「ブレーキを外して暴れまわる!」
赤塚不二夫役・玉山鉄二さんインタビュー

土曜ドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」

6月30日(土)放送スタート!(全5回)
毎週土曜[総合]後8:15~8:43 ※初回は後7:30からの拡大SP

昭和の漫画界で、数々のギャグ漫画を世に送り出した赤塚不二夫さんが、この世を去って早10年。ハチャメチャな漫画の世界より、赤塚不二夫の実生活はもっとハチャメチャだった。社会では典型的なダメ親父・赤塚が、なぜ多くの人に愛され慕われたのか。

6月30日から始まる「バカボンのパパよりバカなパパ」では、赤塚不二夫の考える「家族」のあり方を描き、笑えて・笑えて・泣けるドラマをお届けします!

今回は、赤塚不二夫役の玉山鉄二さんにインタビュー。ドラマの見どころをお聞きしました。

 “博愛の精神”に共感が持てた

──赤塚不二夫さん役と聞いたときの感想を教えてください。

最初は、僕が演じるのはふさわしくないんじゃないかと思っていたんです。でも、赤塚さんのことを調べていくうちに、彼の“人と人の垣根を取っ払ってバカやっていれば、自然と手をつなぐことができる”という博愛の精神にものすごく共感し、この役はやらなければいけないと思いました。

家族の物語でもあり、夫婦の物語でもあります

──破天荒なイメージの赤塚さんですが、演じてみていかがでした?

やっぱり実在の人物を演じるとなると、常に責任感みたいなものは付きまといます。ですが、“あの”赤塚さんです(笑)。あえて気負わず、とにかく倫理的・理性的なブレーキを外して暴れまわる、ということに気をつけました。

──ブレーキを外して挑んだシーンは?

第1話では、不二夫が女装するというシーンがあるんです。しかもセーラー服姿で。あれは、本番より衣装合わせの方が恥ずかしかったですね(笑)。僕、ふだんは内気で恥ずかしがりやなんですけど、現場だとそれが全く出ないんです。“シェーのポーズ”も全力でやりました。

担ぎ上げられ今度は何をしちゃうの~?

 赤塚さんが愛された理由とは?

──役作りはどんなことをしたのですか?

赤塚さんの漫画制作プロダクションで、漫画を描く一つ一つの工程や、どんな道具を使ったりするのかを指導していただきました。そこには、作品のグッズや赤塚さんが大事にしていたぬいぐるみなどいろいろありました。

真剣に何かを考え中……

中でも僕が一番気になったのは、赤塚さん直筆の「明日から俺のことを社長と呼ぶように」と書かれた張り紙です。当時、「社長」と呼ばれていたのは、2番目の妻・眞知子さんで、赤塚さんはそれが気にくわなくて急に貼りだしたんだそうです(笑)。言い方が悪いかもしれないですけど、その“懐の狭さ”が赤塚さんの愛きょうや愛くるしさにつながっていて、誰からも愛された理由なんじゃないかと思います。

──赤塚家の家族構成を教えてください!

不二夫には、りえ子(森川 葵)という一人娘がいます。彼女には2人の父親、2人の母親がいて、不二夫と2番目の妻・眞知子(比嘉愛未)夫婦と、不二夫の最初の妻でりえ子の母・登茂子(長谷川京子)と、その再婚相手・キータンこと江守清人(馬場 徹)夫婦です。

左から、比嘉愛未さん、長谷川京子さん、馬場 徹さん

現場は、みんなが互いを補って助け合うという空気感があり、日に日に“5人で家族”という感覚が強くなっていきました。クランクアップの後も、家族で集まったり、いまだに連絡を取り合っていますね。

──家族以外で注目の人物はいますか?

りえ子の子ども時代を演じてくれたのは、連続テレビ小説「マッサン」で親子役だった住田萌乃ちゃんです。萌乃ちゃんからは、「マッサン」終了時に、「またお仕事一緒にしましょうね」と書かれたお手紙をもらっていたんです。それがすぐにかなって、僕もうれしかったですね。

左から、森川 葵さん、住田萌乃さん、浅香航大さん

そして、「マッサン」チームからもう一人、浅香航大くんも不二夫の担当編集者・横井 隆役として出演しています。浅香くんは、すごく真面目で自信家。昔の自分を見ているような気持ちにさせられます(笑)。演じる横井は、新人の編集者時代から仕事も遊びも常に不二夫と一緒です。僕も浅香くんとはプライベートでもつきあいがあって、役の関係性を築くのは難しくなかったです。

──このドラマの原作者でもあり、赤塚さんの実の娘・赤塚りえ子さんとはお会いしたのですか?

赤塚さんのプロダクションでお会いすることができました。りえ子さんは、「私はパパもママも2人ずついますけど、ほかの家族より幸せだって胸を張って言える自信があります」とおっしゃっていました。さらに、「玉山さんが感じたように自由にやってください」と言っていただき、すごく背中を押されたような感じがしました。これまで赤塚さんの人生を描いた作品はたくさんありましたが、せっかくならナンバー1にならないと、という思いにもなりました。自信を持ってみなさんに見ていただける作品になったと思います。

家族のシーンは必見です

ドラマの冒頭には、「案内人」として松尾スズキさんも登場。実際に赤塚さんが、長年の盟友・タモリさんたちと足しげく通ったお店で撮影が行われたんだそうです。そんな細かな“赤塚イズム”を探してみるのもいいかもしれませんよ♪

【放送予定】6月30日(土)放送スタート!(全5回)
毎週土曜[総合]後8:15~8:43 ※初回は後7:30からの拡大SP

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