映画版『キャッツ』の音楽を徹底解説!

ららら♪クラシック

1月31日(金)[Eテレ]後9:00

俳優の高橋克典さんが、クラシックの魅力を楽しく、分かりやすく紹介する音楽番組「ららら♪クラシック」。

1月31日(金)は、大ヒットミュージカル『キャッツ』の映画版をテーマに、クラシックとの関係性や伝説のヒットメーカー、アンドリュー・ロイド・ウェバーが手掛けた楽曲の秘密を探っていきます!

スタジオには、映画『キャッツ』の日本語吹き替え版でミストフェリーズを演じている森崎ウィンさんと、グリザベラ役の高橋あず美さんがゲスト出演。アフレコ収録の裏話や演じるうえで苦労したエピソードを明かします。さらに、音楽プロデュースを担当した蔦谷つたや好位置こういちさんが『キャッツ』の音楽の世界観をひもとき、“クラシック音楽的な”聴きどころを解説。演奏コーナーではピアノ伴奏も披露しました。

収録を終えたばかりの森崎ウィンさん、高橋あず美さん、蔦谷好位置さんの3人に、番組の見どころをお聞きしました!

♪森崎ウィンさん コメント

ミュージカル映画は僕には無縁の世界だと思っていたので、『キャッツ』の吹き替えのお話はびっくりしましたけど、こうやってクラシック番組にも出演できてうれしいです。収録はMCの高橋克典さんとアナウンサーの石橋亜紗さんが温かく迎えてくださいましたし、隣には映画の吹き替えでご一緒した高橋あず美さんがいらっしゃったので心強く、僕なりに感じたことを伝えられたかなと思っています。

また今日の収録を機に、勉強したいことが増えましたね。 音楽評論家の室田尚子さんがオペラとの関係性や作品のルーツを教えてくださったのですが、自分でもいろいろ調べたくなりましたし、『キャッツ』初演の80年代の時代背景や劇中歌を作曲したロイド・ウェバーの生い立ちなども番組で紹介するので、どんな歴史があったのか、もっと知りたくなりました。

番組をご覧くださる皆さんの中には、クラシック音楽ってハードルが高いなと感じている人がいらっしゃるかもしれませんが、飛び込んでみると決してそんなことはありません。今回の『キャッツ』をきっかけに、クラシックにも興味を持っていただけるとうれしいです。僕もこれからどんどんミュージカルに挑戦して、来年…いや、再来年の紅白歌合戦を目指して頑張ります!

♪高橋あず美さん コメント

蔦谷好位置さんのピアノ演奏をバックに映画『キャッツ』劇中歌の「メモリー」を歌いました。完成した作品を見たあとということもあって、さらに自分の中で世界観が広がって、強く感情を出せた気がします。

映画『キャッツ』で「メモリー」を歌っている女優のジェニファー・ハドソンの声を聴いたときに、吹き替えとして、「これは頑張らないといけない!」と。彼女のソウルやパワーを持ちながら日本語できれいに歌うということはすごく難しく、低いメロディーから急に高音になるところは、そこに向けてどんな準備をすればいいのかいろいろ考えながらアフレコに臨みました。そのせいか歌唱もうまくできたと思っています。

私がはじめてクラシック音楽にふれたのは、中学の合唱部のときです。作曲家と伴奏者、そしてさまざまなパートの歌い手、それぞれの心の内を最大限に披瀝ひれきしていくような楽曲が多くてステキだなと思ったことを覚えています。

「メモリー」にもクラシックの要素が盛り込まれていて、ポップスとは違う曲のうねりがあるんです。“悲しみ”からいきなり“希望”へと変わっていくその振り幅の大きさがクラシックの醍醐味だいごみなのかなと。だからこそ、聴く人にも感動が倍になって伝わるのかもしれません。

映画もミュージカルも、どこかでオーケストラの音が聴こえてくる瞬間があるんです。私が歌った「メモリー」を通して、クラシックを聴いてみたいと思ってもらえたらうれしいです。

蔦谷つたや好位置こういちさん コメント

僕は、映画『キャッツ』の日本語吹き替え版の音楽プロデュースを担当しました。今回は、高橋あず美さんが歌う「メモリー」を、僕のピアノだけで聴かせることができて楽しかったですね。

あず美さんは、映画の吹き替えを録っているときも、テストの段階から役と歌を理解されていました。ただのコピーではなく、ちゃんと自分の歌にして聴かせてくれるんです。ソウルと技術、そして努力があるからこそだと思います。番組でも、いい意味で自由に歌っているところに注目してみてください。

ロイド・ウェバーが作曲家としてすごいのは、クラシックの曲作りのルールをきちんと把握していながらそれを平気で破るところ。「こんなところで急に転調するんだ!?」っていう驚きもいっぱいありますが、それも全部意図してやっているんですよ。発想が自由だし、自分のメロディーに自信があるんでしょうね。だから何回も同じフレーズが出てくる。もう、圧倒されるくらいの“鬼ポップ”。さらに英語詞ではいんを踏んでいるんです。日本語版にする際は、韻にこだわりすぎて言葉の意味が分からなくならないよう、時間をかけて作っていきました。

映画やミュージカルを入口にクラシックにふれていただけるのはいい機会だと思います。ロイド・ウェバーの曲や『キャッツ』に興味を持ってくれる人が一人でも増えたらうれしいなと思いながら演奏しました。

番組では、映画『キャッツ』をテーマに、劇中歌も紹介。ミュージカルとクラシックとの親和性や、不朽の名曲「メモリー」の魅力をたっぷり語り尽くします!

ららら♪クラシック「“キャッツ”~ロイド・ウェバーの音楽の魅力~」

【放送予定】1月31日(金)[Eテレ]後9:00

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