撮影快調! 打毬(だきゅう)ロケ

2024年 大河ドラマ「光る君へ」

2024年放送予定の大河ドラマ「光る君へ」。5月下旬に京都市内でクランクインしたあと、撮影は順調に進んでいます。8月下旬に栃木県下都賀郡壬生町で平安時代の馬術競技である「打毬だきゅう」の撮影を実施しました。
打毬の選手として撮影に挑んだ藤原道長役の柄本 佑さんのコメントと収録現場での写真をお届けします!

◆藤原道長 役
柄本 佑さんコメント

今回のロケでは現代の「ポロ」に似た馬術競技である「打毬」のシーンに挑戦しました。馬を走らせながら、同時にスティックを振り抜くことはとても難しく、昨年の秋ごろから撮影に向けて練習を積み重ねてきました。達成すべきハードルが非常に高い分、演じるうえでも、大きなやりがいを感じています。
平安時代の貴族たちが実際に楽しんでいた打毬のシーンを映像で見られることが私も今から楽しみですし、男性陣が打毬のテクニックで女性たちを魅了する場面でもあるので、その雄姿を皆さまにもぜひ、ご覧いただければと思います。

「紫式部/まひろ(吉高由里子)」や姫たちなどが観戦するなか、藤原道長(柄本 佑)が親しい上級貴族とともに打毬をおこなうシーンを撮影しました。

相関図

相関図

躍動せよ!平安の女たち男たち!
創造と想像の翼をはためかせた女性
紫式部

大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期に、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を生み出した、紫式部の人生を描きます。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する大河ドラマです。

物語

10世紀後半、京で生まれた一人の女の子。まひろと名付けられる。父・藤原為時ふじわらのためときは漢学や和歌に秀でた文人の家系だが、下級貴族である一家の暮らしぶりは豊かではなかった。
まひろの文学の素質は幼いころから際立ったものがあり、弟への講義を横で聞くだけで、漢学も和歌も覚えてしまうほどだった。学問はまひろにとって、心の中の豊かな世界観の礎となる。
少女のまひろが出会った運命のひと。それがのちの最高権力者となる藤原道長ふじわらのみちながである。まひろと道長はやがてお互いにかれていく。しかし両家の家格の違いと、まひろの母の死にまつわる秘密が、二人の関係に影を落とす。
その後、父の受領ずりょうとしての赴任先・越前に同行したまひろ。一方で、道長はライバルを蹴落とし、権力の階段を急速に上り始めていた。まひろは思いを断ち切って、京に戻り藤原宣孝ふじわらののぶたかとの結婚を決める。宣孝とは父ほども年が離れており、娘を授かったものの、わずか一年で夫が急逝。まひろはシングルマザーとなる。
道長は、天皇に娘を入内じゅだいさせ、いずれは天皇の祖父=外戚がいせきとなることをもくろんでいた。天皇、道長たち貴族、そしてきさきや姫たちの複雑な人間関係を聞き知ったまひろ。子育てのかたわら、一編の物語を書きはじめる。主人公は皇子でありながら、臣下となった光る君。その呼び名のとおり光り輝くように美しい男性だ。「源氏物語」の評判はまたたく間に広がり、まひろは、道長から、娘に后としての教養を授ける女房として宮中に上がるよう、強く誘われる。
一人娘の養育のために、宮中に上がることを決意するまひろ。宮仕えのかたわらで、道長のバックアップを得て、乞われるままに源氏物語を書き進む。書き上げる端から周囲が奪い合うほどの人気ぶりで、女性たちはもちろん、天皇までもが源氏物語に魅せられる。物語の登場人物「紫の上」にちなんで、まひろに「紫」の呼び名が冠されるほどだった。

2024年 大河ドラマ「光る君へ」

【放送予定】2024年1月スタート

【作】大石 静

【音楽】冬野ユミ

【語り】伊東敏恵アナウンサー

【スタッフ】
制作統括:内田ゆき、松園武大
プロデューサー:大越大士、高橋優香子
広報プロデューサー:川口俊介
演出:中島由貴、佐々木善春、中泉 慧、黛りんたろう ほか

【公式X(旧Twitter)】@nhk_hikarukimie ※NHKサイトを離れます

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