芦田愛菜 × 佐藤隆太 × 広末涼子
家族の愛の物語を「声」で熱演!

FMシアター「エンディング・カット」

2月2日(土)[NHK-FM]後10:00~10:50

中学生の娘・芦田愛菜 × 父・佐藤隆太 × 母・広末涼子
芦田愛菜ラジオドラマ初挑戦!

【あらすじ】
小さな美容室が始めた“エンディング・カット”。美容師が、亡くなった人の髪を遺族の依頼でカットやカラーなどヘアーセットする。故人をしのぶため、遺族にその人らしさを思い出してもらう“最後の時間”を生み出す。エンディングカットの活動をする美容師の父親と、勧めた母親。そのことに嫌悪感をもっている中学生の娘。
人の死に向き合おうとする親子のヒューマンドラマ。エンディングカットという実在するテーマをモチーフにした物語。

 出演者3人にインタビュー!

──収録を終えての感想は?

芦田:今回がラジオドラマ初挑戦で、新鮮なことだらけでおもしろかったです。アフレコとはちょっと違って、絵もない状態で場面を想像してもらわないといけないのが難しいなと思いました。

──芦田さんは、先輩二人との共演はいかがでした?

芦田:本当に、あっという間だったので名残惜しいというか。もっとお二人とお芝居させていただきたかったです。私すごい緊張していて。

佐藤:え? 緊張してたの?

芦田:緊張してましたよ!

佐藤:ホントですか? 余裕、余裕とか言ってなかったっけ?(笑)。

芦田:言ってないです!(笑)。お二人の声を聞いているだけで、その世界が想像できて、自然に引き込んで下さるというか、まるで乗り移ったかのようにお芝居している感覚が全然なく、本当にその役になりきってできました。

広末:分かってはいたんですけど、芦田愛菜ちゃんすごいなと思って。感情の乗せ方や受け止め方が的確で、この年頃特有の反抗期的なセリフとか、独特な現代っ子の部分もちゃんと出していて。それって私たちだとできないことなので。聞いていて納得しながら私も感情が自然と入ってすごく楽しかったです。

佐藤:ご本人を目の前にして言うのも照れくさいですけど、お二人が芝居しているのを聞いていると、本当に台本で想像した以上に、よりすてきな作品になるというか。温度の乗せ方がとてもじょうずだったので、一緒にその輪に参加できてすごい楽しかったです。年齢的にも演じたキャラクターと近いですし、僕自身も親になってるっていうことが、父親役を演じるにあたって大きかったです。

──実生活でも親である佐藤さんと広末さんは、この台本を初めて読んだときどう感じましたか?

広末:とてもステキな本だと思いました。さっき愛菜ちゃんがおっしゃってたみたいに。ほんとに自然に感情移入ができて、どのキャラクターにも「ここってこういう気持ちじゃないな」みたいなセリフが一つもなくすんなり入ってきました。事前の本読みでは、なるべく我慢したんですけど、涙涙で、ここまで泣くと思ってなくて(笑)。

佐藤:感情の波がすごく大きな作品で、芝居のときに鼻水がすごかったんですよ。本読みでそんなになることめったにないですから、自分でもびっくりしました。

広末:私もハンカチを置いていたのに、「やばい、ハンカチじゃダメだった。ティッシュだった」って思って、席を離れてティッシュを取りに行くのどうしようってちゅうちょしてたら、途中から、隆太くんがポケットティッシュに手を伸ばしたんだけど、セリフしゃべらないといけないからやめてみたいなジェスチャーがすごいいとおしくて。

芦田佐藤:笑。

広末:収録中も感情をあまり出すと邪魔になっちゃうから、「我慢しなきゃ、自分のセリフがあるのに泣いちゃったらいけない」と思って。でも、オンエアーのときは(リスナーとして)思いっきり泣けるよね(笑)。

佐藤:それはそうですね。もう泣いていいですよね。

広末:みんなの声がここまで感情を揺さぶるんだなって驚きました。

──ドラマのタイトルにもなっている“エンディングカット”は、納棺の際に理美容師が遺族の依頼で故人の髪を切る、三重県で始まった実在するお仕事ということですが皆さんはご存知でしたか?

芦田佐藤広末今回、初めて知りました。

──今回、そのエンディングカットについてどのような印象を持ちましたか?

芦田本当にすてきなお仕事だなって思います。最後に、生きているときと同じような姿で亡くなった人と家族がちゃんと向かい合うことができる。そんな時間を作るお仕事ってすごくすてきだなって思いました。

佐藤:ドラマの中の父親はエンディングカット技師で、その道を選ぶ理由には非常に切ない状況があり、そのことを考えるとすごく胸が苦しくなります。エンディングカットのお仕事をされている方は、非常に細やかなことを想像できる人だと思います。故人様との最期のお別れをする前に豊かな時間を作ってあげたいというところまで、人の気持ちに寄り添えるのは、やっぱりすごく温かい方なんだろうなって思いました。

──最後に、このラジオドラマをリスナーにどんなふうに聴いてほしいですか?

芦田:最初は、お父さんがエンディングカットという仕事をしていることを受け止め切れていなかった結が、受け止められるようになるまでの葛藤にも注目していただきたいですし、エンディングカットっていうすてきなお仕事があるっていうことを知っていただくきっかけになればいいなって思います。

広末:ほんとにシンプルに物語としてすてきなお話なので、ひとりでも多くの方に聴いていただければうれしいなと思います。自分自身の生き方とか、将来のこととか、命や死について考えさせられる作品だと思うので、そんなふうに考えてもらう時間を持ってもらえたらすごくうれしいです。なんでもそうなんですけど、自分が見たい、聴きたいと思える作品に関われるってすごく役者としても幸せなことなので、とてもうれしく思っています。

佐藤:こんなに苦しく切ない話なのに、ここまで愛おしく感じられる作品は演じる側としてもそうそう出会うことがありません。ずっと思ってはいることですけど、現実っていつまでも一緒にいれると思った人がいついなくなってもおかしくない世界。だから、こういう題材を扱った作品と出会うと、伝えたいことはたとえ照れくさいことであっても伝えようという気持ちがより強くなります。聴き終わったあとに、あったかい気持ちになれる作品だと思うので、ぜひ楽しみにしてほしいと思います。


FMシアター「エンディング・カット」

【放送予定】2月2日(土)[NHK-FM]後10:00~10:50
※NHKラジオ「らじる☆らじる」(インターネット・アプリ)での聞き逃し配信は、
2月4日(月)正午~11日(月)正午まで。

【作】新井まさみ

【音楽】池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)

【出演】芦田愛菜、佐藤隆太、広末涼子、清田智彦、高瀬哲朗、千田美智子、薬丸夏子、庄野太陽

【演出】原 英輔

【制作統括】遠山哲也

▶ 番組ホームページ

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