おいしい料理が人の心を温める

♢みをつくし料理帖【試写会&会見】

天涯孤独な澪(みお)が、艱難(かんなん)辛苦を乗り越えながら、やがて一流の女料理人になるまでの波乱万丈の物語。5月13日(土)放送スタート! 第一回が完成し、試写会と取材会が行われました。

【出席】
黒木 華(澪 役)
森山未來(小松原 役)
小日向文世(種市 役)
安田成美(芳 役)

藤本有紀(脚本)

黒木 華さんコメント
原作のファンの方が本当にたくさんいらっしゃるので、こんなに愛されている作品をやるんだから頑張らねばならないぞ、と、身が引き締まる思いです。ご一緒させていただいている役者さんたちも本当にすばらしくて、私も澪のように周りに助けられながら、温かい雰囲気で撮影することができてすごくうれしいです。料理の撮影の日は、現場でみんなで料理が食べられるので、小日向さんと「きょうは何かな」って話したりして。見てくださる方たちに、おいしそうに、楽しそうに見えればいいなと思います。番組の最後には、現代のシステムキッチンでなぜか澪が料理をしています。皆さんにも澪の料理を作っていただけるようになっていますので、老若男女年齢関係なく、いろんな人に楽しんで見てほしいなと思います。

森山未來さんコメント
4年ほど前に藤本有紀さん脚本の土曜ドラマ「夫婦善哉」で、大正、昭和のお話をやらせていただきましたが、それ以前の江戸時代が舞台の時代劇はやったことがありませんでした。所作とか、現代との考え方の違いとか、毎回いろいろと指導していただきながら撮影をしています。すごく勉強させていただいていますし、本当に楽しませていただいています。毎回おいしそうな食べ物が出てくるのですが、完成した第一回を見たとき「ほんまにみんな、“戻りかつお”やって分かんの?」って思ってしまいました(笑)。でも考えてみれば、現代は季節を問わずどんなものでもあらかた食べられてしまいますが、昔は季節に応じた旬のものを、もっと生活に根ざしたものとして大事に食べていたんだろうなと。食に対して繊細な気持ちで見られる。このドラマは、そんな作品でもあるのかなと思っています。

小日向文世さんコメント
あんなに毛のないヅラをかぶるのは初めてです(笑)。ヅラというか、特殊メイクなんですけどね。だいたい2時間近くかけて、手術用のノリでカッチリくっつけているんです。どうやら藤本さんのアイデアで「つる屋」のおやじだからつるっぱげで、となったそうなのですが、メイクをしている間に種市ってどんな人なんだろうっていう思いを巡らせることもでき、楽しんで演じさせてもらっています。何より柴田監督のテンションがとにかく高く、深夜になってもひとり明るくて、へとへとになっている僕らにうれしそうにいろいろと指導してくださるんです。そんな監督に元気をいただいて頑張れているな、と感じています。先日、緑山スタジオに原作者の髙田 郁さんがいらっしゃいました。私の妻が髙田先生の大ファンで『みをつくし』をたくさん読んでいたので、これは自慢してやろうと台本に髙田先生のサインをいただいたのですが、そこに華ちゃんもやって来たんです。一緒にサインをもらっていたのですが、華ちゃんを見る髙田先生の顔がもう本当に幸せそうで! 黒木さん演じる澪にほれ込んでいるなと、これはこの先間違いないなと、そこで確信しました。華ちゃんは本当に日本髪が似合っていて、娘がいたらこんな感じなのかなといろいろ思いを巡らせながら、かわいくて愛らしくて、時々しがみつきたくなります(笑)。安田成美さんもめちゃくちゃ美しいので、ちょっとなかなかしがみつけませんが(笑)、未來くんとも久しぶりの共演で、本当に楽しい時間を過ごしています。

安田成美さんコメント
すてきな作品に芳という役で参加できたこと、とても感謝しています。撮影中は、小日向さんもおっしゃっていたように、華ちゃんがかわいくてかわいくて。私もうっとりと見てしまうのですが、澪ちゃんをひたすら思う芳の役でよかったなと思っております。共演の方々、特に小日向さんがとても明るくて本当に楽しい現場です。その楽しさが画面を通って、見る方にも温かい気持ちになっていただけたらいいなと思っています。

藤本有紀さんコメント
今回、髙田 郁先生の『みをつくし料理帖』という時代劇小説が原作です。この作品には、おいしそうな料理がたくさん出てきます。そして、おいしい料理というものがどれだけ人の心を動かすのか、どれだけ人の心を温めるのか、ということが繰り返し描かれています。おいしい料理を作るということは、素材をちゃんと見て、その持ち味をちゃんと生かすことが大切ということ。そしてなによりも、作り手が心を込めて作ることが大切だということが書かれています。ドラマ作りも同じだなと思いながら脚本を書いていました。原作の『みをつくし料理帖』という最高の素材をいただき、この持ち味を最大限に生かせるよう私も心を込めて書きました。黒木さん、森山さん、安田さん、小日向さんをはじめ、たくさんのすてきなキャストの皆さんが集まってくださいました。その皆さんの魅力と持ち味を、これもまた最大限に生かせるように腕を振るいました。そうやってできあがった脚本もまた、このドラマのひとつの素材になりました。現場のスタッフの皆さん、キャストの皆さんが、これにまた心を込めて手を加えてくださり、本当においしい料理ができあがったなという気がしています。みんなで心を込めて作った作品です。ひとりでも多くの方の心を動かしたり、温めたりすることになればうれしいなと思っています。

土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」

【放送予定】
5月13日(土)スタート
毎週土曜[総合]後6:05~6:43 <全8回>

【あらすじ】
1802年(享和2年)、大坂・淀川の水害で両親を亡くし、幼なじみの野江とも生き別れ、一人ぼっちになった8歳の澪は、たまたま出会った料理屋「天満一兆庵」の女将・芳(よし)に助けられ、女料理人として修業をはじめた。板場がまだ女人禁制の時代に、天性の味覚を見込まれたのだ。
しかし、天満一兆庵が火事で焼失してしまい、澪と芳は主人の嘉兵衛とともに江戸へ出立。不思議な縁で、そば屋「つる家」の主人・種市から店で働かないかと誘われる。
上方と江戸の味付けの違いに戸惑い、ライバル店の激しい妨害に遭い、武士・小松原との身分違いの恋に悩みながらも、澪は一人前の女料理人としての道を懸命に貫いていく。
澪は“雲外蒼天(うんがいそうてん)”…誰も見たことのない青い空を見ることができるのか?
澪に淡い思いを寄せる医者の源斉、澪の料理の辛口ご意見番・清右衛門、気風がよくて世話好きのおりょう、吉原一の花魁(おいらん)・あさひ太夫など個性豊かな面々の厳しさと優しさに助けられながら、ヒロイン・澪は才を磨き、自分だけの“心星(しんぼし)”を探して、今日も明日も料理の腕をふるうのだった。
黒木 華さんがふんする澪の、毎回、趣向をこらした手作り料理にも乞うご期待!

【出演】
黒木 華、森山未來、永山絢斗、成海璃子、小日向文世、安田成美
麻生祐未、萩原聖人、国広富之、木村祐一、村杉蝉之介、小林正寛
柳下大、柳生みゆ、蒔田彩珠、毎熊克哉 ほか

【原作】髙田 郁『みをつくし料理帖』

【脚本】藤本有紀(連続テレビ小説「ちりとてちん」、大河ドラマ「平清盛」など)

【音楽】清水靖晃(土曜ドラマ「55歳からのハローライフ」「夏目漱石の妻」など)

【料理監修】柳原尚之

【演出】柴田岳志、佐藤峰世
【制作統括】城谷厚司、山本敏彦

【番組サイト】http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/miwotsukushi/

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