「“ありえない”設定の中での、
“リアリティー”を大切に演じています」

70才、初めて産みますセブンティウイザン。

[BSプレミアム]4月5日から 毎週日曜日 後10:00(全8回)

朝一(小日向文世)は、定年を迎えた65才のサラリーマン。
家に帰ると、70才間近の妻・夕子(竹下景子)から衝撃の告白をされる。
「わたし、妊娠しました!」

4月5日(日)放送開始のドラマ「70才、初めて産みますセブンティウイザン 。」は、発表するや大きな話題を呼んだマンガ『セブンティウイザン 〜70才の初産〜』を原作に描く、合計135才の新米パパママの、笑って泣けるホームドラマです。

今回は、夫婦役を演じる小日向文世さんと竹下景子さんにインタビュー。ドラマの見どころや収録中のエピソードなど、たっぷりお聞きしました!

ありえないけど、リアルなドラマ

──70才で初めて出産、そして子育てという奇抜な設定にまず驚きました。

小日向:確かに「70才で初産」って聞いたら、誰でも驚いちゃいますよね。でもこのドラマは、設定自体はファンタジーなんですけど、要所要所とてもリアルなんです。思えば、自分たちに初めて赤ちゃんが産まれた瞬間のなんとも言えない喜びや我が子を愛おしく思う気持ちって、年齢関係なく感じてしまうものでしょうからね。そういう意味では、「70才で初産」って確かにありえないんだけど、見る方に、どこかにはリアリティーを感じながらご覧いただけるよう、僕たちもリアルな感情を大切にしながら演じてますね。

竹下:私も最初は「ありえない話だな」と思いました。でも見方を変えれば、朝一と夕子夫婦が、初めての「子育て」を通して、もう一度青春を取り戻すドラマでもあって。二人は、我が子を産み育てることで、もう一度毎日をひたむきに生き始めるんです。でもその一方で、過労が高じて倒れてしまったり、重い病気にかかってしまったりと、自分の年齢と向き合わなければいけない部分も出てくるんですよね。

小日向:そういう部分もリアルですよね。ドラマの中で僕たち夫婦は、60代70代になって初めて経験する出産と育児に右往左往するわけですけど、それが逆に、視聴者の皆さんには、ちょっとおもしろく見えるんじゃないかなあとも思います。

竹下:歳をとるということに共感してくださるかもしれませんよね。それに私、アップダウンの激しさもこの作品ならではの魅力だと思うんです。我が子と一緒にいれば自分の気持ちも、おのずと若返るんだけど、その一方で実際の年齢とのギャップに自分でへこたれたりもします。夕子を演じながら、トレンディードラマにはない振れ幅の大きさを感じましたね。

妊娠検査薬の検査の結果は、まさかの陽性!? 予期せぬ事態に朝一と夕子は右往左往する。

──設定は奇抜であっても、子どもを産み育てる喜びや老いに対する不安など、誰もが共感できるリアルな感情も描かれてゆくということですね。演じながら、ご自身の経験を重ね合わせることはありましたか?

小日向:ありますあります。僕も朝一と同じように、子どもが小さいとき、夜泣きしてなかなか寝付かないときには延々と抱っこし続けました。抱っこしたら泣き止むので、しばらくしてから椅子に腰掛けるんだけど、そうするとなぜかまた泣き始める。不思議なことに座ったままで抱っこしてもダメなんだよね。とにかく家中を歩き回らないといけない。あの状況は忘れられないですから。

竹下:私は、哺乳瓶でミルクを飲ませる場面や、離乳食を食べさせる場面なんかを演じていると、「そうそう、こうだった」と思い出しましたね。このドラマを通じて、自分がこれまで経験したことを、ダイジェストでもう一回経験させてもらっている感じね(笑)。でも、私の場合はずいぶん前の話ですから、今とは事情がかなり違っていて驚かされます。保育園の事情なんて、私のころとまったく違うんですよ。そんなところも、この作品のリアルな部分だと思います。

小日向:僕もこのドラマで初めて経験しました、「ママパパ教室」!

竹下:大変でしたよね〜。今は、育児は夫婦二人の共同作業。パパも育児に参加するっていう風潮が広まりつつありますよね。私の時代とは違うなあと思いました。

二人は、育児について学ぶ「ママパパ教室」に参加して、悪戦苦闘する。

撮影も、“子育て”なみに大変です(笑)

──撮影で特に印象に残っているシーンはどんなところですか?

竹下:やはり私は、出産のシーンですね。実際の病院の本物の手術室をお借りできたのですが、スタッフの皆さんも全員予防衣を着て、もう誰が誰か分からない状況で。母子ともに命がけで出産に臨むという場面ですから、演じる私もものすごく緊張してしまったんです。先生役の中村梅雀さんがいらっしゃるなり、「先生、よろしくお願いします!」って思わず自然に出てしまったくらいで(笑)。ですがその分、とても感動的なシーンになっていると思いますので、ぜひご覧いただきたいですね。

小日向:僕は、やがて子どもが3才になって、一緒に保育園を訪れる場面ですね。エキストラで同じくらいの子どもたちもたくさん出演していたのですが、その子たちがワーワー叫ぶ中、断片的に撮影していくんです。あれはすごかったよね!

竹下:ふふふ、子ども40人が相手でしたからね。

小日向:あのときは、芝居してるってことが頭から吹っ飛んでました。子どもたちはこちらの言うことなんて聞くわけないし、泣いちゃう子もいるし、こんな状況でこの場面はちゃんと成立するのか!? と(笑)。子どもが赤ちゃんの年齢までは、僕たち夫婦のお芝居が主なので、そんなことはないんです。問題は3才児からですよ。もうヘトヘトでした(笑)。

竹下:ちょうど子育ての大変さとも重なりますよね。

朝一と夕子の子・みらいはすくすく成長し、やがて保育園に入園するが……。

──全身全霊で子どもたちと向き合われた撮影、大変お疲れ様でした。最後に改めて、このドラマを通して感じてもらいたいポイントをお願いします。

竹下:夕子や朝一さんは、生まれてくる我が子から「青春」というすばらしい日々をもう一度プレゼントされたようなもの。私と同じ世代の方々にも、この作品を通じて「今日と違う明日が待っているかもしれない」というときめきを感じていただけるとうれしいですね。

小日向:僕は、老若男女、さまざまな世代の方に楽しんでいただきたいですね。若い方には「出産や子育てって大変なんだな〜」と思いながら見ていただいてもいいですし、僕ら世代の方には「こんなことはありえないけどね」と思いつつおもしろがりながら見ていただきたいなと思います。

竹下:そうそう、男性目線の出産、育児ストーリーでもあるので、世の男性方にもぜひ見てほしいです! 男性の皆さんに、「出産や育児って大変なんだなあ」と感じていただけたら。特に朝一さんはとにかく優しいから、その分大変でしたよね(笑)。

小日向:そうですね…。撮影が本当に大変だったので(笑)、できるだけ多くの方にご覧いただきたいです。

朝一と夕子夫婦の笑いと涙と奮闘のドラマを、ぜひ!

「70才、初めて産みますセブンティウイザン。」

【放送予定】
[BSプレミアム]4月5日から 毎週日曜日 後10:00(全8回)

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