ファン歴30年! 阿部アナ感動のインタビューの裏側

♢100年インタビュー 小田和正

3月20日(月・祝)[BSプレミアム]後9:00

さまざまな分野の第一線で活躍する人物の“言葉の遺産”を記録する番組「100年インタビュー」。3月20日(月・祝)の放送では、シンガーソングライターの小田和正さんが登場! 50年近いキャリアのなかでもほとんど応じてこなかったという、貴重なロングインタビューが実現しました。

聞き手は、自身のプロフィール欄に必ず「趣味・オフコースの世界」と書くほど“小田和正・命”な阿部 渉アナウンサー。憧れの人にインタビューができた、阿部アナの心境はいかに……? 小田さんへの思いや、インタビューの感想を聞いてきました!

本当は会いたくなかった!? 中学時代から続く小田さんへの愛

――小田和正さんへのインタビューが決まった時の感想を聞かせてください。

私は30年以上、小田さんのファンなのですが……実は、番組からのオファーを一度お断りしていました。というのも、仕事相手として向き合い、万が一トラブルが起きてしまったら、ショックすぎて生きていけないと思ったのです(苦笑)。そもそも、あまりメディアに登場される方ではないので「受けてくださるはずがない」とも考えていましたが、出演を快諾していただけたので、私も心を決めました。

昨年の夏、事務所の方から「小田はシャイなので、会ってすぐにインタビューするのは難しいと思います。少しずつ信頼関係を築いていきたいので、ぜひ会いに来てください」と言われました! それから全国各地のコンサートに足を運び、小田さんとお会いしたんです。

初めて対面したときは緊張して、汗でシャツがグショグショになりました(笑)。ただ、3時間近いコンサートを終えたあとなのに、私たちのことを立ったまま待っていてくださって、本当に感激しました!

――阿部アナが小田さんに魅了されたキッカケを教えてください。

中学時代に、小田さんが活動していたバンド「オフコース」と出会ったことですね。当時はアイドル全盛期で、松田聖子さんや中森明菜さんの楽曲をよく聴いていたのですが、小田さんの声を聴いて衝撃を受けたんです。あの透明感ある声が、切ないメロディにのったときの美しさといったら……。それまで聴いていた歌謡曲とはまったく違う世界が広がっていて、以来、どっぷりとハマりました。

その後、大学で「オフコース愛好会」というサークルに入りました。独学でギターやピアノを練習し、恥ずかしながらオフコースのコピーバンドをやったこともあります(笑)。

――思い出深いエピソードなどはありますか?

大学1年生のとき、初めてオフコースのコンサートに行ったのですが、小田さんがステージ上で歌っている姿を見て「本当に、この世に存在するんだ!」と感動したのを覚えています(笑)。ナマで聴く小田さんの歌声は、キーが高いながらも非常に力強く、とにかく聴き入ってしまいましたね。

それと、収録の後にご本人にもお話ししたのですが、ある武道館コンサートでの出来事です。小田さんは「Yes-No」という曲で、毎回タンバリンを客席に投げてプレゼントするのですが、それをゲットできたんです! 飛んできたんですよ、こっちに!!(興奮) ごく普通のタンバリンなのですが、私にとっては宝物ですね。

宝物のタンバリンを手に小田さんとツーショト。阿部アナ、とっても嬉しそうですね!
宝物のタンバリンを手に小田さんとツーショト。阿部アナ、とっても嬉しそうですね!

繊細な歌声とは違う、小田さんの力強い一面に感動

――実際、小田さんにインタビューしてどうでしたか?

私にとっては一世一代のインタビューなので、「なんでもっと話を掘り下げなかったんだろう」とか「別の問いかけができなかっただろうか」と、反省しきりです(苦笑)。そしてファンとして聞いてみたかったことと、NHKアナウンサーとして聞くべきことの“仕分け”が難しかったですね。

「何か気に障ることを言ってしまったらどうしよう」と緊張していたのですが、思っていた以上に小田さんが、気さくにお話ししてくださいました。一つ質問すると、こちらの意図をきちんと考えて、誠実に答えてくださって……とてもうれしかったです。

もし何かあったら「もう小田さんの曲を聴けない!」というほど思い詰めていましたから(笑)。新たな一面を知ることができた、とても良い機会だったと思います。

私がコピーバンドをしていたこともあったので、収録の合間に「あの曲はどうやって弾いているのですか?」「あの歌詞はどういう意味なのですか?」という質問をさせていただきました。これも非常に貴重な経験ですね。

貴重な「オフコース」コピーパンド時代の阿部アナ!
貴重な「オフコース」コピーパンド時代の阿部アナ!

――どのような印象が残っていますか?

50年ちかく音楽活動を続けている経験からか、さりげない言い方なのに、どの言葉にも説得力と重みがありました。繊細な歌とは違う、骨太な印象を受けましたね。そして「純粋に音楽がお好きなんだな」と、あらゆるお話から感じました。

収録の前日に小田さんから「わかりきっていることを聞くような、予定調和のインタビューではダメだ。自分の言葉で聞け」とのメッセージが伝えられました。ただでさえ緊張していたのに、さらにハードルが上がりましたね(笑)。ですが、その厳しさから小田さんの真剣さが伝わりましたし、それくらい真摯(しんし)に向き合ってくださったのだと思います。

どこまでも真剣に、インタビューに向き合ってくださった小田さん
どこまでも真剣に、インタビューに向き合ってくださった小田さん

これからも“小田さんの風”に包まれていたい

――最後に、番組の見どころを教えてください。

番組の最後に「100年後の日本人へのメッセージ」をいただいたのですが、それが一番の見どころです! 小田さんが「風を感じながらしゃべりたい」とおっしゃったので、屋外で撮影を行ったのですが、世の中のあらゆることを内包したような、とてもかっこいいメッセージで……。収録中、思わず涙してしまいました。

また、曲や歌詞のつくり方も話してくださったので、小田さんの世界観の深い部分に触れることができると思います。長い間、第一線で活躍されている方なので、栄光の日々を過ごしてきたかと思いきや、実はさまざまな苦労もされていて……。「そうした日々を乗り越えて、今の小田さんがあるんだ」と感じていただけたらうれしいですね。

キザな言い方ですが……これからも“小田さんの風”に包まれていたいと、改めて感じました。

小田さんへのインタビュー翌々日の取材ということもあり、「まだ目の前に、小田さんの残像を感じます」と語ってくださった阿部アナ。ますます好きになったそうです!

いったい、どんなインタビューが繰り広げられたのでしょうか? そして「100年後の日本人へのメッセージ」とは?? 放送をお楽しみに!

取り上げた番組はこちらです!

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