11年ぶりのテレビ出演!レアな映像も満載

竹内まりや Music&Life ~40年をめぐる旅~

【再放送】5月5日(日)[総合]前0:35~1:15 ※土曜深夜
(本放送:3月26日[総合])

今年、実写化で話題のディズニー映画「ダンボ」で、日本版エンドソング「ベイビー・マイン」を歌い、40周年のメモリアルイヤーも迎えて注目を集めている竹内まりやさん。

「竹内まりや Music&Life ~40年をめぐる旅~」では、今の彼女の姿を撮影し、音楽の制作現場をTV初公開します。初めて訪れたスウェーデンではレコーディング現場にカメラが入り、音楽作りの流儀や、音楽にかける情熱が明らかになります。

ストックホルムの美しい街を散策しながら、音楽とともに生きた40年の軌跡、さまざまな人々との出会い、そして、未来への思いなどを語りました。

さらに、過去3回しか行っていない伝説のライブツアーの映像から、「プラスティック・ラブ」「カムフラージュ」など自身のヒット曲、NHKに残るデビュー当時の歌番組の歌唱映像もお送りします。「レッツゴーヤング」での「SEPTEMBER」などの初期の名曲や、なんと坂本九さんとのデュエットで歌ったアメリカンポップスというレアな映像も満載です!

スウェーデンでのロケを終えたばかりの竹内まりやさんに、旅の感想やご自身の生き方などを語っていただきました。

 スウェーデンの旅で得たもの

──4日間に渡るスウェーデンの旅はいかがでしたか?

温かい旅でしたね、とても。寒い国に行ったのに心温まる時間がいっぱいあって、お仕事の旅ではあるけれど、いろいろな方々と仕事を超えた心の交流を持つことができました。この番組がなければ出会ってない時間と出会えたわけですから。仕事をしに行ったという感覚ではなく、新しい体験をさせてもらいに行った感じです。

──スウェーデンの音楽について、竹内さんはどのように感じましたか?

アメリカや日本とも違う味わいがあるんですよ。それが何かっていうのは具体的には表しづらいんですが、うちの旦那さん(山下達郎さん)に言わせると、「シンセサイザーの音色の選び方がまず違う」と言っていました。どこか独特な温かい響きがあるんですよね。今回の「ベイビー・マイン」という曲のアレンジに関しては、スウェーデンならではのその温かい音の積み重ねが、歌詞世界にもぴったりとハマるアレンジで。結果、今まで一緒にやったことのないスウェーデンのアレンジジャーにお願いして正解だったなぁと思いますね。

そして今回、直接ストックホルムに行ってアレンジャーご本人と対面できたからこそ、“彼の環境と彼のパーソナリティからああいう優しいアレンジになったんだろうな”とか、なぜその音が生まれてきたのかがわかる気がしました。まったくストレスなくやれた気がしています。

──旅を通じての新たな発見、気づきはありましたか?

短い時間でもしっかりと感じ取れたのは、スウェーデンの方々の日々の過ごし方や生きる姿勢みたいなものでしょうか。生きること自体をゆったりと楽しんでいる気がしました。決して華美ではないけれどある種の洗練もあり、美しい自然の景色もある。皆がささやかな時間を大事にしているように見えました。そこに私自身の反省というか、あくせく毎日を過ごしていることに気づかされ、もう少し彼らを見習いたいなと思いました。アレンジャーさんのお宅では、「フィーカ」と呼ばれるコーヒーブレイクのおもてなしをしていただいて、手作りのケーキまで用意していただき、本当に心温まる時間でした。音楽的なことももちろん話しましたけれど、彼らが何を大切にしているのかを垣間見ることで、自分の生き方を見つめ直すような時間をいただきましたね。

私自身、ささやかな日々の日常を味わって生きていきたいという人生ポリシーを持ってはいるのですが、意識しないとなかなかできないんですよね。でも、スウェーデンの方たちはそれを普通に、ごく自然にやっていると思いました。たぶん夕方5時になったら仕事は必ず終えて家に帰る…ということが当たり前にできる社会だからなんでしょうね。社会全体でそういう流れになっているから、自然にそれが実践できるというのはあると思います。うらやましいという部分もあるし、“本来そうだよな”って、気づかされました。

 自分の表現が年齢とともにどう変わっていくか、楽しみ

──歌手活動40周年を迎えられたなかでの今回の旅。これまでを振り返るきっかけにもなったのでしょうか?

歌手生活40周年だから云々というわけではなく、人間としての自分が今後の人生を過ごしていく中で、今回私が見たスウェーデンの方々のように、やはり何気ない日常をあらためて大事にしたいなと思いました。音楽的な意欲ももちろん自分なりにあるのですが、 基本的に人としてどうありたいかを考えるきっかけを与えてもらった気がします。私がたまたま40年続けてこられたのは、幸運にも休み休みマイペースで仕事がやらせてもらえたから。その休み休みの時間に、“やりたかったことは何だろう?”と考えてみたら、ごく普通の生活の時間が欲しかったということなので、そこは自分が譲れなかった部分だと思うんです。普通の生活をする時間があったからこそ、「じゃあ頑張って音楽を作ろう!」という意欲につながるわけですから。その生活が許されてきたことがいかに贅沢ぜいたくだったか、ということを再認識すると同時に本当に感謝しています。

──ひとりの人間として、アーティストとして、まりやさんがこれからの人生で楽しみになさっていることはどんなことでしょうか?

年齢を増すにつれて、自分が音楽で表現するものがどう変わってゆくのかということは楽しみですね。例えば、見つかる言葉がどう変わってくるのか。さらに年を重ねることによって、「人生の扉」とも「いのちの歌」ともまた違う言葉が見つかったり、違う景色が見えてきたりするのか。まだわからないけれど、そういう変化がどのように訪れるのか、楽しみにしています。肉体は確実に老いて心も変化していくけれど、それでも何か希望や夢をどのくらい持ち続けていられるだろうか、というのが今後の人生のテーマになると思います。

ことさらに「ポジティブ」というわけではないのですが、おそらくそういう性分なんだと思います。「生きること」とか「人間」に対して常に興味があるので。だから、たとえば今回のロケのスタッフさんの中に乗り物オタクの方がいらっしゃるとか、大学ではカンボジア語を専攻した方がいらっしゃるというような、それぞれの個人的歴史や考え方を聞くことも大好きなんです(笑)。他人の人生に興味があるように、自分を客観視しているもう一人の別の自分がいるのかもしれないですね。たった一度っきりの人生、いろんなことをおもしろがらないと意味がないと思いませんか。

キラキラしたポップソングから、大人の切ない恋の歌、そして、人生を見つめた歌まで、それぞれの人生のステージで、自然体を大切に、数多くの名曲を生み出してきた竹内まりやさん。 11年ぶりのテレビ出演を、どうぞお見逃しなく!

早見沙織

ナレーションは、竹内まりやさんが楽曲を提供している、声優の早見沙織さんが担当します。

竹内まりや Music&Life ~40年をめぐる旅~

【再放送】5月5日(日)[総合]前0:35~1:15 ※土曜深夜
(本放送:3月26日[総合])

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