どこまでも龍馬さんについていく

大河ドラマ「西郷(せご)どん」

何者にも染まらない龍馬の妻・お龍が登場! 演じる水川あさみさんに、お龍の魅力を語っていただきました。

愛にまっすぐ、信念は曲げない! あと、ちょっと話を盛るクセも。

「西郷どん」のお龍さんは、「何があっても譲らない信念」が魅力なのかなって思います。とにかく龍馬さん(小栗 旬)のことを好きで好きで、愛してやまない。どこまでも龍馬さんについていくという女性です。

このお龍さん、史実では20代のころ、身売りされそうになった妹を刃物を持って助けに行った……というエピソードがあるみたいで。若い女の子が命がけでやってのけちゃうその覚悟とか、一本芯の通った性分がとってもおもしろいなぁと思うんです。

お龍さんのセリフは全部、お気に入りです。みんなの発想にないようなことを平気で言っちゃうから、演じていても気持ちがいいんです。

あと、気づいたんですけど、ちょっと話を盛るクセがあります。西郷家で寺田屋事件の話をするシーンで、「うちはもう声がつぶれてもええ思うて『坂本さん逃げてー!』って叫んだんどす」なんて言ってるけど、それは言ってないやん、とかね(笑)。

ここまで覚悟を持って愛せるって、すごいことじゃない?

あの時代に人前で男女がべったりいることってありえないかもしれないけれど、そこは龍馬とお龍のあり方でいいのかなと思って、それはそれは密着しています(笑)。

執ようにくっついたり、世話をしたり、今の言葉でいうとイチャイチャしているんですけど、龍馬さんがとがめるわけでもなく、そのままにいるところがすてきだなと思いますね。人目を気にすることもなく、「これがオレの妻だ、どうだ、おもしろいだろう?」って思ってるふうに見えるんですよ。女性としても人間としても、お龍らしさを認めている関係性がいいなと思います。

だけど、お龍には伝えずにひとりで長州に行こうとするシーン(第33回「糸の誓い」)とか、男性として妻を守らないといけないという行動は、深い愛情を感じるところです。まぁそれは、お龍さんには通用しないんですけどね。

しかしながら、いつ命の危険にさらされるか分からない状況の中で龍馬さんについていくなんて、心臓が何個あっても足りないですよね。ここまで覚悟を持って人を愛せるってなかなかできたもんじゃないなと思います。

おせっかいだけど、許してね。

お龍らしさが出ていると言えば、子どもができないことを気にする糸さん(黒木 華)に「下手な鉄砲もなんとやら…」なんて言っちゃうシーンですよね。さらに西郷さんに糸さんの気持ちを勝手に代弁しちゃったりして、“おせっかいババァ”みたいになってます(笑)。

旦那さまと同じくらい前へ前へ出て発言しちゃうので、お龍は決してお手本になるような奥方ではないと思いますけど、ウソがなくて素直に言っちゃうところが彼女の魅力でもあるといいますか(苦笑)。逆に、糸さんこそ奥方の見本だなと思うんですけど、お龍にしたら「もっと素直に気持ちを伝えたら?」って思うんでしょうね。

もちろん糸さんが幸せになってくれることを願っているし、もうちょっと勇気を出せばもっと幸せになれるんじゃないか、っていう後押しをよかれと思ってやってしまう。あまりにも強引だけど、そこはお龍なりの応援なんですよね。だけど、龍馬は凍ってました。むせてましたし(笑)。

2018年(平成30年)大河ドラマ「西郷せごどん」

【放送予定】毎週日曜[総合]後8:00 /[BSプレミアム]後6:00

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