「少年ジャンプ」編集部を100台のカメラで“生態観察”

のぞき見ドキュメント 100カメ

9月27日(木)「NET BUZZ」にて放送!
[総合]後11:55~前0:35
※9月17日初回放送

ひとつの場所を、100台の固定カメラで観察する「のぞき見ドキュメント 100カメ」。撮影スタッフが誰ひとり現場にいない、固定カメラ100台を使った撮影手法により、言わば“素”の人間ドラマを描き出す新感覚のドキュメンタリー番組です。

その第一弾の舞台は、今年創刊50周年を迎えた「週刊少年ジャンプ」編集部。100個のレンズが“のぞき見”した、ジャンプ編集部の素顔とは……?

今回は、これまでにないロケ収録に臨んだ景山直樹ディレクターにインタビュー!撮影の苦労や番組の見どころについて、じっくり聞きました!

 前代未聞の撮影スタイルに挑む!

──100台のカメラで撮影とはすごい試みですが、いかがでしたか?

私たちスタッフもはじめての経験なので、最初は試行錯誤しました。例えば使用するカメラ。従来のドキュメンタリー番組では、立派なカメラ1台を担いで、数名でチームを組んで……という撮影スタイルが多いです。

ですが今回仕掛けるカメラは100台で、撮影期間は4日にわたります。 それだけの連続撮影が可能で、取材対象者にカメラを意識させないためには、可能な限り小さいサイズのものが望ましい。とはいえ、画質はちゃんとしたクオリティーのものでないといけない。どんなカメラがいいのかを検討した結果、“ゴープロ”というカメラを使用することにしました。よく、ヘルメットなどに装着して使用するカメラですね。

──ジャンプ編集部の、どんなところにカメラを仕掛けたのですか?

ジャンプ編集部員は18名おり、各々のデスクはもちろん、足元、会議室、休憩スペースなど、ありとあらゆる場所に仕掛けました。ほかの人には聞かれたくない、秘密の電話をするスペースなんかにも設置しましたね。意識したのは物陰から撮影しているような位置にカメラを据えるなど、“のぞき見”っぽさを演出すること。

ものすごい数です!ジャンプ編集部の様子をこんなに見られるとは!

もちろん編集部の皆さんには、許可をいただいた上で撮影を行っていますが、すべてのカメラ位置まではお伝えしていません。そうすることで、より現実に近いリアルな姿を捉えられますし、視聴者の皆さんには、実際その場にいるかのような臨場感を味わっていただけると思います。

──どんな番組に仕上がりましたか?

前半は、ジャンプ編集部の皆さんの日常を垣間見るような内容です。それこそ、「デスク周りってこんなに雑然としているんだ……」とかですね。中盤は、新人マンガ家発掘に奮闘する姿を中心に描いています。そしてラストは、編集部で最も重要だと言われている、新連載を決める会議が行われる1日をドキュメントしていく、という流れです。

いわば、ジャンプ編集部の皆さんの“生態観察”を通じて、「週刊少年ジャンプ」が生まれる秘密の一端を垣間見るといった内容なんです。

──番組を作る上で苦労したことは?

編集作業です。通常のロケと違って私たちスタッフは撮影現場にいないので、何が撮れているのか分かりません。面白いかどうかは、撮影したものを見てからでないと判断できないわけです。

ただ、撮影した映像は合計で2500時間に及びました。1人で見ると1日24時間見続けても、100日以上かかるという計算です。

さすがにすべてを見るのは非現実的なので、スタッフ2人で手分けしながら、ある程度目星をつけながら確認していきましたが、それでもかなりの量でした(笑)。

ですが、おかげで意外な発見もできました。事前の取材で「この人は面白いものが撮れそう」と感じた方には、多めにカメラを設置したんです。ところが全くノーマークだった人が、面白い動きを見せてくれて。

ある方は、しょっちゅう替え歌を口ずさむんですよ。しかも、それが秀逸(笑)! 100台ものカメラを設置したからこその発見です。100人いたら、100通りのドラマがあるんだなと思いました。誰もが主人公になれる、そんな番組です。

 「あるある」エピソード満載!

──改めて、番組の見どころはどんなところでしょうか?

この番組の特徴は、100台のカメラすべてが固定カメラであること、さらにナレーションもインタビューも一切ないということです。一般的にドキュメンタリー番組には、作り手の意図が反映されます。

例えば、見せたいものにはカメラがズームインするし、「ここ、伝わりづらいな」と思う部分にはナレーションで説明を加えたりする。インタビューも、相手が本当に思っていることと、作り手が聞き出したいと思っていることが食い違うことはよくあります。

今回は、それらを排除した作り方を目指しました。それにより、ジャンプ編集部の皆さんの「飾らない会話」や「等身大の素顔」が映し出されていると思います。

中には、上司と部下の上下関係だったり、同期とのライバル関係だったり、「こういうこと、どこにでもあるよね」と、思わず共感してしまう場面も登場します。視聴者の皆さんには、ジャンプ編集部という“特別な環境”の中で繰り広げられるドラマに、共感しながらご覧いただけると思います。

さらに、同じ瞬間の複数人の表情を、シンクロさせて映し出すということもドキュメンタリーとしてはあまりない試みだと思います。例えば、編集部の中央で、カップ焼きそばを食べながら盛り上がる編集者たちがいたと思えば、同じ瞬間、別の部屋では作家さんと深刻な電話をしている人がいる。

そんな悲喜こもごもな人間模様を見られるのも、“100カメ”ならではだと思います。あらゆる角度からジャンプ編集部を“のぞき見”できる番組です。ぜひご覧いただきたいです。

最後に、番組にMCとして出演されるオードリーの若林正恭さんと春日俊彰さんからの動画メッセージをどうぞ!

【放送予定】9月17日(月・祝)[総合]後10:45〜11:15
【再放送】9月24日(月・祝)[総合]前11:20

▶番組ホームページ

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