パリ、ルーブル美術館の館長が殺害され、奇妙な姿勢の死体の周囲には不可解な記号が…。警察は、パリに滞在していたハーバード大学教授・ラングドンに協力を依頼します。館長の孫で暗号解読の専門家・ソフィーとともに、ラングドンが挑む、人類の歴史を揺るがす謎とは…。今回ご紹介するのはミステリー大作「ダ・ヴィンチ・コード」(2006)です。

ロン・ハワード監督とトム・ハンクスの名コンビ作品

歴史的事実に基づきながらも、大胆な発想でベストセラーとなったダン・ブラウンの小説を映画化したこの作品、ルーブル美術館やヨーロッパ各地で撮影された映像は迫力満点です。

主演はトム・ハンクス。2年連続でアカデミー主演男優賞を受賞、J・スチュワートやG・ペックといった名優の系譜に連なる、アメリカを代表する俳優です。続編「天使と悪魔」(2009)、「インフェルノ」(2016)と、「トイ・ストーリー」シリーズのウッディの吹き替えと並び、同じ役を3度演じています。頭脳明せき、それでいて人間的な弱さが感じられるラングドン教授は、ハンクスにとって思い入れのあるキャラクターなのだと思います。

1956年生まれのハンクスは大学時代に演技を学び、テレビや舞台でコメディアンとして活躍、人魚とのロマンチックな恋愛を描いた「スプラッシュ」(1984)で注目されました。この映画の監督がロン・ハワード。ハワード監督もハンクスとともに注目され、これまでに「アポロ13」(1995)、このシリーズと5回も組んでいる、まさに名コンビです。

ロン・ハワード監督は1954年生まれ。両親とも俳優で、子どものときからテレビドラマや映画で俳優として活躍、ジョージ・ルーカス監督の「アメリカン・グラフィティ」(1973)では、優等生タイプのスティーヴを演じています。映画製作にも興味を持っていたハワードは、名門・南カリフォルニア大学で映画を学び、23歳で映画監督デビュー、話題作・ヒット作を次々発表し、「ビューティフル・マインド」(2001)でアカデミー作品賞・監督賞を受賞、「ダ・ヴィンチ・コード」は最大のヒット作となりました。
大胆なカメラワークや編集、VFXを駆使しながらも、俳優の肉体を重視し、見事な演技を引き出すハワード監督の演出は、映画を知りつくした職人技だと思います。

翌週には、第2作「天使と悪魔」も放送します。この作品ではバチカンを舞台に、ラングドン教授がガリレオの暗号と謎の秘密結社に迫ります。
観光要素もたっぷり、超一流のスタッフ・キャストによる、ラングドン教授の手に汗握る大活躍をお楽しみください。

【放送日時】
プレミアムシネマ「ダ・ヴィンチ・コード」
5月15日(月)[BSプレミアム]後9:00~11:30

プレミアムシネマ「天使と悪魔」
5月22日(月)[BSプレミアム]後9:00~11:20

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