蓮佛美沙子「リビングウィルを、知っていますか?」

プレミアムドラマ「ダイアリー」

9月9日(日)スタート
毎週日曜[BSプレミアム]後10:00~10:49

「リビングウィル」という言葉を、聞いたことはありますか?
「尊厳死宣言書」のことです。日本ではまだ耳慣れない人のほうが多いかもしれません。

文房具メーカーに勤める主人公・彩加(蓮佛美沙子)は、女手ひとりで育ててくれた母・春海(菊池桃子)が急病で倒れ意識不明の植物状態になったことから、母の記したリビングウィルを知り、その問題と突然向き合うことになります。

母はなぜ尊厳死を望んでいたのか。その真意を探るため、母が友人たちと28年間続けていた交換日記をたよりに東京を旅立つ彩加。初めて訪れる春海の故郷・金沢で、友人を1人1人たどるうちに、春海が東京でシングルマザーを選んだ理由や自分の出生の秘密が明らかになり……。

「命の選択」という大きなテーマを見つめるだけではなく、女性たちの人生の物語が心にじんわりと響くドラマ「ダイアリー」が9月9日から始まります。このドラマで主人公・彩加を演じた蓮佛美沙子さんに、見どころなどをたっぷりと伺いました!

結婚式のドレスを一緒に選ぶ予定の日に、母は脳出血で倒れ…

 尊厳死という答えの出ない問いかけ

──ドラマのオファーを受けたときの感想は?

最初「リビングウィル」という言葉について詳しくは知らなかったので、自分なりに調べ、理解を深めておこうとしました。日本ではまだまだ議論がこれからの尊厳死ですが、ドラマを見る皆さんにひとつの問いかけを与える作品になると思います。そうした作品の作り手の1人として、今回の主人公を演じさせていただけるのは身が引き締まる思いでした。

──演じる彩加はどんな女性ですか?

すごく私に似ているんです! 私も今より若いころは、自分の母に感謝はしていても素直になれなかった記憶があります。それと、彩加は母親だけでなく、プロポーズをしてくれた優しい会社の先輩、悠一(中村 蒼)に対してもすごく不器用で……。

でも、身近な人だからこそうまく本音が言えず強気になってしまう彩加の気持ちが、不思議とすべてわかる気がしたんです。監督に念のため聞いてみたら、やっぱり彩加のキャラクターは、私をイメージした“あて書き”だったみたいです(笑)。

──悠一 役の中村 蒼さんとの共演はいかがですか?

蒼くんとは数年ぶりの共演で、とても懐かしく感じました。ふと幼なじみにでも会えたような気分というか。悠一と彩加は物語の中で微妙にすれ違い、衝突することも多いのですが、蒼くんだったからこそ演じるうえで安心してぶつかっていけた気がします。

婚約者・悠一と母・春海は初対面ですっかり意気投合してしまう。

 桃子さんは、かわい過ぎる“お母さん”

──母・春海 役を演じた菊池桃子さんとのご共演は?

私は、桃子さんと出会えたことが、この作品での大きな宝物になりました。初共演だったこともあって、最初「お母さん」とうまく呼べるかどうか不安も感じていたのですが、桃子さんを目の前にしたらその緊張がウソみたいにほどけていったんです。桃子さんの作ってくださる母性あふれる春海の雰囲気に、すぐに母娘になれました。

──どうしてもすれ違ってしまう、彩加と春海の日常も丁寧に描かれています。

この2人の、母子ゲンカをしながら年月を重ねていく過程がとてもリアルなんですよね。どこにでもある等身大の母子の姿なんじゃないでしょうか。

2人の場面はとにかく私がプリプリと怒っているシーンが多かったのですが(笑)、桃子さんご自身が、そうした母へのいらだちを隠さない私の演じる彩加と心を寄せ合うようにして、しっかり向き合ってくださいました。

でも、カットがかかるとほっこりした空気にすぐ戻って。桃子さんは、私が1人でお弁当を食べていたら、「大丈夫?怖くない?」って聞いてくれたことも(笑)。そういう優しさが、年下の私から見ても「かわいい!」って思えちゃうくらいすてきな「お母さん」でした。

 交換日記の思い出と金沢でのロケ

──春海の故郷、金沢での映像も美しいですが、金沢の印象は?

東京から金沢へ、彩加の旅は美しいロードムービーのようでもありますね。金沢ロケは10日間ほどありました。私は本来、自分のお家が大好きなタイプなのですが、金沢の町がすごく好きになってしまって、もっと滞在していたかったほどです。小京都のような街並みや加賀友禅、肌に感じる金沢の風も好きでした。どこに行っても、食べ物がすごくおいしかったです。

婚約指輪を返し、彩加はひとり春海の人生をたどる旅へ出る。

──金沢では、春海の親友たちに会いに行きますね。

会いに行くきっかけになった秘密の交換日記が、高校時代から28年間続いていたという設定もロマンチックですよね。私も中学時代に友達とはじめたことありましたけれど、いつの間にか途絶えていた気がします(笑)。

また、春海の高校時代の親友である千夏を演じた大塚寧々さん、明恵 役の濱田マリさん、芙由子 役の西田尚美さんが、皆さん本当に女優としても女性としても尊敬できる方で。金沢で皆さんとご飯に一緒に行けて、楽しいお話をお伺い出来たことがとてもよい思い出です。

千夏、明恵、芙由子の3人と会ううちに、春海がなぜシングルマザーの道を選んだのか、そして父親は誰なのかということも謎解きのように明らかになっていくので、ぜひ見逃さないでほしいです!

──最後にメッセージをお願いします!

ドラマだけれど、まるでドキュメンタリーを見ているかのような気持ちになれる作品に仕上がりました。また、尊厳死ということだけでなく、母子の向き合い方、命の大切さ、人生の豊かさ、いろいろなことを考えさせられるドラマでもあると思います。

もしよければ、ご家族や大切な人と一緒に見て、それぞれ感想を語り合ってほしいですね。自分だったらどういう生き方を選択するのだろうと、彩加や春海、それぞれの心に寄り添い、考えてみていただけたらとてもうれしいです。

プレミアムドラマ「ダイアリー」

【放送予定】9月9日(日)スタート
毎週日曜[BSプレミアム]後10:00〜10:49(連続4回)

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