船越英一郎×中村 蒼 が“平成版・赤ひげ”を語る!

BS時代劇「赤ひげ」

11月3日(金)スタート
毎週金曜[BSプレミアム]後8:00<連続8回>

山本周五郎没後50年となることし、傑作小説『赤ひげ診療譚』を新たなキャストで連続ドラマ化!
江戸の養生所を舞台に、武骨で謎めいた医師・新出去定(にいで きょじょう)通称“赤ひげ”(船越英一郎)と、青年医師・保本 登(やすもと のぼる/中村 蒼)との交流を通し、貧しい患者や市井の人たちの姿を描いていく感動時代劇です。
今回は、その船越英一郎さん、中村 蒼さんの対談を余さずお届けいたします♪

船越さんといつか共演できたらと思っていたら…

──ドラマ出演のお話を受けていかがでしたか。

船越:原作があまりにも有名で、映画やドラマも本当に名作でしたし、その諸先輩方が演じられた作品に挑むというのは俳優としてはよろこびと同時に恐怖でもあります(笑)。さらなるものを作り上げていくというのはなかなかの暴挙ですよね。その暴挙に挑むことを世の中では冒険と言うわけで、冒険に出るからには密な準備と研究、そして強い精神力をもって挑みました。

中村:僕も「赤ひげ」という作品がどれだけ大きく、たくさんの人に知られているのか知っていました。「また映像化するんだ」という驚きと、自分が赤ひげ先生のもとで成長していく保本を演じることに不安はかなりありました。

船越:ストーリー的には保本が主人公ですからね。赤ひげ先生はお飾りですから(笑)。

中村:そんなことないじゃないですか(笑)。実は以前、今回のドラマの監督・深川栄洋さんとたまたま船越さんのお話になったことがあったんです。そのとき監督から「すてきな俳優さんだよ」と伺っていたので、僕の中では「いつか共演できたらいいな」と思っていました。そのすぐ後にこのお話をいただいたので、すごくうれしかったです。

船越:そんなことがあったんだ。今初めて聞いたよ(笑)。

オランダ医学を学んできた保本(中村蒼)に、赤ひげ(船越英一郎)は興味を持つ。
オランダ医学を学んできた保本(中村蒼)に、赤ひげ(船越英一郎)は興味を持つ。

若い3人の俳優の貪欲さ

──ここが見どころだというポイントを挙げるとしたらどんなところですか?

船越:僕の場合はやっぱり “赤ひげ”ですかね。当初は本物を生やそうかなと思っていたのですが、そのあたりで「ごごナマ」(総合テレビ/毎週月~木曜放送中)をやらせていただくことになりまして。お昼の番組をひげ顔でやるわけにはいきませんので、それはなくなりました(笑)。やはり”赤ひげ先生”ですから、ひげをシンボリックにしたかったですし、そのような造形をふくめて準備をさせていただきました。

それから、赤ひげの養生所ではみんな白っぽい“お仕着せ”を着ているんです。そのお仕着せは保本の成長にものすごく大きなポイントとなってきますし、赤ひげのポリシーもたくさん詰まっているので、注目してもらいたいですね。

注目の“赤ひげ”先生のひげはこちら。
注目の“赤ひげ”先生のひげはこちら。

中村:保本は、さまざまな場面で人間らしく喜怒哀楽を出すように演じました。それから、養生所の2人の若い医師、森半太夫(古舘佑太郎)、津川玄三(前田公輝)も保本とともに成長していく物語だったので、そういうところも細かく意識しながら演じました。

左から、森半太夫役の古舘佑太郎、津川玄三役の前田公輝。
左から、森半太夫役の古舘佑太郎、津川玄三役の前田公輝。

船越:今回の「赤ひげ」で中村くんが演じる保本像は、まさに“平成版・保本”。今までにない保本なんです。未熟だけどプライドだけは高い。裏を返せば、それはとても人間的でチャーミング。平成版・保本はかわいいんです。

中村くんと前田くん、古舘くんは、互いをものすごく意識しながら自分勝手に芝居している姿がとってもよかった。やりたいことをやっていくうちに自然とアンサンブルが生まれていくという方法論を、監督がとらせてくれたんでしょうね。僕もそれに乗っかりましたし、みんな自由にやりながらいいものが出来上がっていったと思います。

各話のゲストも豪華なんです!
各話のゲストも豪華なんです!

──若者たちが赤ひげ先生のもとで成長していくという物語に共感する部分などありましたか?

中村:船越さんには、その時代の所作や芝居に関するいろいろな知識を教えていただきました。まさに先生のような感じで。でもドラマの赤ひげのように近づきがたくてとっつきにくい感じはまったくなく、とても親しみやすかったです。

船越:撮影していて思ったことは、俳優はなかなか先輩にいろんなことをぶつけるって難しいんですよ。でも彼らは、3人いたということもあり距離を詰めるのが早くて(笑)、貪欲で頼もしかったです。

僕たちって師匠がいるわけでもないし、学校で芝居の勉強をしたわけでもないので、そうすると現場が学校のような学ぶ場所になったりもします。振り返ってみると、あの作品、あの監督、あの先輩俳優があの瞬間師匠だったなと感じるときがあって。彼らにもこの作品の中でそういった瞬間に出会えってもらえたらと思って、現場でも現場外でも頑張って接しました(笑)。

──最後にメッセージをお願いします!

中村:第1話は、保本が養生所に来たばかりで、赤ひげの医療に対する姿勢を受け入れられず疑問を持ちます。人にはそれぞれに病気に至った背景があるのに、ただただ目の前の病気やけがを治そうとするだけでいっぱいいっぱいです。未熟なところからスタートするので、それがどう変わっていくのかを見てほしいです。

船越:これまでにない身近な赤ひげを作り上げていったつもりです。混迷としている世の中に、いっさいの我欲や私利私欲を捨てて“無知と貧困”と戦っていくのが赤ひげです。それを声高に誰かに語るわけでもない、生きざまで見せていきます。その姿をぜひ見てほしいです。

大規模なセットや音楽などにも注目してほしいと船越さん。ぜひご覧ください!

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