昔も今も変わらないスーパースター羽生善治の苦闘

BS1スペシャル「九段 羽生善治 ~タイトル通算100期への苦闘~」

2月23日(土)[BS1]後7:00

去年暮れ、竜王のタイトルを挑戦者の広瀬章人八段(31歳)に奪われ、
27年ぶりに「無冠」となった羽生善治九段(48歳)。

通算獲得タイトル100期という前人未踏の記録を目前にして、3回連続タイトル戦で敗北を喫した。平成元年の初タイトルから、数々の記録を打ち立ててきた羽生善治。
しかし近年、若手棋士に苦しめられている。彼らは、AI・人工知能を取り入れた最先端の研究で急速に力をつけてきた。48歳のベテランとなった羽生は、彼らAI世代をどう迎え撃っていくのか。

10月に開幕した竜王戦では、公式戦11連勝と絶好調の広瀬章人八段を挑戦者に迎えた。広瀬はかつてタイトル戦で羽生に惨敗し、大胆なモデルチェンジを図ってリベンジに臨んでいた。羽生との敗戦から学んだものを、今回のシリーズでどうぶつけたのか。

シリーズ前半は、羽生が得意の変幻自在な指し回しで広瀬を翻弄し、スコアをリード。
一方の広瀬も、徐々に持ち前の終盤で力を見せ、一進一退のシーソーゲームに。そして運命の最終局。羽生はなりふり構わぬ粘りの末、敗れた。

平成の終わりとともに無冠になった羽生は、心機一転どう巻き返そうとしているのか?
九段となった羽生善治の、思いと半生を描く。

制作者メッセージ
田嶋 尉ディレクター

“将棋が一番強い人”といえば誰を思い浮かべますか?
おそらく多くの人が“羽生善治さん”の名前を挙げると思います。
実は私、小学生の頃、テレビで見た羽生さんに憧れ、将棋のプロ棋士を目指しました。
(※編集部注:プロ棋士になる一歩手前の「奨励会三段」だったそうです)
夢は叶いませんでしたが、想いは変わらず、今こうして将棋の番組を作っています。

将棋の世界にはおよそ160人のプロ棋士がいて、8つあるタイトルを目指して日々戦っています。しかし、ほとんどのプロはタイトルを1回も取ることなく棋士人生を終えます。そんな中 羽生さんは99期もタイトルを取っているんです。私はプロになることもできなかったので、プロの頂点にいる羽生さんは“将棋の神様”のような存在です。

その羽生さんが近年、若い棋士たちに苦しめられています。タイトル100期をかけた去年秋の竜王戦。羽生さんに挑戦したのは、現在実力ナンバー1ともいわれる31歳の広瀬章人八段。戦いは熾烈を極めましたが、羽生さんは敗れ、タイトル100期はなりませんでした。
27年間守り続けたタイトルも失い、「九段」を名乗ることになりました。気づけば羽生さんも48歳のベテラン。もう時代は終わったのでしょうか?

番組では羽生さんをはじめ、多くの棋士や関係者に取材しました。すると、今まで知らなかった羽生さんの偉大さを思い知ることになりました。私が羽生さんに憧れて25年。やっぱり昔も今も変わらないスーパースターでした。静寂の対局室で繰り広げられる激闘、一手一手の緊張感…

将棋のルールを知らない方にも、何かを感じとっていただけると思います。平成を駆け抜けた絶対王者・羽生善治。その生きざまをぜひご覧ください。

BS1スペシャル「九段 羽生善治 ~通算タイトル100期への苦闘~」

【放送予定】2月23日(土)[BS1]後7:00

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