「生きてて良かったなぁ」って思えるドラマです

連続テレビ小説「半分、青い。」

毎週月曜~土曜 
[総合]前8:00~8:15 / (再) 後0:45~1:00
[BSプレミアム]前7:30~7:45 / (再) 後11:30~11:45

4月2日から放送が始まった「半分、青い。」。
空から鈴愛すずめたちを優しく見守るおばあちゃんとして、語りを担当する風吹ジュンさんのインタビューをお届けします!

廉子は幸せな生涯だったと思います

──楡野にれの廉子れんこは、どんな人物ですか?

鈴愛(永野芽郁)たち家族みんなにとっての優しいおばあちゃんですね。楡野食堂を切り盛りする、しっかり者でもあるのかな。楡野家の男性は仙吉さん(中村雅俊)も宇太郎(滝藤賢一)もひょうひょうとしたかわいいキャラで、抜けているところがありますからね。廉子と晴さん(松雪泰子)がツッコミの立場に回って頑張っているんだと思います。

楡野家はごくごく普通の幸せな家庭で。食堂はたくさんの人が来るから楽しいでしょうし、あんなにすてきな旦那様もいて、廉子は幸せなおばあちゃんですよね。小学生の鈴愛が登場する前に亡くなってしまいましたけど(笑)……幸せな生涯だったと思います。

家族みんなでワチャワチャのドタバタですよ(笑)

──特に印象に残っている楡野家のシーンは何ですか?

第1回で晴さんを病院に連れて行くところから、家族みんなでワチャワチャしていて大好きですね。廉子は「みんなで押しかけてどうすんの?」って仙吉さんに言うんだけど、次の日には二人して行っちゃうっていう(笑)。鈴愛の誕生に向かって家族みんなの気持ちが高まって、演じる私たちみんなのエネルギーもその一点に向かっていく感じが良いですね。

鈴愛の名付け一つとっても、家族みんなでワチャワチャのドタバタですよ。仙吉さんは、今度こそ自分が名付けるんだってたくさんの名前を考えて、「つくし」って書いちゃうし。宇太郎は中学時代の日記の話を掘り返されて、初恋の人の名前から「久美子」って付けたかったことがバレるっていう(笑)。廉子と宇太郎のケンカは、私と滝藤さんだからこそのシーンにできた感触があるので(早めに退場する役者として)すごく救いになっています。結局、名前はつくしでも久美子でもない「鈴愛」に落ち着きましたけど、楡野家はみんなそろって大喜びでしたね。本当にあったかい家族だなぁって思います。

鈴愛は全国的に愛される子になる気がします

──風吹さんから見て、鈴愛はどんな子に映っていますか?

鈴愛は強い子ですよ。ハンデは人を強くするのかもしれない。演じる永野さんご自身の明るさも相まって、本当にそんなふうに思えます。素直で前向きで、そして悟りが早いですよね。良い意味でブレが感じられないので、見ていて楽しいです。鈴愛は全国的に愛される子になる気がします。

この先、私は空から見守っていくわけですけれど、鈴愛には幸せになってほしいですね。幸せの形を自分のペースで見つけて、つかんでもらえたらなぁって思います。まぁ、おばあちゃんとしては楽しく生きてくれるだけで良いんですけどね。
それでも、年をとって思うのは……やっぱり愛かな。生きているといろんな困難があって、いろんなものをなくすと思いますけれど、それを受け止める力は何かといえば、たぶん愛ですよね。母親は子どもを守ろうと思うから強くなれる。何か愛するものがあれば力が湧く。私に仙吉さんがいて、晴さんに宇太郎がいるように、鈴愛に愛する存在ができたらうれしいですね。

孫の成長を空の上から見守っていきたい

──鈴愛が小学生になったところで、廉子さんは亡くなってしまいました…。これからはナレーションですね。

あっという間でした(笑)。宇太郎には晴さんが付いているから大丈夫だと思いますけど、寂しがりやの仙吉さんを残したことがとても心配です。そしてもう一つの心残りは、孫の成長が見られないこと……。でもね、これからは廉子としてナレーションができますから。空の上から見守っていきたいと思います。おばあちゃんにとって、これはとても幸せなことですよね。

廉子としてのナレーションは、生きている廉子の演技と、近いときもありますね。仙吉さんを見守るようなシーンなんかは、さもその場に廉子がいて話しかけるイメージだったり。天から見渡してみて思ったことを地上の人たちに語りかけるような場面もあります。本当にさまざまで、やっていておもしろいです。

やっぱり北川さんの脚本には、独特の世界があるなぁって思います。個人的にも大好きな作家さんですね。そして今回は特に筆が走ってる。もう言葉が止まらないんじゃないかってくらい、ナレーションも気持ちいい言葉の連続です。

「半分、青い。」は、「生きてて良かったなぁ」という気持ちにさせてくれるドラマ

──これから半年間にわたり見守っていく「半分、青い。」への期待をお聞かせください。

北川さんは筆がうまいですからね、間違いなくおもしろくなると思います。登場する人たちも、楡野家も萩尾家もみんなおかしいし……。北川さんはおかしい。北川さんはおもしろい(笑)。しかも、そのおもしろい要素一つひとつを、しっかり展開させていきますからね。ほのぼのとしながらも、予想もできないことが起きていく気がします。

その筆の力を受けて、セットや小道具も含めた現場全体が、すごくノッてるんですよ。芝居もそう。間違いなく作りものではない笑顔で演じていますので、そこは安心してください。その笑顔を追っていけば、観ている方も自然と笑顔になれると思います。

鈴愛の人生にはいろんな困難が降りかかりますけれど、それでもどこか不幸ではない。彼女は起き上がりますからね。年をとると「生きてて良かったなぁ」って思うことがあるんですが、「半分、青い。」は、そんな気持ちを体感させてくれるドラマになると思います。

2018(平成30)年度前期
連続テレビ小説「半分、青い。」

【放送】平成30年4月2日(月)~9月29日(土)<全156回(予定)>

【作】北川悦吏子

【出演】永野芽郁、松雪泰子、滝藤賢一 / 佐藤 健、原田知世、谷原章介 /
井川 遥、余 貴美子、風吹ジュン(語り)、豊川悦司、中村雅俊 ほか

【制作統括】勝田夏子

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