早坂 暁、自らの体験をもとにした兄妹の物語

スペシャルドラマ 花へんろ 特別編「春子の人形」ほか

昨年暮れ、88歳で亡くなった脚本家・早坂 暁さん。
8月4日(土)に放送されるスペシャルドラマ『花へんろ 特別編「春子の人形」』が最後の作品になりました。人間の本質と社会を鋭い洞察力で描きつづけた早坂 暁のいわば「人生の原点」を鮮やかに示した遺作ともいうべきこの作品。自らの体験をもとにした、兄と妹の心揺さぶる物語です。

本編の放送を前に、昭和の名作「花へんろ」の総集編と、桃井かおりさんがお送りする特別番組、プレミアムカフェ「新 花へんろ」の放送が決定しました。

ドラマ「花へんろ」総集編〈全3回〉

【放送予定】
7月18日(水)、25日(水)、8月1日(水)
BSプレミアム後10:00~10:30

【出演】桃井かおり、河原崎長一郎、中条静夫 ほか

早坂 暁さんの自伝的かつ代表的な作品「花へんろ 風の昭和日記」(昭和60年~63年放送)の総集編を3回にわたって放送します。

舞台は、大正末期から終戦までの四国の風早町(現在の愛媛県松山市)。遍路道に面した商店「富屋勧商場」に嫁いだ静子(桃井かおり)を軸に、激動の時代を生きる庶民の生活を叙情豊かに描きます。早坂さんの最後の作品となる『花へんろ 特別編「春子の人形」』の放送を前に、昭和の名作「花へんろ」の第1章から第3章までを振り返ります。

「早坂 暁を探して ~桃井かおりの暁さん遍路~」

【放送予定】
8月1日(水)BSプレミアム後9:00~10:00

【出演】桃井かおり ほか

「何でも乗せられる、白いごはんのような女優になりなさい」。早坂 暁さんが、若き日の桃井かおりさんに贈った言葉です。桃井さんにとって、人生の大切な言葉になりました。早坂さんは「天下御免」「夢千代日記」など、数々の昭和の傑作ドラマを生み出しました。中でも「花へんろ」は、日本ドラマ史の最高傑作とも言われる作品であり、主人公の静子を演じた桃井さんにとっても、女優人生を変えるきっかけとなりました。

8月4日に放送される『花へんろ 特別編「春子の人形」』は、早坂さんが遺言の覚悟で臨もうとした作品。早坂さんは何を託そうとしたのでしょうか? 桃井さんが早坂さんの故郷・松山を訪ねるなど、さまざまな人と出会いから探ります。早坂さんが現代に伝えたかったラストメッセージとは……私たちが忘れてはいけない宝物を見つめました。

プレミアムカフェ「新 花へんろ」

戦争が終わって間もない、愛媛・風早町。歴史ある劇場の運営を任されることになった静子は、楽しみの少ない町の人を喜ばせようと、次々と新たな試みを行うが…。

庶民の目線で戦争とその後の社会を描いた早坂 暁「花へんろ」シリーズ最終章「新 花へんろ」全6話を、ドラマに出演した小倉一郎さん、国文学者で昭和・平成のドラマ研究者でもある藤井淑禎さんの解説を交えて紹介する。

第1話「日本はどうなるんかナモシ」
第2話「これからはダンスぞナモシ」

【放送予定】
8月1日(水)BSプレミアム前9:00~10:45

第3話「ダンスパーティーの夜」
第4話「肉体の門ぞナモシ」

【放送予定】
8月2日(木)BSプレミアム前9:00~10:45

第5話「青春の門かナモシ?」
第6話「お遍路は歌ぞナモシ」

【放送予定】
8月3日(金)BSプレミアム前9:00~10:45

スペシャルドラマ 花へんろ 特別編「春子の人形」

【放送予定】
8月4日(土)BSプレミアム後9:00~10:30

早坂暁さんが“これだけは未来のために書き残したい”と考えたのは、13歳で亡くなった妹のことだった。早坂さんが自らの体験をもとに作った、遺作ともいうべきドラマ。

【あらすじ】
昭和初期の四国、松山。お遍路道に沿った商家の軒下に、人形と一緒に赤ん坊が置き去りにされていた。この女の子は春子と名づけられ、少年・良介の3歳違いの妹として仲むつまじく育てられた。やがて戦争が始まり、16歳の良介(坂東龍汰)は、海軍兵学校に合格して瀬戸内の海を渡った。思案した母親・静子(田中裕子)は初めて春子に事実を告げた。「本当の兄妹ではない」と。兄にほのかな恋心を抱いていた春子(芦田愛菜)は無邪気に喜び、それを兄に伝えるために広島へ向かった。その翌日…原子爆弾が、上空でさく裂する。

【出演】坂東龍汰、芦田愛菜、田中裕子、尾美としのり、中西美帆 ほか

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