谷田部 実 役 沢村一樹さん

連続テレビ小説「ひよっこ」

行方不明になってから2年半。過去の記憶をなくすも、無事奥茨城へと戻った谷田部 実は、谷田部家での生活になじもうとしていた。そんな中、実は自分の代わりに出稼ぎに出ているみね子(有村架純)のため、花の栽培をして家計を助けようとして……。

そんな谷田部 実を演じるのは、沢村一樹さん。共演者や今後の展開について伺いました!

――谷田部 実 役を演じられていかがですか?

撮影する前から、実の記憶喪失の原因は、頭を殴られたからではなく「家族に迷惑をかけてしまう」という精神的なストレスからくるものだということを聞いていました。それを自分の中に落とし込んで、真面目で誠実な“実像”を作っていけたと思っています。

記憶がなくなってからは、もっと素の部分が見えるだろうと思い、そこを意識的に表現しようと思っていました。不安でも険しい表情にならず、見知らぬ女の子が自分の娘だと突然やってきても疑ったりしないような、そんな素直でまっすぐな部分が見えるよう演じました。



――最愛の妻・美代子(木村佳乃)とも再会して、今はまた一緒に暮らしています。美代子との印象的なシーンを教えてください。

印象的だったのは、世津子(菅野美穂)の家から帰るときに寄ったおソバ屋さんのシーンです。美代子は、実といるときはこんな顔になるんだなということがあの1シーンで伝わったと思っています。本当に実のことが好きで、でも記憶がないことも理解して気も使える。本当にすてきな奥さんですよね。

木村さんは気を張ったところがない人なので、僕もリラックスした芝居ができて本当に助かっています。



――みね子との印象的なシーンはありますか?

世津子と美代子が対面したときの有村さんの表情はすごく心に残っています。有村さんの顔が、4歳か5歳ぐらいの幼い顔に見えたんです。感情がないような感じでちょこんと僕らの前に座って、口もきゅっと結んでいるそのたたずまいに、僕が泣きそうになっちゃって困りました。やろうと思ってもできないような、「すごいな」と思わせる表情だったと思います。

それから、台本にはなかったのですが、記憶をなくす前に“お父さんならでは”のシーンを作れないかと監督と話し合ってできたシーンがあります。それが、あのほっぺたを両手で挟むというシーンです。記憶をなくした後にもそのシーンが台本に入っていたので、すごくうれしかったです。



――世津子についてはいかがですか?

僕の中では、実は世津子のことを人として好きで恩人でもある、だからこそあの最後の別れは心に残るものになったと思っています。とても真面目な実だからこそ申し訳ないという気持ちといいますか。そこをどう決着付けていくのか。楽しみにしていてください。


――これから谷田部家は、家計のため花の栽培を計画していきます。

僕は、人生は予測がつかないという意味の「塞翁が馬(さいおうがうま)」という言葉が好きなんです。谷田部家も、これまですごく大変な生活を送ってきましたが、実がもし失踪していなかったらそのままずっと出稼ぎで借金を返し続けていたと思いますし、花をやろうと思わなかったと思います。その1歩の大きさは、あの花で感じてもらえたらなと思います。

それに、記憶をなくしたことで子どもたちのすばらしさ、美代子のすばらしさ、父親(茂/古谷一行)や弟の宗男(峯田和伸)のありがたさに気づけたということもよかったのかなと思います。



――最終回も近づいてきましたが、今後の見どころを教えてください!

これからみんなに次々といいことが続きます(笑)。みなさんが気になっている人たちの伏線が次々に回収されていきます。最終週まで怒とうのような展開になるかと思いますが、どんなふうに見ていただけるか楽しみです。

実に関しては、見てくださるみなさんなりに考えてくださいというような最後になっていると思います。ぜひお見逃しなく!

プロフィール

沢村一樹(さわむら・いっき)
沢村一樹(さわむら・いっき)
1967年生まれ。鹿児島県出身。’96年連続ドラマデビュー。以降、ドラマ「浅見光彦シリーズ」(TBS系)、「警視庁失踪人捜査課」「DOCTORS~最強の名医~」(テレビ朝日系)、「レンタル救世主」(日本テレビ系)に出演。NHKでは、大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」「篤姫」など。2018年の大河ドラマ「西郷どん」では、薩摩藩士・赤山靭負(あかやま ゆきえ)役で出演が決定している。

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