藤岡儀兵衛 役・遠藤憲一 インタビュー

連続テレビ小説 わろてんか

毎週月曜~土曜 
[総合]前8:00~8:15 /(再)後0:45~1:00
[BSプレミアム]前7:30~7:45/(再)後11:30~11:45

藤岡儀兵衛

演・遠藤憲一
藤岡儀兵衛(ふじおか・ぎへえ)

京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」当主。番頭のときの仕事ぶりをハツに見込まれ入り婿になった。一言で言えば、堅物で仏頂面のまったく面白味おもしろみのない男だが、本当は家族をおもう気持ちの深い慈悲の人でもある。儀兵衛が笑い上戸のてんに“笑い禁止”を厳命したことからこの物語が始まっており、じつは儀兵衛こそが真の笑いの神…なのかもしれない。

Q.「わろてんか」に出演することが決まったときのお気持ちは?

俺ってこんないかつい雰囲気ですけど、“朝ドラ”が大好きなんですよ。まず15分という時間枠も好きだし、全体に流れている空気感というか、ほんわかした題材が大好きで。でも、自分は朝の顔じゃないんだろうなぁと思っていたんです。
なのに、連続テレビ小説「てっぱん」(2010年後期)で呼んでいただいて。このときに、“朝ドラ”を見るだけじゃなく参加するのも好きになって、またいつか呼ばれるといいなと思っていたのが、「わろてんか」で実現しました。だから本当にうれしかったですね。

Q.ご自身の役柄についての印象や、演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点などはありますか?

儀兵衛という人物は、仕事にまっすぐな堅物の男。「わろてんか」という番組タイトルとは真逆で、天真らんまんな娘のてんが笑うのを注意するくらい、ほとんど笑わないコワモテのお父さんです。子どもたちから「ぎょろ目の鬼さん」と呼ばれるようなキャラクターだけど、ずっとおっかない顔ばっかりしていても人間味が出てこないので、話が進むにつれてだんだんと崩していこうかと。一生懸命すぎるがゆえに、おっちょこちょいもするし、やりすぎて後悔したり……。そういう人間的な味わいを、微妙なさじ加減で表現できるようにと考えています。

そういえば、儀兵衛の初登場シーンを京都ロケで撮影したんですよ。台本上では大きなくしゃみをするだけなんですけど、監督のアイデアで、通行人みんながズッコケるという演出が入って。いきなり振り切っちゃったんですね(笑)。「え、そこまでやるんだ!?」って思ったけれど、同時に「この作品はいけるな」って確信しました。儀兵衛として表現できる幅が広がった気がしてね。

というわけで、キャラクターの表現は自由にやらせてもらっています。ずっとムツッとしているだけだと難しいけれど、やっぱり人間だから、おかしいときはふっと笑ってみたり。決してゲラゲラ笑う人じゃないけれど、その奥に垣間見られる人間らしさを感じてもらいたいですね。

Q.収録に参加して、現場の印象はいかがですか?

最初は子ども時代のてんちゃん(新井美羽)と風太くん(鈴木 福)と一緒にやってきましたが、第2週からとたんに子どもたちも大きく成長して、演じながらも別世界のようですね。とにかく展開が早いな、と。きっと視聴者の方にとっても、ぐいぐい引っ張られる感覚でおもしろいと思いますよ。

子どものてんを演じる美羽ちゃんは、天真らんまんで、表情も何もかもがおもしろい。あの世代での表現力はピカイチだと思うなぁ。

いつもは待ち時間に福くんと遊んでいるんだけど、ある日、てんちゃんの泣きのシーンがあったんですよ。その撮影前にふと見ると、福くんはセットの仏壇前にじっと座っていて、美羽ちゃんはぐるぐるとひとりで歩いている。「なんで仏壇の前にいるの?」って聞いたら「心を落ち着かせてる」と福くん。「じゃあ、美羽ちゃんが歩いてるのは?」と聞けば「集中してる」って。それで本番になると、美羽ちゃんは見事な泣きの芝居を見せるんですよ。すごいでしょ? 俺がぐるぐる歩いても、そんな感情は湧いてこないもんね(笑)。子どもの感性ってすばらしいな。

かたや、成長したてんを演じる葵わかなちゃんは、透明感がとってもすばらしい女優さん。これは作ろうとして作れるものじゃないですからね。まだ共演が始まったばかりなのでまだまだ知らない面がたくさんあると思いますが、今の時代にはなかなかいない存在感のある女優さん。生まれ持った最大の武器だと思いますよ。

Q.放送を楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。

この作品は、大阪ならではの笑いを物語にドン!とぶち込んでいるので、「朝から笑っていいんだな」ってストレートに楽しんでもらえると思います。例えば、大人同士で真面目に話し合うシリアスなシーンがあるんですけど、儀兵衛としず(鈴木保奈美)が部屋を出たあとに、ハツさん(竹下景子)がぽろっとこぼすセリフで、風太(濱田 岳)が思いっきりズッコケてたりね。それがコントなら分かるけれど、ドラマにこういう笑いを持ち込むって新しい表現だと思うんですよ。

いきなり急展開の笑いがやってくるので、ときには「あれ?」ってなるかもしれないけれど、ぜひついてきてほしいですね(笑)。そこを楽しんでもらえると、毎日の生活が、またひとつ明るくなるんじゃないかなと思います。

平成29年度後期 連続テレビ小説「わろてんか」

【放送予定】
2017年10月2日(月)~2018年3月31日(土)<全151回>

[総合]前8:00~8:15 /(再)後0:45~1:00
[BSプレミアム]前7:30~7:45/(再)後11:30~11:45

【出演】
葵わかな 松坂桃李 濱田 岳 千葉雄大 徳永えり 堀田真由
広瀬アリス 大野拓朗 前野朋哉 藤井 隆 枝元 萌 兵動大樹 内場勝則
高橋一生 鈴木保奈美 鈴木京香 竹下景子 遠藤憲一 ほか

【作】吉田智子

【音楽】横山 克

【主題歌】「明日はどこから」松たか子

【語り】小野文惠アナウンサー

【制作統括】後藤高久
【プロデューサー】長谷知記
【演出】本木一博、東山充裕、川野秀昭 ほか

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