正人ロスの声、お待ちしています。

連続テレビ小説「半分、青い。」

毎週月曜~土曜 
[総合]前8:00~8:15 / (再) 後0:45~1:00
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律の大学の同級生・朝井正人を演じる中村倫也さんにインタビュー!

自分の中の“ホイップクリーム系男子”を出す

──朝井正人(マアくん)を演じる上で、どんなことを大切にしていますか?

北川(悦吏子)さんが台本に散りばめた「フワフワホイップクリームみたいな男子」「切実さの感じられないところが魅力」といったト書きがヒントになりました。ご本人とお会いしたときにも「(中村さんは正人の)まんまじゃん」と言われたので、「そうなんだ」と(笑)。あまり作り込まずに、自分の中のホイップクリーム系男子を出そう、という意識です。

正人はマイペースな人なので、基本的には、しゃべるスピードを意図的に落としています。「半分、寝ているような顔」というナレーションのとおり、表情もほとんど力みません。どんなときにも眉間にシワが寄らない人なんですよね。その上で、正人のつかみどころのなさを本当に表現するには、シーンごと、相手ごとのチューニングが必要だな、と感じているところです。

これまでにいろいろな役を演じてきましたが、いちばん塩梅あんばいの難しい役かもしれませんね。頑張って演じようにも、頑張っている感じが出ちゃうと、正人でなくなってしまいますし(笑)。内心では必死になりながらも肩の力を抜く、武道の達人のようなたたずまいを心がけています。

アタックの強いことばも、純粋な寂しさから出てくるもの

──常に複数の恋人がいるという正人ですが、モテる理由はどこにあると感じますか?

いちばんは、人の気持ちによく気が付くところでしょうね。思わせぶりな発言は、その結果として出てくるもので、半分は無意識に言っているんだと思います。
「新しい犬来ました。前の犬、捨てる?」「増えてくじゃん、犬。なんで女の子は、増えちゃだめなの?」というアタックの強いことばも、純粋な寂しさから出てくるもの。律の前で女の子を振る正人の初登場シーンも、いかに悪意なく、嫌味なくしゃべるか、がテーマでした。ポーカーフェイスでミステリアスだけど、放っておけない雰囲気が、女性をきつけるんだと思います。

モテる理由といえば、おもかげで律に言った「律みたいにきれいだと、女の子もびびんだよ。俺くらいがちょうどいいんだよ」というセリフもありましたね。なるほどなぁと思いました。
たしかに、自分と同じ時間に(律役の佐藤)健がメイクしていると、「きれいな顔してんなぁ……」って、鏡越しに見ちゃいまからすね。健が視線に気付いて、自分が目をそらす、という瞬間が毎朝あります(笑)。

鈴愛ちゃんを好きになった瞬間がどこか想像してみて

──正人と鈴愛はいい雰囲気ですが、お互いのどんなところに惹かれたのだと感じますか? また、鈴愛との芝居で気を付けているポイントなどを教えてください。

鈴愛ちゃんが正人に感じているものは「安心感」だと思います。彼女はたまに暴走機関車のように周りを巻き込むけど、正人は一切ペースを乱されないので、そこが魅力的に映っているのかなぁと。
逆に、正人から見た鈴愛ちゃんは、一緒にいておもしろい、放っておけない人。正人と正反対で、熱量が高いし、喜怒哀楽がクルクル入れ替わりますからね。「興味深い人だなぁ」から始まって、笑顔でいてほしいなぁ、笑顔にしてあげたいなぁと、気持ちが変化していったんじゃないでしょうか。芽郁ちゃんの演じる鈴愛ちゃんを見ていると、自然にとろ~んとした笑顔になれるので、そこはすごく助かっています(笑)。

たぶん、正人は鈴愛ちゃんをとっくに好きになっているはず。公園でキスしたときからなのか、もっとさかのぼって、「あなたが私の王子様」と言われたときからなのか、見ている方にいろいろ想像してもらえたらうれしいです。解釈の余地を残す芝居をしたつもりなので、正人のちょっとした目線や間にも注目してみてください。

鈴愛ちゃんへの気持ちは“初恋”に近かった

──告白した鈴愛を、正人が振る展開になりましたね……。鈴愛に応えなかった正人の気持ちを、中村さんはどう捉えていますか?

やっぱり、律とのことが大きかったでしょうね。鈴愛ちゃんと律はお似合いだし、お互いのことが好きでしょ、と。恋よりも律との友情が大事だし、もっと言えば、自分がどうこうよりも、結ばれるべき鈴愛ちゃんと律の関係を崩したくなかった。正人にとって、つらい選択だったろうなと思います。

寂しがり屋で躊躇ちゅうちょなく彼女を増やしてきた正人にしてみれば、これはいままでにない行動だったはず。たぶん初めて、本当の意味で人を好きになったんじゃないでしょうか。正人の鈴愛ちゃんへの気持ちは、“初恋”に近かったと思います。

二人の恋のエピソードは落ち着いたわけですが、今後の正人はどうなるんでしょうねぇ。もし“正人ロス”が起きれば、再登場もあるんじゃないですか(笑)? たとえば、最終回より少し前の箸休め的なエピソードで、鈴愛のピンチに白馬でさっそうと現れたり、ものすごい子だくさんのパパになっていたり……。そんな展開をひそかに期待しています(笑)。
「あさイチ」の“朝ドラ受け”でも、「正人をまた見たい!」みたいなことを言ってくれたら、うれしいなぁ。みなさんからの正人ロスの声、お待ちしています。

2018(平成30)年度前期
連続テレビ小説「半分、青い。」

【放送】平成30年4月2日(月)~9月29日(土)<全156回(予定)>

【作】北川悦吏子

【出演】永野芽郁、松雪泰子、滝藤賢一 / 佐藤 健、原田知世、谷原章介 /
井川 遥、余 貴美子、風吹ジュン(語り)、豊川悦司、中村雅俊 ほか

【制作統括】勝田夏子

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