バレエダンサーの最高位・プリンシパルの日本人に密着

英国ロイヤルバレエ 茜と亮一・プリンシパルの輝き

6月3日(日)[BSプレミアム]後3:00
※3月10日放送

世界トップのバレエ団の一つ、イギリスのロイヤルバレエ。バレエに詳しくない方も、名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?

そのロイヤルバレエで、2016年、日本人男女2人が同時にプリンシパルに昇格しました。もちろん史上初めての快挙です!
今回番組では、プリンシパルとなった平野亮一さん(34)、高田 茜さん(27)に密着。2人が主演する舞台までの日々を追いました。

案内役はかつてロイヤルバレエで活躍したバレリーナの吉田 都さん、そして元宝塚の遼河はるひさん。華麗なバレエ団の舞台裏もたっぷりお届けします。

吉田 都さんと遼河はるひさん

「ロイヤルバレエって、そもそも何がスゴイの?」という素朴な疑問から、異国で活躍する平野さんと高田さんの人物像まで、取材を担当した東郷洋子ディレクターと番組を企画した木村和人プロデューサーにお話を伺いました!

世界中から超一流ダンサーが集まるバレエ団

──英国ロイヤルバレエとは、そもそもどんなバレエ団なのですか?

東郷:トップレベルであることはもちろん、世界各国のダンサーが集まっているのが大きな特徴です。伝統を守るために国籍を制限するバレエ団が多いなか、伝統を保ちつつも実力があれば人種に関わらず入団のチャンスがある、インターナショナルな面を持ち合わせています。世界最高峰のダンサーたちが揃ったバレエ団といえるでしょう。

木村:プリンシパルは、毎年必ず選出されるというわけではありません。というのも、観客は上演される演目だけでなく「誰が主役を踊るのか」にも注目してチケットを買うんです。なのでプリンシパルになるには、技術はもちろん、人びとに愛される魅力的な人物でなくてはいけません。

2016年にプリンシパルが選ばれたのは4年ぶり。しかも選ばれた4人のうち日本人が2人もいるというニュースを見て、ロイヤルバレエのトップとして彼らが踊ることのスゴさをドキュメンタリーで伝えたいと考えました。交渉は長引きましたがロイヤルバレエは協力的で、「平野さんと高田さんを撮影するなら、2人の魅力が最大限に引き出される『くるみ割り人形』の演目が良いのでは」とご提案いただきました。

およそ100人の団員のうち、プリンシパルは16人

──練習はどんな雰囲気なんですか?

東郷:超一流のダンサーが揃っているので、舞台監督やダンサーたちは指導する・される関係というよりも、互いに話し合って舞台のクオリティーを高めていくという空気なんです。ダンサー同士が火花を散らしているかと思っていたのですが、実際は和気あいあいとした雰囲気で驚きました。

重圧にも負けず、キラキラとした魅力を放つ2人のプリンシパル

──平野さんと高田さんにお会いして、どんな方たちでしたか?

東郷:とても気さくな方という印象でした。特に平野さんは、ロケ中も冗談を言ったりとおもしろい方でしたね。四六時中バレエのことで頭がいっぱいというわけではなく、オンオフのメリハリをつけて生活をしていらっしゃいました。

高田さんは、一時期バレエに没頭するあまり練習のしすぎでケガをしてしまい、精神的にも追い込まれた時期があったそうです。だからこそ、いまはオフの時間をとても大切にしているそうです。飼っている猫と過ごしたり、ジムのトレーニングの量を調整したり、自分の体をいかにマネジメントするか気遣っているようですね。

──平野さんと高田さんのすごさというのは、どんなところでしょうか?

東郷:平野さんは185センチという長身を生かし、舞台上では西洋人と並んでも引けを取らない存在感を発揮します。高田さんは体の線も細いのですが、繊細で表現力に長けた踊りが高い評価を得ています。

厳しい指導がないとはいっても、舞台のチケットがどれくらい売れたかなどは数字に表れるので、プリンシパルには相当な重圧がかかります。プレッシャーから精神をうまくコントロールできず、本番前に体調を崩してしまうダンサーも少なくありません。そんな苦労を一切感じさせない2人は、やはりすごいと思います。しっかりと自分を持っていて、揺るぎない精神力がある。私たち取材チーム含め、周囲を突っぱねることなくいつも自然体なんです。精神的にも体力的にも「いつでもできる」という状態を保てているからこそ、プリンシパルになれたのだと思います。

プリンシパルとして初めて共演した『くるみ割り人形』

──最後に、番組の見どころをお願いします!

東郷:『くるみ割り人形』公演のリハーサルも撮影したのですが、個人的には、このシーンだけでもかなり見ごたえがありました。2人はほかのダンサーとは違う特別な存在感を放っていて、リハーサル中でもつい引き込まれる魅力を感じました。ありがちな言い方ですが、すごくキラキラしているんです。もちろん本番の舞台もたっぷりお見せします。

感覚的なことなので説明が難しいのですが、観客と“繋がる瞬間”を2人ともつかんでいるんですよ。だからこそ現地でも愛されていますし、その魅力を視聴者の皆さんにもお届けしたいと思います。

本拠地であるロイヤルオペラハウス

番組では、2人を古くから知るロイヤルバレエの芸術監督や、影でダンサーたちを支えるシューズ職人など、彼らを取り巻く現地の人びとへのインタビューもたっぷりお伝えします。どうぞお楽しみに!

「英国ロイヤルバレエ 茜と亮一・プリンシパルの輝き」

【再放送予定】6月3日(日)[BSプレミアム]後3:00

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