五木みさお役 浜野謙太さん

プレミアムドラマ「男の操」

主人公は、妻に先立たれた売れない演歌歌手・五木みさお。小学生のひとり娘の応援を胸に、“紅白出場”の夢に向かって突き進む、笑いあり涙ありのヒューマンドラマです。

五木みさおを演じるハマケンこと浜野謙太さんは、自身がリーダーを務めるバンド「在日ファンク」のボーカルを務める一方、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』をはじめ、俳優業でも活躍中。そんな浜野さんに、役柄、演歌への挑戦秘話、ドラマの魅力などを伺いました!

演歌歌手の役というオファーが来たときの気持ちを教えてください。

ファンクのバンドをやってきて、ジェームス・ブラウンを愛する僕が演歌を!? と最初はかなり戸惑いました。原作、業田良家さんの『男の操』はすごい人気作品で、お話を頂いてから読んでハマりましたし、音楽を題材にする作品でいい加減なことはしたくなかったので、本当に尻込みしたんです。


共演者の方々も豪華な顔ぶれですね。

ふたを開けたら、今度は共演者の方々のお名前を見てびっくりしました(笑)。だって、妻・純子役の倉科カナさんをはじめ、「とと姉ちゃん」で共演した川栄李奈さん、安達祐実さん、佐藤隆太さんがいて……。皆さん主演クラスの俳優さんばかり! その中で僕が主人公なんて、と思いました。


川栄さん演じるアパートの隣人、春子と急接近!?


でも皆さんとても優しくて、撮影は楽しかったです。スタッフもみんな熱くて、僕は役の五木みさお同様に、周囲の方にすごく支えていただきました。主人公のみさお自身、愛される要素をたくさんもったキャラクターではあるのですが、僕もその人柄に惹かれつつ、演じられたと思います。


ひとり娘の“あわれ”を演じる、粟野咲莉(さり)ちゃんとの息もぴったりでかわいいです!

ドラマの中では「パパ上」って呼ばれているんですが、ほんとにかわいくて。歌にも生活にも行き詰まってしまうみさおを、しっかり者のあわれが応援してくれるから頑張れるというか。でも、みさおは娘にちょっと頼り過ぎかな、とも思っちゃいましたけどね(笑)。

咲莉ちゃんとのやり取りも楽しかったなぁ。撮影の合間に「セリフ練習していい?」と言ったりすると、「パパ上、完璧に覚えてきてね。10回練習してきてね」って怒られちゃう(笑)。でも、カットがかかるとちゃんと子どもに戻って。そういうのがまたかわいかったです。


あわれ役の咲莉ちゃんと、みさお役の浜野さん


みさおの歌う劇中歌、「男の操」もすてきな曲ですね。

すごくすてきなメロディーですよね。作曲は、なんとつんく♂さんが手がけてくださったんです。それだけでもすごく貴重な機会をいただいてしまったな、と責任を感じました。

演歌はあまり聞いたことがなかったのですが、心にしみるというか。この曲で、本当にみさおが紅白出場の夢をかなえられたらいいのに、と思って大切に大切に歌いました。自分の歌唱力は別として(笑)、それぐらいすてきな1曲に仕上がったと思います。


歌い方にも心がこもっていて、とても愛情を感じます。

撮影に入る前、プロの歌唱指導の先生に丁寧にレッスンをしていただいたんです。でもそこで、「ファンクの歌い方を忘れて、一回ゼロになってください」って言われて(笑)、完全にゼロの状態から演歌の歌い方や、演歌の心を教えていただきました。

演歌で教えていただいたのは、ひとつひとつの日本語をとても大切に歌うということです。“空”と書かれていれば青空が目に浮かぶように、“月”と書かれていたら夜空の月を見上げるようにと。それらが積み重なって、しっかりと歌の世界ができあがるんだなと思いました。それでも「まだファンク出ちゃってる!」と先生にはビシビシ指導されましたが(笑)。



着物姿も似合っていますが、演歌歌手としての立ち居振る舞いなどは、誰か参考にされましたか?

まずは心の底から演歌を好きになりたいと思って、演歌歌手の三山ひろしさんの歌い方を何度も何度も拝聴、拝見しました。歌い方はもちろん三山さんの立ち居振る舞いも、びしっと背筋が伸びていて、かっこいいんです。それと、角度によっては僕の好きなジェームス・ブラウンにも似てなくもない気がして(笑)。こっそり、演歌界のJBと呼んでいます。

みさおは、歌うときだけでなく家の中でもずっと着物なので、動きひとつにも気を使って大変でした。着物は好きなんですけど、真っ白の着物ですからすぐ汚れちゃいますし、着崩れたらみっともないので。でも、白い着物のおかげで明るく反射して、レフ版効果というか、長時間の撮影になって僕の顔がつかれてきてもキレイに映っていたので、スタッフさんたちにも好評でした(笑)。


最後に見どころを教えてください!

コメディータッチでありながら、心がじんわり温かくなるヒューマンドラマです。しかも、回を重ねるごとに予想もしなかった展開もあり、台本を読んで僕自身、感動してしまったほどでした。ぜひ、全話見逃さないで見てほしいです! それとこの先、倉科カナさんや安達祐実さんも驚きの衣装&歌唱シーンを見せてくれそうなので、そこにも期待していてください。みさお、紅白に出れるかなぁ(笑)。

プロフィール

浜野謙太(はまの・けんた)
浜野謙太(はまの・けんた)
1981年生まれ。神奈川県出身。ミュージシャンとしてインストゥルメンタルバンド、SAKEROCKのメンバーとして活躍後、自身がリーダーを務める在日ファンクでも脚光を浴びる。“ハマケン”の愛称で親しまれ、俳優としても活躍。NHKでも出演作多数。Eテレの「ムジカ・ピッコリーノ」、2016年の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、「とと姉ちゃんもう一つの物語 福助人形の秘密」、2017年「植木等とのぼせもん」などで注目を集める。

みんなからの質問!

↓ 募集中です ↓

関連記事

その他の注目記事