思うんです。そいう意味で、私はこの「定年女子」という作品に救われましたし、出会えたことに感謝しています。人生への応援歌にもなっているドラマだと思いますので、ぜひご覧ください。

プロフィール

南 果歩(みなみ・かほ)
南 果歩(みなみ・かほ)
1964年生まれ。兵庫県出身。数々のドラマ、映画、舞台で活躍。NHKでは、大河ドラマ「翔ぶが如く」「元禄繚乱」、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」など多数出演。ことし公開予定の映画『Oh Lucy!』、11月下旬に公開予定の『光』にも出演が決定している。

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