貫禄タップリ
店主の自慢は横綱級ドドーン肉料理

世界入りにくい居酒屋「クロアチア・ザグレブ」

11月9日(木)[BSプレミアム]後11:00

クロアチアの首都・ザグレブが今回の舞台。中世以来の美しい町並みが特徴的なこの町ですが、この番組だけあって、店があるのは郊外の倉庫街のそのまた外れ。そこかしこにスプレーの落書きだらけ、なかなか香ばしい雰囲気がプンプン…!

恐る恐る店に入ると、美しい娘さんがたくさん!…なはず、ありません。クルーを待ち受けていたのはトロンとした目つきの、ときおりニヤつく大柄の男性。用心棒でしょうか? 周囲を見渡しても、目に付くのはなぜか全身黒づくめのマッチョな男たちばかり…。はっきり言って、おっかないです。

極めつきは、お皿に山盛りになって次から次へとテーブルに運ばれてくる多種多様なひき肉料理。これ、2キログラムくらいあるんじゃないのか、というボリューム感。食べる人間の体もでかけりゃ、量も多いということなのか!?

でも、客に聞くと「マジやばいんだ、ここのはメチャうまい」とのこと。味はいいらしい!! よってこの店で取材決定と相成った次第。

実はちょいとだけ明かしますと、ここの店で出されているのは、クロアチアではなくお隣、セルビアの郷土料理。オーナーがその味わいにほれて、わざわざシェフを現地から呼び寄せたのだとか。

しかしながら、オーナーさん自身はあまり店にいるように見えませんでした。たまに客席に腰掛けているかと思えば、ただひたすら、シェフの作っている料理を食べているだけというありさま。

こりゃ、ダメだ、、、と当初は思ったのですが、そうではなかったのです。
シェフとオーナー、互いにそっけない表情をしていますが、強い絆で結ばれていました。

オーナーの生まれ育ったクロアチアとシェフの出身地・セルビア。2つの国は、元々ユーゴスラビアという同じ国に属していました。しかし、今から四半世紀ほど前にクロアチアが独立を宣言したことをきっかけに、それまで同じ国に暮らしていたクロアチア人とセルビア人は激しく争い合うようになり、紛争に発展、多くの命が失われました。シェフとオーナー、2人もその渦中にいたのです。

取材するうちに見えてきた、2人の関係とは一体、どういうものだったのでしょうか。

店の壁には、あまり饒舌じょうぜつでないオーナーが掲げた看板がひっそりと掲げられています。おいしい料理とともに、よろしければ看板にもご注目ください。

取り上げた番組はこちらです!

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