《2020年度後期》連続テレビ小説 制作決定!
ヒロイン・杉咲 花 / 作・八津弘幸

連続テレビ小説 おちょやん

2020年秋~

女優の道にすべてを懸けるヒロインが、喜劇界のプリンスと結婚。
昭和の激動の時代に、大家族のような劇団生活を経て、自分らしい生き方と居場所を見つけていく。
大阪の喜劇の原点はココにあり!

連続テレビ小説 第103作「おちょやん」は、女優の道を生き抜き、

「大阪のお母さん」と呼ばれるまでになった、ひとりの女性の物語。

大阪の南河内の貧しい家に生まれた少女が、奉公に出ていた道頓堀でお芝居のすばらしさに魅了され、女優の道を目指します。そして、喜劇の世界と出会い、喜劇界のプリンスと二人三脚で、昭和の戦前、戦中、戦後の激動期を駆け抜けます。

大阪のど真ん中を舞台にした、笑って、泣けて、人情あふれる、波乱万丈の物語です。

ヒロイン 杉咲すぎさき はな

[プロフィール]
1997年10月2日生まれ、 東京都出身。ドラマ「夜行観覧車」(TBS)で注目を集め、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で、第40回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞・新人俳優賞など多くの映画賞を受賞。主な出演作に、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピックばなし~」(NHK)、「花のち晴れ~花男 Next Season~」(TBS)、「ハケン占い師アタル」(テレビ朝日)、映画『トイレのピエタ』、『パーフェクトワールド 君といる奇跡』、『十二人の死にたい子どもたち』、『楽園』などがある。その存在感と卓越した演技力で、今、最も注目される女優の一人である。

役柄 竹井たけい千代ちよ

大阪の南河内の貧しい家に生まれ、幼いころに母を亡くした。父と弟の三人暮らしで、小学校にも満足に通えなかったが、口が達者で機転がきく少女だった。9歳のとき、女中奉公に出された道頓堀で、芝居の世界に出会い、いっぺんにその魅力にとりつかれる。「女優さんになりたい!」そんな思いは日に日に増すばかりだった。千代はついに奉公先を飛び出して京都へ向かい、女優の道へ飛び込んでいく──。

 女優一筋に生きた、
上方のコメディエンヌ

この物語は、今なお上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた、女優、浪花千栄子さんの人生をモデルにしています。浪花千栄子さんは戦前、「松竹新喜劇」の前身である「松竹家庭劇」に参加し、渋谷天外さん(二代目)と結婚、喜劇女優としての道を歩みます。そして、若き日の藤山寛美さんとも出会います。戦後、新しくできた「松竹新喜劇」に参加しますが、夫婦は離婚。浪花さんは一時、女優をやめますが、NHK大阪のラジオドラマで女優として復活。その後、「大阪のお母さん」として人気を得て、映画、テレビに大活躍をしました。

※このドラマは実在の人物をモデルとしますが、物語を大胆に再構成し、フィクションとして描きます。

 タイトル「おちょやん」とは

タイトル「おちょやん」は、“おちょぼさん”がなまった大阪ことばで、茶屋や料亭などで働く、小さい女中さんを意味します。女中奉公していた8年間はヒロインの原点であり、その言葉の親しみやすさ、かわいらしさ、意地と誇りなどの象徴として、タイトルとしました。

 作者のことば八津やつ弘幸ひろゆき

八津です。2020年後期、オリンピックも終わり全国的に脱力しているその隙に、“朝ドラ”を書かせていただくことになりましたw
ありがとうございます。光栄です。父と母が大喜びです。僕は生まれも育ちも関東ですが、不思議と関西を舞台にしたドラマを書く機会も多く、何か運命的なものがあるのかもしれまへん。
物語の主人公である千代は、ご多分に漏れず苦難の人生を歩むわけですが、やがて昭和の喜劇界を支える名女優へと成長していきます。その背景には孤独や喪失といった重いテーマをはらんでいますが、そんなものは笑い飛ばす、千代の人生そのものが喜劇であり、この作品そのものが喜劇だと思っています。
突然ですが、僕の中で“朝ドラ”の記憶と言えば、やはり「おしん」です。小学6年のころだったと思いますが、好きだった女子が、毎朝おしんの話をするんです。当然ぼくもその子と話したい一心で、おしんを見るようになりました。
彼女と大根飯について話したことが、僕の初恋の思い出です。
それくらい老若男女に愛され、毎朝好きな人との会話のきっかけになるような、そして30年後も思い出してもらえるような作品を目指して頑張ります。
この作品が放送されてから、朝仕事に遅刻する人が増えたとクレームがくるようになれば、もう最高ですw

[プロフィール]
1999年に脚本家としてデビュー。大胆な構成力とエンターテインメント性をベースにした重厚な人間ドラマだけでなく、笑って、泣ける人情ドラマを手がける。主な作品に、土曜ドラマスペシャル「1942年のプレイボール」正月時代劇「家康、江戸を建てる」ドラマ10「ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~」(NHK)、「半沢直樹」「陸王」「下町ロケット」「ルーズヴェルト・ゲーム」「赤めだか」(TBS)、「家政夫のミタゾノ」(テレビ朝日)など。

 制作にあたって制作統括・櫻井壮一

今から70年近くも前のことです。一時期、女優をやめていた浪花千栄子さんが復活するきっかけとなったのが、BK(NHK大阪)制作のラジオドラマでした。そのラジオドラマがNHKのアーカイブスに残っていて、それを聴いてみると温かい気持ちになりました。
このドラマは、大正から昭和の戦前、戦中、戦後の激動の時代に大阪で、女優という芸の道を一途いちずに歩んだ女性の物語です──などと書くと、「また昭和の古い話かー」と思われる方もいるかもしれません。確かにそのとおり、昭和の古い話なのですが…しかしながら、古い話を新しい視点で、ドラマティックに、できるだけ多くの方々に楽しんでいただけるドラマになるよう努めてまいります。
ヒロインは杉咲 花さんです。チャーミングさと力強さを兼ね備え、演技力が抜群にある、すばらしい女優さんで、今回ぜひともヒロインに、とオファーさせていただきました。
放送までまだ少し時間がありますが、なにとぞ、末永く、ごひいきを賜りますよう、お願いいたします。

 物語

明治の末、大阪の南河内の貧しい家に生まれたヒロイン、竹井千代は小学校にも満足に通わせてもらうことができず、9歳のときに、道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。そこで目にしたのが、華やかな芝居の世界。彼女は女優を志し、芝居の世界に飛び込んでいく。そして、京都の映画撮影所などを経て、大阪で新しく生まれた「鶴亀家庭劇」に参加する。そこで、喜劇界のプリンス、天海あまみ天海てんかいと出会い、結婚。喜劇女優として少しずつ成長していく。
千代は天海と二人三脚で理想の喜劇を目指して奮闘するが、戦争が始まり、道頓堀は空襲を受ける。戦後、劇団は「鶴亀新喜劇」として復活するが、結婚生活は破綻。彼女は芝居の世界から去ってしまう。しかし、ラジオドラマへの出演をきっかけに、女優として不死鳥のように復活する。そのラジオドラマで、12人の子供を抱える母親 役を演じた。大家族をめぐる泣き笑いのドラマは大きな反響を呼び、10年にわたる人気番組となった。そして、彼女は「大阪のお母さん」として絶大な人気を獲得し、名実共に上方を代表する女優となっていく。


2020年度後期
連続テレビ小説「おちょやん」

【放送予定】2020年秋~

【制作統括】櫻井壮一、熊野律時

【演出】梛川善郎、盆子原 誠 ほか

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