ネコの島のリアルな世代交代劇に初密着!

ダーウィンが来た!「ネコ大特集!“女王”波乱の交代劇」

7月21日(日)[総合]後7:15

「猫の島」として知られ、世界じゅうのネコ好きが訪れる福岡県相島あいのしま
2018年、“女王”のように強かった島一番のモテメスが死んだ。
ネコは母が暮らす場所を娘が受け継ぐ。
たった1匹、残された娘・コガネ。

メスのライバルたちがコガネの土地を奪いに次々と襲来。
さらに、子どもの命を狙うオスまで現れてしまう。そこに思わぬ救世主が現れた!
初めてとらえた“女王交代”波乱の物語。

コガネと子ネコたち

【動画】ネコの島の世界をご紹介↓

ネコの世界は厳しいんですね〜。でも、もちろんこんなかわいいシーンもありますよ♩

雨上がりの水たまりはネコたちの水飲み場に。左隅のコガネお母さんをマネて、2匹の子どもたちもペロペロ。でも真ん中のフウは水に足をつけてしまい、冷たくて思わずビックリ。

【制作者メッセージ ディレクター原田美奈子】

「ダーウィンが来た!」でネコを特集するのは今回が3シリーズ目です。
第1弾の放送は2016年。ネコたちの行動を長年調査してきた研究者とともに、白ネコのメス・ミュウを主人公に、求愛や子育てを紹介。意外だらけの姿に「身近な生きものなのに、知らないことだらけ」と大反響でした。第2弾は2017年、ミュウの息子、若オス・コムギに密着。成長した若オスが親元を離れる「宿命の旅」を追う中で、“オスがわが子を守る”様子を研究者と新発見。これまで研究者の間でも、イエネコのオスは子どもを守ることはないと信じられてきただけに、この発見は本当に驚きでした。私たちの撮影は、この第2弾の終了とともに、終わるハズだったんですが…

ところが2018年の春、島から急な知らせが入りました。最初の主人公ミュウが死んでしまったと言うのです。私はミュウには特にたくさんの思い出があります。ミュウには気品といえるようなオーラがあり、いつも落ち着いて、私たちのカメラに動じることなく自由に撮らせてくれました。カメラマンはファインダーをのぞきながら「まるで女優を撮っているかのようだ」と言っていました。ミュウが遠くのほうを歩いている時に、“ミュウ、こっちに来て”と心の中で願うと、その通りに歩いて来てくれるのです。まるで人の心が読めるのではないかと思うこともしばしばありました。そんな思い出深いミュウが死んでしまい、とても残念なのと同時に、気になりはじめたのが、娘の存在です。ミュウにはコガネという娘がいます。ネコは母系社会。母親と娘は、子育てを助け合う「共同保育」をしたり、母親の暮らす土地を娘が受け継いだり、娘が大人になってからも深い関係があります。ミュウは並のオスより体が大きく、いるだけで周りのネコたちを圧倒する存在感がありました。でもコガネにはまだそうした迫力はありません。さらにコガネは出産間近。これまで母ミュウと共同保育してきたため、1匹での子育ては未体験です。コガネはいったいどうなるのか―。いても立ってもいられずに取材を再開しました。

それから1年、コガネは私たちの想像をはるかにしのぐ立派なメスになり、お母さん譲りの懐の深さも見せてくれました。ミュウの訃報を受けてすぐにコガネに密着したからこそ見られた成長ぶりです。今思うと、ミュウが最期に「コガネの記録を今とりなさい、きっと立派に成長するわ。だって私の娘だもの」と、私たちを島にもう一度呼んでくれた気がします。おかげで今回もネコたちからたくさんの感動をもらいました。
長年取材をしてくると、ネコは私たち人間と変わらない、ほんとうに感情豊かな生きものだと感じます。こうして初めてとらえた“女王”交代の物語。ぜひ番組でご覧ください!

ダーウィンが来た!「ネコ大特集!“女王”波乱の交代劇」

【放送予定】7月21日(日)[総合]後7:15

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