井上陽水の奥深い歌詞の魅力を深読み!

深読み音楽会 井上陽水~Love Songs

11月27日(水)[BSプレミアム]後9:00

漫画『進撃の巨人』やミステリー作家・横溝正史の『悪魔が来りて笛を吹く』など、数々の名作を深読みする番組「深読み読書会」が、装いも新たに音楽を深読み! Jポップを代表するシンガーソングライターの歌詞にこだわり、その魅力を掘り下げます。

11月27日(水)放送は、「井上陽水」の歌詞に注目。文学、美術、作曲…さまざまなエキスパート(=名曲探偵)が、その曲の時代や社会背景、主人公の心理分析、音楽理論などを勝手に深読みしちゃいます!

ナビゲーター:安藤裕子さん(シンガーソングライター)

安藤裕子

<メッセージ>

私自身、シンガーソングライターでありながらも、他の方の詩を読むというのはあまりやってきませんでした。しかも、読み解くのは井上陽水さんの詩です。もちろん、知っている曲はたくさんありますが、「陽水さんとは?」「陽水さんの音楽の在り方とは?」と問われると、知らないことが多く、曲を聴く中で、これまでと違った印象を抱くようになりました。
中でも、恋愛ソングがこんなにもあるんだと驚きました。特に70年代初頭の楽曲の言葉の美しさには、かれるものがあって……。それまで陽水さんは“キテレツなおじさん”という印象だったので(笑)、こんなにも繊細な詩的表現を使うんだと感激してしまいました。
今回この会に参加する“名曲探偵”のみなさんの解釈が、「そんなに深読みする!?」というほど深いんです! 音楽を聴いている人たちは、なんと壮大な夢を感じられているんだ! と衝撃を受けました。なぜその思考にたどり着いたのかをじっくり語りあっています。私と一緒に学び、驚き、共感してくださるとうれしいです!

長嶋プロデューサーに見どころを聞きました!

──「深読み読書会」も手掛けた長嶋プロデューサー。音楽を読み解くという「深読み音楽会」を企画した意図は?

「文学を読み解くのなら、音楽もできるのでは」と話していたことがきっかけです。長年いろいろな番組でおつきあいのある井上陽水さんに話をしたところ、「自分が出なくていいのならお任せします」と快諾いただきましたので、制作することに決まりました。

僕は以前から、曲と歌詞をあえて切り離したら、また違う良さが見えるのではと思っていたんです。番組では、歌詞がより引き立つように、歌詞を朗読、そして1フレーズをアカペラで聞かせたりすることを意図的にやろうと思っています。

井上陽水の歌詞の魅力とは?

──サブタイトルは「井上陽水~Love Songs」ですね。

僕は、井上陽水さんは最高の“愛の詩人”だと考えていて、陽水さんが歌う愛の形が時代の恋愛模様を映すと思っています。“音楽探偵”の皆さんには、歌のフレーズやディテールにこだわってもらい、その歌が生まれた時代や文化の背景を伺ったりして、ラブソングを多元的、重層的にとらえられたらいいなと思っています。

──陽水さんの名曲を深読みする“音楽探偵”たち。それぞれの起用理由をお聞かせください。

いろいろな見解や意見を聞きたいと思ったので、陽水さんをよく知っている人と、知らない人をお呼びしました。よく知っている人の代表は、陽水さんのデビューのころから関係が続く、フォークシンガーの小室 ひとしさん。そして、リアルタイムで陽水さんの音楽にふれ、何度も陽水さんと対談をしている、銅板画家の山本容子さん。

陽水さんをよく知る小室等さん(左)と山本容子さん

一方で、作家の朝吹真理子さんは現在30代、つまり陽水さんの曲にリアルタイムでふれてこなかった方。陽水さんが作詞したPUFFYの『アジアの純真』(1996年)や、『傘がない』(1972年)はUAさんのカバーで知ったのだそうです。また、ナビゲーターの安藤裕子さんも陽水さんの楽曲を知らない世代。どの曲がヒットしていたかも知らない分、フラットに曲を聴くことができる。陽水さんをリアルで聴いていない世代の意見はおもしろくて、お2人が興味を示した曲も独特でした。彼女たちならではの、すばらしい読み解きにご期待いただければと思います。

そして、“深読み”シリーズにたびたび登場している高橋源一郎さん。僕たちは「深読みマスター」と呼んでいるんですけど(笑)、みなさんの意見をうまくまとめていただいています。

左から朝吹真理子さん、安藤裕子さん、高橋源一郎さん

番組で読み解く歌詞は、陽水さんの初期のヒット曲『傘がない』、『心もよう』(1973年)、『氷の世界』(1973年)、名曲探偵それぞれイチオシの『なぜか上海』(1979年)、『リバーサイドホテル』(1982年)、また家族愛が歌われる『少年時代』(1990年)、『人生が二度あれば』(1972年)などを予定しています。視聴者のみなさんにも、曲を予習していただいて、一緒に考察してもらえたらうれしいですね。

──最後にメッセージをお願いします!

作り手本人が思ってもいない読み解きが出てくるといいなと思います。“アンサーソング”という言い方がありますけど、歌に対する“アンサー番組”にしたつもりです。ぜひ楽しみにしていてください。

歌詞にこだわって深掘りする新シリーズ「深読み音楽会」。どうぞご覧ください♪

深読み音楽会 井上陽水~Love Songs

【放送予定】11月27日(水)[BSプレミアム]後9:00

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