NHKアナウンサーの意外な一面がわかっちゃう!

アナウンサーのディープな夜

10月30日(月)[ラジオ第1]後8:05
※毎月 最終月曜放送

全国に約500人いるNHKアナウンサーが、自分の趣味を熱く語り合うラジオ番組「アナウンサーのディープな夜」。そのジャンルは、プロ野球、プロレス、落語、歌舞伎、飛行機、アニメ、音楽……とさまざま! 司会の増田英彦さん(ますだおかだ)と雨宮萌香アナウンサーが、全国から選び抜かれたアナウンサー3名とそのジャンルにゆかりのあるゲストをお迎えしてトークバトルを繰り広げます。

生放送のこの番組。裏側はどうなっているのか、伊達正隆プロデューサーにインタビューしてきました!

ベテランアナウンサーでも時間配分ができなくなるほどアツくなる!

――「アナウンサーが自分の趣味について語りまくる」という番組を制作するきっかけは何だったのですか?

FM「今日は一日◯◯三昧」という音楽番組を制作する中で、自分の好きなジャンルの音楽を語るアナウンサーたちがいつもイキイキしていたので、こうしたトークそのものを番組にしたらおもしろいんじゃないかと思ったのがきっかけです。しかも、そこにはふだんなかなかみることのできないアナウンサーの素や個性が出るので、「これを使わない手はないな!」と思って提案しました。

――9月に放送した「“朝ドラ”ヒロインの相手役 最高の男性俳優は?」では、他局のドラマ「やすらぎの郷」の織本順吉さん(2004年後期「わかば」出演)や「侍戦隊シンケンジャー」の松坂桃李さん(2017年後期「わろてんか」出演)の話までも飛び出していましたね!

あれは、渡邊あゆみアナウンサーと吾妻 謙アナウンサーが暴走してしまった結果なんですけど……(笑)。生放送なんで、ああなったら誰にも止められません。
しかも、渡邊アナのイチオシは「花子とアン」の嘉納伝助 役・吉田鋼太郎さんだったにも関わらず、『私も、本当は「あさが来た」の白岡新次郎 役・玉木 宏さんがいいのよ~』と語っていましたし……(笑)。結局ゲストの河合美智子さんも玉木さん推しで、優勝は玉木さんをイチオシした柘植恵水アナウンサーに決まりました。

ありがたいことに、そうした話に共感してくださる方のSNSのつぶやきも多くありました。この番組はライブ感を出すために、あえてスタジオのにぎやかさも大事にしているんです。

――そうだったんですね! 過去にもハプニングがありそうですが……。

鉄道好きのアナウンサー3人による「時刻表で妄想旅行」(4月放送)では、「時刻表を基に1泊2日の理想の旅のプランを組み立ててもらう」という企画を放送しました。ベテランの伊藤健三アナウンサーが考えてきたスケジュールを発表してもらったのですが、制限時間5分で妄想旅行1日目の午前中までしか発表できなかったんです。視聴者の方から「伊藤アナにもっとしゃべらせてあげて!」という声が多く寄せられたので、急きょ延長したんですけど、結局終わりませんでしたね(笑)。

また、気象予報士の資格を持つアナウンサーによる「私だけが知っている?! 雲の魅力」(5月放送)では、福井放送局の森下絵理香アナウンサーが「乳房雲(おっぱい雲)」について、熱弁をふるいました。そのプレゼン内容に、MCの増田さんがてれちゃったのがおもしろかったですね(笑)。

ラジオだけど、ちゃんと「乳房雲(おっぱい雲)」の写真を持って来てくれていました!

ふだん、タイムキープに慣れているアナウンサーが、自分の好きな分野を語ると盛り上がりすぎて時間がオーバーしてしまうんですよ。なので、放送直後は食事をしながら、さらにディープな2回戦がはじまることもあります!

毎回タイムラインがいっぱいに! SNSでも盛り上がってます

――毎回ユニークなテーマ設定ですが、どのように決めているんですか?

たとえば、連続テレビ小説、いわゆる“朝ドラ”をテーマにするにしても、「好きな“朝ドラ”は?」とか「好きなヒロインは?」では当たり前。なのでちょっとひねって「ヒロインの相手役」にまで踏み込んだほうがおもしろくなるのでは、などと考えてテーマを決めています。
もちろん、アナウンサーたちからリクエストもきますよ。「飛行機のエンジン音」とか「万年筆」とか……。おもしろいとは思うのですが、その趣味を持った人を最低3人見つけないと番組にならないので(笑)。

毎回ディープな話がくり広げられます……。

――出演するアナウンサーはどうやって決めているんですか?

アナウンス室で管理している“趣味”のデータベースから探したり、ネットで調べたり……と選び方はさまざまです。性別はもちろん、ベテラン・中堅・若手からバランスよく登場してもらうのが理想なので、その辺りも考えてオファーしています。実際に依頼をしてみると、「ちょっと待ってください! 私そんなディープな話をできる自信がありません!」と言われることもあるんですが、ところがどっこい、話を聞いてみるとやっぱりかなりディープなんです(笑)。

あと、ゲストの方も重要ですね。昨年、特番で放送した「最高の新幹線は何系?」に“鉄道音楽界のレジェンド”向谷 実さん、「昭和最強のアニソンは?」に“アニソン界の帝王”水木一郎さんに登場していただいたのですが、SNSがものすごい盛り上がりをみせました。

――この番組はSNSとの親和性が高いんですね!

「#anadeep」というハッシュタグを用意しているのですが、うれしいことに皆さん活用してくださっていますね。番組でもリスナーの反応をゲストに伝えて優勝者を決めているので、確かにSNSとの親和性は高いと思います。

たとえば、7月に放送した「中島みゆき 最も心に響く曲は?」では、「鳥取放送局の五味哲太アナの言葉が刺さる!」というつぶやきが多く、入局3年目の彼の優勝が決まったんですよ。本人はとても緊張していたみたいなんですけど、中学時代、どれだけ中島さんの歌に救われたか、自分の言葉で一生懸命語ったことが皆さんに共感してもらえた要因だと思います。

――最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

実は、この番組の台本は増田さんの「事前に情報を知らないほうが楽しめる!」という希望により、ほぼ白紙。だからこそプレゼンするアナウンサーのフリーなトーク、増田さんと雨宮アナウンサーのリアルなツッコミが楽しめます。

またこの番組は、若いアナウンサーの育成の場でもあると思っています。NHKのアナウンサーはお堅いイメージがありますが、実際に接するとそれぞれに魅力があります。リスナーの皆さんには、この番組を通してそういった一面を知ってほしいですね。

次回、10月30日(月)は「城はこんなに“おもシロい”。日本一おススメの城は?」をテーマにお届けします。いったいどんなディープな話が飛び出すのか楽しみです! 皆さんもどうぞお聴き逃しなく〜♪

アナウンサーのディープな夜「日本一おススメのお城は?」

【放送予定】10月30日(月)[ラジオ第1]後8:05

【司会】増田英彦(ますだおかだ)、雨宮萌果アナウンサー

【出演】大槻隆行アナウンサー、古野晶子アナウンサー、ホルコムジャック和馬アナウンサー

【ゲスト】藤波辰爾(プロレスラー)

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