瀬戸康史が“ジョジョ立ち”で作る、ごま蜜だんご

グレーテルのかまど

「“ジョジョの奇妙な冒険”のごま蜜だんご」
【再放送】6月10日(月)[Eテレ]前10:25

ヘンゼル役の瀬戸康史が、「魔法のかまど」(声:キムラ緑子)とともに、さまざまな癒やしスイーツを紹介している番組「グレーテルのかまど」。

今回は、30年以上にわたって連載が続く漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに描かれ話題となった「ごま蜜だんご」をお届けします。この小さなだんごをひもとくと、脈々と受け継がれる東北の餅文化が見えてくる!? ファンの間で話題となった、蜜が飛び出るトロトロの蜜入りだんごに大苦戦するヘンゼルもお見逃しなく!

今回は、収録現場の裏話や、“ジョジョ”をテーマにした理由など、河原志乃ディレクターに伺ってきました!

 作者が込めた思いを探る

──今回のスイーツは、現在連載中の漫画“ジョジョ”シリーズの第8部『ジョジョリオン』に登場のごま蜜だんごです。このスイーツを取り上げることになったいきさつを教えてください。

きっかけは、25歳の女性番組スタッフが、「今、私のまわりでジョジョが人気です」と言ってきたことです。『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズは、1987年から連載の漫画ですが、最近では洋服ブランドとコラボするなど、20代にも響いているそうなんです。また、そこに登場するお菓子から、作者の荒木飛呂彦さんの奥深さが見られるのではと思い、番組でもやってみようという話になりました。

──その奥深さですが、どんな取材をして解き明かしていったのでしょうか?

まずは、このおだんごが漫画の中でどんな風に登場するのかご紹介しながら、そのルーツを調べてみることにしました。行き着いたのは、岩手県一関市にある地元の風土を取り入れた和菓子店です。ここで作られているおだんごは、東北地方のいろいろな駅で売られているような超有名菓子で、そんな銘菓が生まれたきっかけを製造元の社長さんに伺いました。

お話を聞いてみると、一関市はずっと餅文化が根付いているそうで、そこからの発想で、このおだんごが誕生したそうです。この地方のおもてなしの際に出される、すてきなお餅のお膳もご紹介しますので、ぜひ見ていただきたいと思います。

岩手県一関市で食べられるさまざまな味わいの餅料理

──別の角度からも「ごま蜜だんご」をひも解いていくそうですが、そこについても教えてください!

“ジョジョ立ち”と呼ばれる、漫画のキャラクターの独特なポーズを、世に広めたという熱烈なファンのカジポン・マルコ・残月さんにご出演いただき、作者の荒木さんがごま蜜だんごを作中に登場させた本意などを推測していただきました。

さらに、ヘンゼル(瀬戸康史)と、かまど(キムラ緑子)が実際に収録を行っているスタジオにカジポンさんを招き、番組に映らないところで瀬戸さんの“ジョジョ立ち”の監修もしていただいたんです(笑)。

瀬戸さんも、“ジョジョ”シリーズが大好きで、おだんごを作っている最中、何度も“ジョジョ立ち”を披露します。瀬戸さんのファンも、“ジョジョ”のファンも、納得の回になったのではないでしょうか(笑)。

“ジョジョ立ち”をするカジポン・マルコ・残月さん

──手作りパートでは、だんごの中に蜜を入れるという工程が難しそうです。実際はいかがでしたか?

この番組の初期からお世話になっている監修の和菓子の先生も、すごく悩まれていましたね。瀬戸さんは番組で何度かおだんごを作っていますが、生地にあんを包むことはちょっと苦手な方だとお見受けしました。猫舌ならぬ、“猫手”なので、アツアツな生地を触るのが少し苦手なんです。でも、今回は生地が冷たいんですね。そこで余裕のコメントをする瀬戸さんに、“かまど”の緑子さんから「熱くないから簡単…、と思うでしょ~!?」という言葉が!(笑) 果たしてその後どうなったのか…、番組で確かめてみてください!

こうやって、お2人のアドリブはますます磨かれていまして(笑)、今回も瀬戸さんから出た一言に緑子さんが「座布団1枚!」と感心するなど、自由にやりとりしてくださいました。もちろんそこも本編で使わせていただいているので、ぜひ楽しみにしていてください(笑)。

──ちなみに河原ディレクターは出来上がりを食べられましたか?

はい!番組でも言っていますが、まわりがモチモチでものすごく柔らかく、むとごまの香りとみたらしのような甘さのあんが飛び出て口の中に広がります。今回は、ごま蜜だんごのほかに、一緒に漫画の中に登場する、ずんだあんが入っているものと、番組オリジナルの生クリーム&きなこのおだんごの3種類を作りましたので、そこも楽しみにしていただければ。

──最後に、視聴者にメッセージをお願いします!

取材させていただいた岩手のお菓子屋さんが言っていたのですが、漫画をよく読んでみると、実は創業の年数や、パッケージのデザインなどがきちんと描かれていて、このお菓子だろうと限定できるヒントがたくさん隠されているんですね。そうやって、読む方に分かるように登場させているのには、宮城出身の荒木さんなりの東北への思い、故郷への思いがあるのではとおっしゃっていました。

震災もあり大変だった東北を大々的にPRしていますと声高に言うのではなく、ストーリーの中にそういった部分を入れ込んでいる。そんな荒木さんの優しさも、これだけ多くのファンから支持されている理由の一つなのかなと感じました。

食べてみたくなるのはもちろん、作品の奥深さにも迫っていますので、ぜひ、たくさんの方に見ていただきたいと思います!

インパクトを残したカジポンさん監修の、“ジョジョ立ち”瀬戸さんもお楽しみに~♪

グレーテルのかまど「“ジョジョの奇妙な冒険”のごま蜜だんご」

【再放送】6月10日(月)[Eテレ]前10:25
初回放送:6月3日

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