できることから!保護犬猫たちとの幸せな明日へ

家族になろうよ ―犬と猫と私たちの未来

2月23日(土)[BSプレミアム]
第一部 後1:30~4:20 
第二部 後6:30~8:00 
第三部 後11:00~翌前0:30

ペットとして幸せに暮らす犬や猫がたくさんいる一方で、さまざまな事情で保護犬、保護猫になってしまう動物たちがいます。

2月23日(土)に放送する「家族になろうよ」では、そんな保護された動物たちをスタジオに招き、さまざまな観点から“新しい家族”を見つける手助けをします。また、糸井重里さんや俳優・石田ゆり子さんとともに、世界各地で取材した捨て犬、捨て猫たちの保護活動の最前線もお伝えしていきます。

“保護動物たちの明るい未来について、ともに考え解決していこう”と考える制作スタッフの皆さんに、番組の制作秘話や見どころなどを聞きました。また、番組にご出演の糸井さんからも特別にメッセージをいただきました!

 誕生は保護動物たちへの熱い思いとドイツにあり⁉

──去年の5月にも放送し、今回が第2弾となるこの番組。そもそも制作のきっかけは?

渡辺悟プロデューサー:
一昨年、「テレビの中で動物たちがどのように扱われているのか」をテーマに、ある原稿を書いたんです。そのときに、番組を一緒に作っている石澤かおるディレクターが、ドイツの公共放送で20年以上も続いている“保護動物を紹介する番組”があることを教えてくれました。

初めてそういった番組の存在を知ったのですが、日本でも、いつかそんな番組ができたらと思い、実現したのが去年放送した第1弾でした。

石澤かおる(今回は)デジタル担当:
なので初回は、ドイツの番組を取材させてもらって、プロデューサーのインタビューも放送しました。ドイツではペットを飼いたい場合、ペットショップではなく専門の保護施設を訪ねます。そういう社会習慣ができているんですね。もちろん、日本でも今すぐドイツを見習って、といってもすぐには難しいので、この番組で1匹でも多くの動物たちを紹介し「出会ってしまったが最後、恋に落ちる」かのように、そうした子たちを迎えに行きたくなる人が増えればいいな、という思いで番組を企画しました。

新しい家族と暮らす保護猫と保護犬

渡辺:この番組の魅力は「動物たちの未来を考えるのは皆さんです」という議論の提示はもちろん、具体的にいま私たちには何ができるだろうと、その解決策を模索する機能を果たしていこうというのも大きな使命であり、特徴だと思っています。

石澤:そして、決して日本の現状がダメということではなくて、どんな犬や猫との出会いでもいいから、その動物たちを愛して大切にともに家族として暮らしていただく、ひとつの心構えときっかけ作りになったらという思いで前回も今回も制作をしています。

──そんな番組ですが、今回は盛りだくさんの内容になっていますよね! 第一部はどんなことを?

石澤:第一部では、前回と同様に保護犬、保護猫をスタジオに招き、彼らの引き取り条件やチャームポイントをお伝えし、動物たちの新しい家族を迎え入れる手助けができればと考えています。糸井重里さん、馬場典子さんとともに、ゲストの今田美桜さんや、松島花さん、大久保佳代子さんもお手伝いをしてくださいます。ご興味のある方は、ぜひご覧になっていただきたいですね。

ゲストの今田美桜さん

 海外の犬や猫たちの事例もたっぷりと

──第二部、三部はどんなことをするのですか?

久米麻子プロデューサー:
第二部、第三部は、引き続き糸井さん、馬場さん、そして俳優の石田ゆり子さん、旭山動物園元園長の小菅正夫さんとともに、世界各地で取材した捨て犬や捨て猫の保護活動の最前線を紹介します。

石田ゆり子さんと、旭山動物園元園長の小菅正夫さん

久米:台湾では、2017年2月に、なんと保護犬の殺処分ゼロを達成したそうなんです。動物殺処分についてのドキュメンタリー映画の大ヒットが契機となって、政界を巻き込む殺処分ゼロの法案採択までたどり着いたんです。その経緯を深く掘り下げます。

久米:また、ペット先進国といわれるイギリスでは、驚きの動物ファーストな考え方や、世界でもっとも歴史のある動物保護団体とされるRSPCA (Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals)=英国王立動物虐待協会の取り組みを中心に取材しました。ただ、動物保護団体が充実している良い面だけでなく、やはり動物虐待などの残念なニュースも絶えないのが現状です。そうした事件に対応する専門の“動物捜査官”のような存在もご紹介します。

そしてブラジルからは、2018年5月に生まれた動物保護施設、その名も「hope」の活動を紹介します。不況が続くリオデジャネイロではホームレス状態の人たちが多く、また野良犬も多いそうで、ホームレスの人を雇った動物施設が運用されはじめたとのこと。こういう事例を見ても、動物を救うことは、結局は人間を救うことなのだと、とても考えさせられるものがあります。

ブラジルの捨て犬と人のつながり

──「家族になろうよ」という番組のタイトルが心に響きますね。

久米:犬や猫は人間のペットではなくて、まさに家族というか、犬や猫たちのおかげで人間も豊かな人生が送れているのではないでしょうか。海外の事例から、日本が持っていない動物とのつきあい方の価値観について幅広く学びながら、番組をご覧になる皆さんと一緒にこれからの未来のことを考えていけたらうれしいです。

 番組ご出演の糸井重里さんからメッセージ!

今回は特別に第1弾から出演されている糸井重里さんからコメントをいただきました!

どうぶつ愛護って、本気で取り組もうとするとなかなか簡単じゃないものですよね。僕がもしテレビ局の番組を制作する立場にいたら、ぐずぐずしちゃってこういう番組はやらなかったかもしれない(笑)。実際にやろうとすると難しいということも、とてもわかるしね。何もかも完全にやろう!となると、無理なんだと思うんです。だからこそ、この番組のように「最初にとりあえずやってみよう」という気運があったことがすばらしいなと。

保護犬、保護猫のことも、“いろんな人がその人なりにできることをやっていく”ことがいいんじゃないかな。「できることから」ってね。だから、僕も僕なりのことをしていきたいと思っています。

ただ、“どうぶつ愛護”が目的ではなくて、やはりそこには「犬がかわいい」「猫がかわいい」という気持ちがあることが基本だと思うんです。そのうえで、じゃあかわいそうな子たちをどうしたらいいかとか、もっと大切にできるのではないかとか、考えるきっかけになったらいいですよね。

テレビをご覧になる皆さんにも、じゃあこれを手伝おうか、こうしてみようか、というアイデアをいただけたらうれしいです。ぜひそれぞれのできることを出し合いましょう。

番組ホームページ内では、現在メッセージを募集しています。それを元に、糸井さんや石田ゆり子さんたちと、どうぶつの未来について考えていきましょう!

「家族になろうよ―犬と猫と私たちの未来」

【放送予定】
2月23日(土)[BSプレミアム]
第一部 後1:30~4:20
第二部 後6:30~8:00
第三部 後11:00~翌前0:30

▶ 番組ホームページ

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