覚悟は決めたけど…やっぱり心配です(笑)

連続テレビ小説「半分、青い。」

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鈴愛すずめの母・楡野にれの はるを演じる松雪泰子さんのインタビューをお届け!

ウーちゃんと晴さんなら鈴愛が生まれるよね、と思ってもらえたら

──楡野 晴は、どんな人物ですか? また、演じるうえで大切にしていることを教えてください。

肝っ玉母さんだけど、泣き虫母ちゃんでもある。子どもを大切に思うがゆえに、強く怒ることもあれば、心配し過ぎることもある。晴さんは、いい意味でもろさの感じられるお母さんだと思っています。
その意味でも、物事を常に明るいほうから見るウーちゃん(夫の宇太郎・滝藤賢一)に支えてもらっているところが大きいですね。「ウーちゃんといると、生きるのが明るくなるわ」というセリフのとおり、彼は笑顔で冗談を飛ばしながら、いつの間にか晴さんを救ってくれるので。

一人の女性としての晴さんは、明るくて一生懸命だけど、ズレているところもあるのが魅力。私は明るい役柄を演じる機会があまりないので、ちょっとチャレンジではありました。鈴愛(永野芽郁)を生んだ時(1971年)は、20代という設定ですしね。出産でドタバタする第1、2回の時点から、まぬけさがチャーミングに見えるようにと思いながら演じています。

ポジティブなウーちゃんと、ちょっとズレている晴さん。「この二人なら、たしかに鈴愛が生まれるよね」と思ってもらえるように、晴さんや楡野家をしっかり表現していきたいです。

二つの家族で、ずっとお母さんをしている感覚です(笑)

──晴さんと松雪さんとで、似ているところや、全然違っているところなどはありますか?

私自身も子育てをする母親なので、朝一番でお弁当を作り、子どもを送り出してからスタジオに来るんですが……そこでまた、お母さんをやるっていう。二つの家族で、ずっとお母さんをしている感覚になっています(笑)。

晴さんと私自身とで違うのは、子どもへの向き合い方でしょうか。私は見守りながら背中を押すような、お父さんタイプかもしれません。子どもの人生は、子ども自身が経験から学んで豊かにするしかない、と考えているところがありますね。

とはいえ、親の愛情は同じですから、晴さんには共感してばかり。私自身は涙もろくないほうですが、晴さんが泣くシーンは心から泣いてしまいます。
仙吉さん(中村雅俊)のギターをバックに「あの素晴らしい愛をもう一度」を歌うシーンでは、就職を祝われている鈴愛だけが泣けばいいのに、そんな鈴愛を見たウーちゃんがニコニコしながら泣いちゃって、そんなウーちゃんを見た晴さんも泣いちゃいました(笑)。

鈴愛が生き抜いていくように、芽郁ちゃんもこの大役をやり遂げる

──娘である鈴愛は、どんな子だと思いますか? また、演じる永野芽郁さんの印象もお聞かせください。

すごく独創的で、枠にはまらない魅力がありますよね。小さいころから、布団の船から落ちたらワニに食べられる“空想あそび”をしたり、三途の川を挟んだ糸電話を作ったりして。その想像力と行動力が、周りの人までハッピーにしてしまう。ウーちゃんと晴さんは、鈴愛に驚かされてばかりですね。左耳の聴力を失ったハンデがあっても、たくましく成長していくんだろうなと思います。

演じる(永野)芽郁ちゃんも、鈴愛のたくましさに通じる芯の強さを持っている人。明るいキャラクターで現場を癒やしてくれる存在ですが、目の奥にはしっかりとした意志の強さもあります。
朝ドラのヒロインって、スケジュールはもちろんのこと、数十年にわたる年齢の演じ分けですとか、大変なことがたくさんあって。物語の中で鈴愛が喜び、苦しみ、悲しむように、芽郁ちゃんもたくさんの葛藤をしていくと思うんですね。でも芽郁ちゃんなら、鈴愛が生き抜いていくように、この大役をやり遂げられる。私はそう確信していますし、心から応援しています。

朗らかな笑顔で鈴愛の前にいたい

──鈴愛の東京行きをめぐっては、反対する晴さんとの関係に見応えがありました。

やっぱり、耳のことが気がかりなんですよね。家族、友達、ふくろう商店街のみんなが愛情深く見守ってくれる岐阜の環境だからこそ、鈴愛は伸び伸びと生きてこられた。厳しい都会でちゃんと生きていけるのかと、晴さんが心配になる気持ちはとても分かります。お芝居としても、単純に怒るのではなく、この子自身のために現実を知ってもらおうという意識で臨みました。

でも鈴愛を送り出してからは、もう見守っていくしかないんだと、晴さんも一つ覚悟を決めたように思います。それこそウーちゃんみたいに、朗らかな笑顔で鈴愛の前にいようと。たまに顔を合わせるシーンでは、鈴愛にも芽郁ちゃんにも「お母ちゃんがついているから大丈夫」と感じてもらえるような存在でいたいですね。
とはいえ、娘のいないところでは、やっぱり心配しているのが晴さん。東京での鈴愛は、仕事も恋愛もどうなることやら……。うーん、お母ちゃんは心配です(笑)。

2018(平成30)年度前期
連続テレビ小説「半分、青い。」

【放送】平成30年4月2日(月)~9月29日(土)<全156回(予定)>

【作】北川悦吏子

【出演】永野芽郁、松雪泰子、滝藤賢一 / 佐藤 健、原田知世、谷原章介 /
井川 遥、余 貴美子、風吹ジュン(語り)、豊川悦司、中村雅俊 ほか

【制作統括】勝田夏子

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