人生には笑いが必要だ!
《平成29年度後期 連続テレビ小説》制作決定!

わろてんか【会見】

物語の舞台は、明治の後半から第二次大戦直後の大阪。
古きよき大阪の魅力がいっぱいのはんなりヒロインと、バイタリティーにあふれた魅力的な人々が続々と登場! 毎日、ハラハラドキドキ、笑って泣いて、最後にまた笑える!! 元気が出る“朝ドラ”です。

脚本・吉田智子(よしだ・ともこ)

<コメント>
私は子どものころから“朝ドラ”は楽しみにしておりまして、当時8時15分だったと思うんですけれども、頭の方の5分くらいしか実は見られなかったんですけれども、そこで目を覚まして、それからすごくいちばんいいところで「あ!間に合わない。これからどうなるんだ?」と思いながら猛ダッシュして学校に行ったのをすごくよく覚えています。
自分の中で“朝ドラ”というのは1日の本当に始まりだなと思っていますので、頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

<プロフィール>
東京都生まれ。広告会社でコピーライターとして勤務の後、連続ドラマ「君といた未来のために」で脚本家デビュー。主なテレビ作品は、「美女か野獣」「働きマン」「黄金の豚」「全開ガール」「カエルの王女さま」など。主な映画作品は、『奇跡のリンゴ』『岳」『僕等がいた』『ホットロード』『アオハライド』、本年12月には『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が公開予定。NHKではプレミアムドラマ「嫌な女」がある。

ドラマ「わろてんか」とは?

明治後期、商都・大阪が大いに栄えていた時代―――。
ヒロインの藤岡てんは、京都で古くから続く薬種問屋の長女に生まれました。てんは厳しい父から「人前で笑ってはいけない」と教わり育ちます。
しかし、大阪船場の米穀商の跡取り息子・北村藤吉(とうきち)との出会いがてんの人生を一変させます。藤吉は根っからの芸事好きで、「人生には笑いが必要」という考えの持ち主でした。藤吉と衝撃的な恋に落ちたてんは、親の反対を振り切って駆け落ち同然に藤吉と結婚。そして、笑って生きる喜びに心躍ったのもつかの間、芸事好きが高じて家業をおろそかにする藤吉がとうとう店を傾かせてしまいます。そのとき、てんは決意します。

「あんさんが好きなその笑い、商売にしてみませんか?」

その一言から、素人同然の夫婦が大阪のみならず日本中の人を笑わせるべく、二人三脚の大冒険の旅を始めます!

大阪が“笑いの都”といわれる礎が築かれたのは、まさにこの明治後期~昭和初期のこと。そのころ大阪ではたくさんの才能がひしめきあっていました。夫亡きあとも細腕一本で大阪のお笑い界をけん引した当時としては珍しい女性興行師・吉本せいさんをはじめ、当時活躍した芸人・文化人などさまざまなお笑いのパイオニアたちの人生をヒントにして、人々が過酷な時代をたくましく生き抜く姿を、笑いと涙のオリジナルエピソード満載で描きます。

※ドラマは実在の人物群をモチーフにしていますが、物語は一人の女性が愛と笑いをもって家族や仲間たちと懸命に生きていく一代記として大胆に再構成します。登場人物や団体は改称し、フィクションとしてお届けします。

タイトル「わろてんか」について

わろ‐てんか【笑てんか】 笑ってください。笑ってほしい。

古来、笑う動物は人間だけといわれてきました。その真偽は定かではありませんが、少なくとも笑いは苦しさや悲しさから逃れるために、人間が長い年月をかけて獲得した<生きるための技術>であることは確かなようです。でもしばしば、私たちは笑うことを忘れてしまいます。もし、あなたの周りにそんな人がいたら、やさしく「わろてんか」と話しかけてください。そして笑顔で「隣の家に囲いが建ったらしいよ…へえー」なんて最高のギャグをどうぞ。きっと生きる力が生まれてきます。ああ、人に生まれて良かった…そう思える、大阪の“魔法の言葉”=「わろてんか」をタイトルにしました。

平成29年度後期 連続テレビ小説「わろてんか」

【物語】

「人前で笑うな」と教えられた老舗商家のお嬢様、「恋に落ちて」笑いを取り戻す。
京都の老舗薬種問屋に生まれ、厳しい祖母、番頭上がりの堅物な父、おっとり浮世離れした母の元で育った藤岡てんは、生まれついての笑い上戸。いたずら好きな兄弟のてんご(ギャグ)に大笑いして大切な商談の席を台なしにしたてんは、父から笑い禁止を命じられる。そこで家ではぴくりとも笑わず仏頂面で過ごすてんだったが、ある日「笑いは人を幸せにする力があるクスリや」と教えてくれた大阪船場の米穀商の息子・北村藤吉に恋心を抱く。やがててんの父が先物相場に失敗し店が危機に陥った時、彼女は一世一代のてんごで父を笑わせる。自殺まで考えた父が元気を取り戻す姿を見て、てんは笑いの力を再認識し、愛する藤吉と駆け落ち同然の結婚を決心する。

ダメ夫の道楽は笑い……それ商売にならへんの?
実家の敷居を再びまたがぬ決意で北村家に入ったてんは、厳しい姑のイビリに笑顔で耐え、子宝にも恵まれ、夫に代わって商売を切り盛りしていく。だが当主の藤吉は芸事好きの芸人遊びが高じて、ついには店を手放すことに。そこでてんは藤吉の尻を叩いて大勝負に出る。「あんさんの好きなその笑いを、商売にしてみませんか?」
てんは恥を忍んで京都の両親に借金を申し出て、安値で売りに出ていた寄席を買い取る。そして、素人同然の夫婦二人で必死に寄席経営を始める。

笑いをビジネスに? 新しい笑いに集まる、おもろい人々
そのころ大阪で爆発的に増えていた地方出身の工場労働者に向け、てんと藤吉は木戸銭を通常の半額=5銭にして薄利多売。難しい落語を減らし、誰でも楽しめる色モノ(萬歳、曲芸など)を増やす。預かった下足を磨いて客に返す。店先で冷やしアメを売るなど副業の多角化……など、さまざまな努力を重ねてゆく。
さらに藤吉は芸事好きを生かし、新感覚の若き芸人たちを発掘していく。斬新なアイデアでしゃべくり漫才のパイオニアとなったデコボコ漫才師、自由気ままな芸と私生活で大爆笑を取る天才落語家、愛と憎しみに生きた早逝の女流漫才師…など、ひと癖あるおもろい面々が二人の周りに集まってくる。そうして夫婦二人は大阪を「笑いの都」にする!という夢を一つ一つ実現していく。

みんなウチの子ども。命をかけて守ります!
「笑いの都」完成を目前に亡くなった夫に代わっててんは『北村笑店』社長となり、ついには300人以上の芸人を抱え20館以上の寄席を経営する“お笑いのお母ちゃん”になる。しかし戦争の暗雲が迫り、てんをお母ちゃんと慕う芸人たちも次々に戦地に招集され、ついにてんの長男も南方の戦地に。てんは懸命に“笑い”を守ろうと奮闘するが、終戦間際の大阪大空襲ですべての寄席が焼け、多くの芸人が亡くなり、てんと藤吉が夢見た「笑いの都」は消滅してしまう。
終戦後、焼け跡に立つてんは考えた。「……笑いには人を救う力がある」
そこでてんは、寄席を再興し人々に笑顔を取り戻させようと、再び焼け跡から立ち上がるのだった。

【放送予定】2017年10月2日(月)~2018年3月31日(土)<全151回>

【演出】本木一博、東山充裕、川野秀昭
【プロデューサー】長谷知記
【制作統括】後藤高久

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