西部劇を代表する俳優 ジョン・ウェインの
傑作・名作3作品を放送!

駅馬車 ほか【坂本朋彦のシネフィル・コラム】

8月20日(月)[BSプレミアム]後1:00 ほか

ジョン・ウェインの魅力があふれでる3作品!

ゆったりとした低い声、何も持っていないと所在なさげで、拳銃も馬も小さく見える大きな体には、やはりライフルがよく似合う…、アメリカ映画、とりわけ西部劇を代表する俳優であり、大スター・ジョン・ウェイン。亡くなって40年近くになりますが、映画史上にその名を刻む巨人です。そのウェインの傑作・名作3本を放送します。

まずは「駅馬車」(1939)。映画史上最高の一つとされる傑作中の傑作です。駅馬車の乗客たちの人間模様、アパッチの襲撃、まさに映画のお手本ともいえる作品であり、80年近くたった今も、何度見てもそのおもしろさに圧倒されます。ウェインは、悪者とされながらも、実は純真で家族思いの男リンゴー・キッドを演じ、出世作となりました。

【放送日時】
プレミアムシネマ「駅馬車」
8月20日(月)[BSプレミアム]後1:00~2:37

1950年代になって、ウェインは、自身の製作会社を設立、プロデューサーとして、数々の作品を送り出します。その一つが「ホンドー」(1953)。この作品も、クレジットはありませんが、プロデューサーとして関わっているということです。もともとは3D映画として製作され、ウェインが新しい映像表現にも敏感だったことがうかがえます。共演のジェラルディン・ペイジは、ブロードウェイの舞台で活躍し、演技派として多くの俳優たちから尊敬されていた名優です。これが映画デビュー作で、アカデミー賞にノミネートされています。おそらく、考え方も生き方も違うと思いますが、俳優としてその実力を認め、尊敬しているところが、ウェインの映画人としての大きさだと思います。

【放送日時】
プレミアムシネマ「ホンドー」
8月21日(火)[BSプレミアム]後1:00~2:25

そして、数々の作品で共演したモーリン・オハラと夫婦を演じるのが「マクリントック」(1963)。シェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」をモチーフに作られた、荒っぽい西部男と、粗野な暮らしを嫌い、都会で暮らしたいと思う妻との喜劇ですが、ウェインは、それまでのイメージそのままの、まるで子供のような主人公を楽しそうに演じています。監督のアンドリュー・V・マクラグレンは、ジョン・フォード監督の傑作中の傑作「静かなる男」(1952)で、ウェインと殴り合いを果たした名優ビクター・マクラグレンの息子さんです。アンドリューはこの作品で注目され、西部劇や戦争映画などで知られるようになりました。さらに、ウェインの息子パトリックと娘のアイッサが出演、製作も息子のマイケルが務めており、家族ぐるみでの作品となっています。

【放送日時】
プレミアムシネマ「マクリントック デジタル・リマスター版」
8月22日(水)[BSプレミアム]後1:00~3:08

映画の魅力そのものを体現するかのような名優ジョン・ウェイン。その魅力をたっぷりお楽しみください。

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坂本朋彦

【コラム執筆者】坂本朋彦(さかもと・ともひこ)

1990年アナウンサーとしてNHK入局。キャスターやニュースなどさまざまな番組を担当。2014年6月からプレミアムシネマの担当プロデューサーに。

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