ガンダムファン必見! 新たに発見された音源資料も

BS1スペシャル「ガンダム誕生秘話 完全保存版」

12月6日(金)[BS1]後8:00

リアルな人物描写と世界観で「日本のアニメを変えた」と言われる大ヒット作「機動戦士ガンダム」。だが当時の制作現場は、メインスタッフが病に倒れ、監督自らが原画を描くほど厳しかった──。
富野監督をはじめ、当時のスタッフ、声優、雑誌編集者など数々の証言からガンダム創生期の裏側を探る番組「ガンダム誕生秘話」が前回放送されたのは、今年3月30日のこと。

放送直後から、ネット上には「もっと知りたい!」というガンダムファンの声が湧き上がりました。そんな熱いリクエストに応えて、「ガンダム誕生秘話」に新たなインタビューを加え、パワーアップさせた「完全保存版」として放送されることに!

放送時間もほぼ倍に拡大し、さらに深くガンダム制作の裏側を掘り下げる「完全保存版」。

「誕生秘話」に引き続き、「完全保存版」を制作した徳田 淳ディレクターに番組のみどころを聞きました!

 スタッフ陣の熱い思い、再び!

──3月に放送された「ガンダム誕生秘話」は、監督の富野由悠季さん、キャラクターデザインの安彦良和さん、メカニックデザインの大河原邦男さん、アニメーターの板野一郎さんをはじめ、ガンダム創生期の制作スタッフの方々へのインタビュー映像が満載でした。視聴者からの反響で特に多かったのは?

「いい内容だった」「もっと見たい!」というメッセージをたくさんいただきました。僕自身もガンダムの大ファンで、放送前はファンの皆さんの期待に添えるか心配だったのですが、おおむね好評だったようで安心しました。意外と多かったのが、アニメーターの板野一郎さんに関する声ですね。板野さんは、“マクロスシリーズ”や“ウルトラマンシリーズ”も手掛けている方ですが、これまでテレビに出演されたことがほとんどありません。板野さんにスポットを当てたこと自体が貴重だったと思いますし、彼の「〜みたいな」という口癖がファンの皆さんにとても評判になっていました。

──まさに、ガンダムファン垂涎の内容でしたよね。「完全保存版」では、どんなことがプラスされているんですか?

「誕生秘話」では10人以上の方々に、それぞれ2時間くらいお話を聞いたんです。とはいえ放送時間は50分ですから、全体の10分の1程度しか放送できなくて……。そこで「完全保存版」には、「誕生秘話」でカットしたエピソードをいくつも復活させて盛り込んでいます。取材した内容の半分くらいは入れ込めたかな……。しかし、僕からしたらどのエピソードも貴重でおもしろい! できればすべて放送したいんですけどね(笑)。

 今だから明かされる驚きの真実!

──新しく盛り込まれたエピソードの中で、特にすごいのは?

音楽をプロデュースした藤田純二さんのエピソードでしょうか。実は、かつてのガンダムの音楽制作に、現在では大活躍されている作曲家の方が、助手やアシスタントとして何人も関わっていたんだそうです。名前を聞くと、「ええ!?」と驚かれるほどの方々です。

「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督のお師匠さんにあたる板野さんも、当時まだ20歳。ガンダムの創生期には、「自分もガンダムのような作品を作りたい」という熱い思いを持つ若者がたくさん集まってきたんです。「完全保存版」では、ガンダムという作品が若い才能を吸い上げ、やがて開花させる素養を持った、ある意味で松明たいまつのような存在だった、ということも描いています。

──未公開インタビュー映像のほかに、驚きの情報が飛び出すこともありますか?

実は、非常に貴重な録音テープが見つかったんです! アルバム「交響詩ガンダム」(1980年)のライナーノーツ(解説文)に、富野監督と安彦さんの対談記事があったのですが、その取材音源のカセットテープが、当時その場に立ち合っていた氷川竜介さん(アニメ研究家)の手元に残っていたんですよ。僕自身もびっくりしましたね〜!「完全保存版」では、その一部を整音したものもご紹介します。当時のお二人の肉声は実に貴重ですよね~!

ガンダムファンの方にはもちろんですが、ガンダムの魅力を改めて再認識できる構成でもあるので、ガンダムファンでなくても楽しんでいただけます!

番組には、企画書や設定資料など、当時の貴重な資料が再び登場!

3月の放送の「ガンダム誕生秘話」をご覧になっていない方も楽しめます。
ガンダムにかけた熱き男たちのドラマをぜひ!

取り上げた番組はこちらです!

関連記事

その他の注目記事