「学校弁護士って知らなかった!」
神木隆之介、異色学園ドラマの主演に挑む

土曜ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」

4月21日(土)放送スタート
毎週土曜[総合]後8:15〜8:43 (全6回)

皆さんは“スクールロイヤー(学校弁護士)”という存在をご存じですか? スクールロイヤー(学校弁護士)は、学校でのいじめや、保護者とのトラブルなどが起こった場合、学校が相談できる弁護士のこと。少しずつ日本でも広がりを見せています。

4月から始まる土曜ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」は、新米弁護士・田口章太郎が問題だらけの中学校に送り込まれ、法律を武器に崩壊寸前の教育現場に体当たりで向き合うというもの。

派遣された学校には、いじめ、体罰、モンスターペアレント……など問題が山積み。それらに立ち向かうたびに田口自身、傷つきながらも成長していく「学園ヒューマンドラマ」です。果たして田口は、法の力で学園を救えるのでしょうか!?

今回は主演で、一癖も二癖もある若きスクールロイヤー 田口章太郎役を熱演する神木隆之介さんにインタビュー! 役への思いや作品の見どころ、神木さんの学生時代の思い出などもたっぷりと伺いました。

弁護士ながら“学校”に派遣された田口章太郎(神木隆之介)。

難しいセリフに大苦戦!?

──ドラマのオファーを受けたときの感想は?

学園ドラマなのに“弁護士が主人公?”と最初は少し驚きました(笑)。それにスクールロイヤー制度というのも初めて知りましたし、身近に弁護士さんの知り合いもいないですし、撮影に入る前は役作りに戸惑った部分もありました。

そこで監督やプロデューサーに相談し、実際に弁護士の方とお会いする機会を作っていただいたのですが、それがすごく役に立ちました。弁護士さんたちの話し方などの特徴だけでなく、法律への深い愛情も伝わってきて、田口を演じるうえでの何かがつかめた気がしました。

モンスターペアレントにもひるまない⁉

──“やけに弁の立つ”というだけあって、セリフも大変だったのでは?

やけに、というところに毒があって僕はこのタイトルが好きなんです。現場では、略して“やけ弁”と言っていました。弁が立つというぐらいですからセリフ回しを失敗してはいけないだろうなとか、弁護士としての説得力も持ちつつスムーズじゃなければいけないだろうな、というプレッシャーはありました。

ト書きにも“まくしたてるように”と書いてあったんです(笑)。ただ僕は技術的にどうこうというより、田口というキャラクターの気持ちに寄り添って演じることを大切にしたつもりです。

──弁護士という専門的な役柄ならではの苦労はありましたか?

もう苦労だらけでした(笑)。セリフ覚えは悪い方ではないのですが、「刑法〇条」とか「威力業務妨害」とか、人生で一度も口にしたことのないような法律の条項や専門用語などが次々と出てくるんです。言葉自体にまったくなじみがなかったので……。まずは口を慣らしていくのが大変でした!

ですから、早くいただいた1~3話までの脚本は毎日必ず声に出して読んで、自分のものにしていくようにしました。でも、4話以降は予習時間が少なくなり、撮影前には心配になってしまった部分もありました(笑)。

──生徒役での出演が多かった学園ドラマを、弁護士の立場で演じてみていかがですか?

弁護士役は初の挑戦となりましたが、学校の現場は先生もとても大変なんだなぁ、といろんな矛盾に気づくことができた気がします。それだけに、やはりスクールロイヤーの制度が必要なのもわかる気がして……。これからニュースなどでも、実際に取り上げられる機会は増える存在だと思います。

ドラマに描かれる題材も、いじめや体罰、モンスターペアレント、教師たちのブラック労働など、とても幅広いです。4話以降に起きてくる問題は、法律でも解決できるのかなぁと、僕自身心配になってしまうほどなので、田口がどう出るのかを皆さんにも見守ってほしいです。

先生方と意見が食い違うこともたびたび……。

“お父さん”がライバル役に

──田口は、神木さんから見てどんな人物ですか?

弁護士として駆け出しなのはもちろん、若さゆえのプライドか、トゲを感じるというかクセのある人間なのかなぁと思っていました。でも実際演じてみると、まっすぐでものすごく熱い男なんだ、と感じました。

冷徹に見えすぎてしまうところは、田口の弁護士としてのプロの部分。とにかく法律で人を救ってあげたいと考え、その熱すぎる正義感ゆえに空回りしている部分もある。でも、とても純粋な心の持ち主だと思います。

──教務主任の三浦(田辺誠一)とは、ライバル関係になりそうですが?

田辺さんは以前ある作品で、僕の父親役を演じてくださっていたので「お父さんと対立するんだ!」と、思いました(笑)。でも、対立といっても意地の張り合いのようなことではなく、それぞれの思い描くよりよい学校づくりのベクトルが違うだけなんだと思うんです。田口は弁護士として、三浦は教師として考える理想が違うというか。

なので僕は、田口と三浦はよきライバルでありパートナー、という風にとらえています。田辺さんは演技について事細かに相談しなくても、あ・うんの呼吸で理解してくださるので、とても助けていただいているなと感じます。

主任の三浦先生(田辺誠一)とは激論を交わす場面も。

学級委員長もしていた、楽しすぎる高校時代

──神木さんの学生生活は、どんなものだったんですか?

義務教育の小中学生よりも、特に高校の3年間が印象的です。「3年なんてあっという間、だからこそ絶対楽しもう!」と、思っていました。そういう気持ちもあったせいか、友人にも恵まれて本当に楽しかったです。また、僕は学級委員長だったので、“人に相談するよりは相談される側”に回っていたと思います。そこは田口と似ている部分なのですが、困っている人の悩みを解決することが好きでした。

そして、自分ではクラスのムードメーカーだったように思います(笑)。クラスのみんなを明るく盛り上げることで、僕は生徒と先生をつなぐ存在になれたら、と自分でも考えていたのは覚えています。

──学生時代の思い出は?

体育祭です。チームワークで戦う競技が楽しかったのもありますが、徒競走で1位になりたくて前日に公園で走る練習をして臨みました(笑)。また、世界史の先生がとても生徒に理解のある先生で大好きだったので、世界史で100点を取って恩返しをしたり。勉強もスポーツも友人関係も、とにかく楽しんでいました。

田口章太郎の運動神経はドラマでご注目を。

──最後にメッセージをお願いします!

“やけ弁”はフィクションですが、実際の学校生活で似たような問題に直面している方も多いのではないかなと思います。それだけに、田口がどんな風に学校の危機を救っていくのか、その奮闘ぶりに注目していただけたらうれしいです。

スクールロイヤー制度についてドラマを通して知っていただくと同時に、友人同士やご家族、生徒と先生方など、もう一度皆さんで“学校”について話し合う、よい機会になったらうれしいです。学校とはひとつの“社会”であり、人と人とが楽しくコミュニケーションを学ぶ場なのかな、と僕は考えてきました。そして、誰にとっても幸せな学びの場であり続けてほしいと思っています。

土曜ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」

【放送予定】4月21日(土)放送スタート
毎週土曜[総合]後8:15(全6回)

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