大河ドラマ「べらぼう」横浜流星「“べらぼう”な人物になると思う」

大河ドラマ べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~

2025年に放送する大河ドラマ「べらぼう ~蔦重つたじゅう栄華えいが夢噺ゆめばなし〜」。
日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時に“お上”に目を付けられても“面白さ”を追求し続けた人物“蔦重”こと蔦屋つたや重三郎じゅうざぶろう。彼の波乱万丈の生涯を、笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマとして描きます。

4月27日、ドラマの制作発表会見に、主人公の蔦屋重三郎を演じる横浜流星さんと、オリジナル脚本を執筆する森下佳子さんが登壇、今の気持ちを聞きました。

会見の舞台裏も紹介します!

物語

蔦屋重三郎(1750-1797)

18世紀半ば、人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。蔦重こと蔦屋重三郎は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋ひきてぢゃやの養子となる。血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興して、その後、書籍の編集・出版業をはじめる。
折しも、時の権力者・田沼意次が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内など多彩な文人が輩出。蔦重は、朋誠堂ほうせいどう喜三二きさんじなどの文化人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんにつかった書籍でヒット作を次々と連発。33歳で「江戸のシリコンバレー」こと、日本橋通油町とおりあぶらちょうに店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。
蔦重が見出した才能は、喜多川歌麿・山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九といった若き個性豊かな才能たち。その多くは、のちの巨匠となり日本文化の礎となっていく。
しかし時世は移り変わり、田沼意次は失脚。代わりに台頭した松平定信による寛政の改革では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収される処罰を受ける。周囲では江戸追放や死に追いやられるものもあらわれる…蔦重は、その後も幕府からの執拗な弾圧を受け続けるが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続ける。そんな中、蔦重の体を病魔が襲う。
命の限りが迫る中、蔦重は決して奪われない壮大なエンターテインメント「写楽」を仕掛けるのだった…。

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大河ドラマ「べらぼう ~蔦重つたじゅう栄華えいが夢噺ゆめばなし〜」

【放送予定】2025年1月~

【作】森下佳子

【制作統括】藤並英樹

【プロデューサー】石村将太、松田恭典

【演出】大原 拓

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