#グレかま スピンオフドラマ第3弾!瀬戸康史&キムラ緑子らインタビュー

グレーテルのかまど スピンオフドラマ3

12月20日(水)[Eテレ]午後10:00~10:45
再放送12月26日(火)[Eテレ]午後1:30~2:15
再放送2024年1月1日(月・祝)[Eテレ]午後5:40~6:25

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放送から1週間は見逃し配信をします(NHKプラス)

お菓子にまつわる数々の物語を、そのレシピとともに紹介している番組「グレーテルのかまど」
12月20日(水)は、スピンオフドラマの第3弾を放送します!

ドラマで楽しむ「グレーテルのかまど」、今回は時代を超えて物語が展開します。ヘンゼル(瀬戸康史)の曽祖父にまつわる一冊の本がキーとなり、ヘンゼルと魔法のかまど(キムラ緑子)大正時代へタイムスリップ! 文明開化の流れに乗って、さまざまな洋菓子が日本に登場した大正時代を舞台に、どんな物語が繰り広げられるのでしょうか!?

撮影終了後の瀬戸康史さんキムラ緑子さんにインタビュー。ドラマの見どころを聞いてきました。ご出演の北 香那さんマキタスポーツさんからのメッセージも合わせてどうぞ~!!

【あらすじ】

一年で最も忙しいクリスマス前。今年の年末もさまざまなお菓子の依頼が舞い込む。ある日マダムの喫茶店で見せられた曽祖父の本を開くと、突然、大正時代にタイムスリップ! 大正時代の喫茶店でフルーツポンチをふるまったヘンゼルに、歌劇団スターが「恋しい人と一緒に食べるスイーツ」をリクエスト。その意外な相手と結末とは? 時を超えて彼女の願いを叶えることはできるのか? ヘンゼルは曽祖父のヒントをもとにこん身の新しい菓子を作り出す。

プリン、キャラメル、ワッフル、ショートケーキなど、数々の洋菓子が東京の街に花開いた大正時代。カフェーやミルクホールなど、お菓子や観劇の楽しみが人々の間に広がっていったモダンな時代の空気を、ヘンゼルとともに存分にご堪能あれ。

瀬戸康史&キムラ緑子
インタビュー!

──スピンオフドラマ第3弾。台本を読んでのご感想をお聞かせください。

瀬戸康史(以下、瀬戸)今回こう来たかと(笑)。前回は幽霊が出てくるロマンチックコメディーだったのですが、今回はタイムスリップしちゃいます。「グレーテルのかまど」のスピンオフドラマは、ファンタジー要素が強く、ふだん演じるほかの映画やドラマ作品とは違った面白さがあって毎回楽しいです。

キムラ緑子(以下、キムラ)本当にそうで、制作陣がいろいろなアイデアを考えてくださるんですよね。ヘンゼルのひいおじいさんも今回登場しますけど、お名前はなんでしたっけ?

瀬戸:森中遍蔵(へんずぅー)です。

福田耳朗(左)とヘンゼルの曽祖父・森中偏蔵(右)

キムラ:あははは。面白いですよね。誰が考えたんでしょうか。企画の打ち合わせ段階から見たいですよね(笑)。

瀬戸:「グレーテルのかまど」っぽくていい名前ですよね。

キムラ:やっぱりこの番組は軽くないとね。

瀬戸:この軽さ、僕大好きです(笑)。アイデアといえば、今回は緑子さんが今年出演されたドラマ作品を連想させるような“あるもの”も登場するんですよね。

キムラ:誰も分からないんじゃないかな~? 去年は瀬戸くんが出演していた「鎌倉殿の13人」にちなんでたんですけど。

瀬戸:その年に撮影したドラマなんだって分かっていいですよね。

キムラ:制作陣も遊びながら楽しみながら作っているんだなと知ることができていいですよね。

マダムの店の新製品「べっぴんまんじゅう」の話をすると、マダムは突然…

──今回登場するのはシュークリームです。番組では、2012年に「小説家・内田百閒ひゃっけんのシュークリーム」を取り上げて以来だと思いますが、作っていて難しかったところはありますか?

瀬戸:うわ! 前回は11年前ですか!

キムラ:すごい前だったんですね。前回とは違った難しさがあったでしょう。

瀬戸:今回は“特別な”シュークリームなので一味違って、飾りを装飾するための土台を作るのが難しかったです。生地を焼くときは、大きなオーブンを使わせていただいたのですが、余熱されたオーブンの前が暑すぎて、プロの方々のすごさを改めて感じました。

キムラ:味は、とってもさっぱりしていておいしかったです。大正時代が舞台なので、それに合わせたシンプルさと、さわやかさがありましたね。

──番組を見てくださる方々へメッセージをお願いします。

瀬戸:まずは、年々思いが増しますが、この番組を長く愛してくださってありがたいなという気持ちをお伝えしたいのと、番組が続いていくにつれて、(番組開始当時は)幼かった子たちが大人になってまた番組を見るようになったとか、僕と緑子さんの掛け合いを楽しみにしているというコメントを、SNSを通じていただいたりしているのもとてもうれしいです。

キムラ:お声をいただけるのはうれしい限りですよね。

瀬戸:僕自身、レギュラーの「グレーテルのかまど」もそうですし、「スピンオフドラマ」も、大変な部分がないとは言いませんが、それでも癒やしになっている部分があります。作り手と見る方々の幸せが重なり合って、いい効果が生まれているのだという実感もありますので、これから先も頑張りたいなと思います。

キムラ:私も、その瀬戸くんの気持ちについていけるようにしたいです。今は、その幸せだと思える時間を確かめているような感じで、今後も、少しでも皆さんが楽しいな、幸せだなと思える時間を作っていけたらいいなと思います。

共演者からのメッセージ!

芝居小屋の看板スター・二之宮涼香役 
北 香那さん

二之宮涼香は、どこか丸みがあって親しみやすい性格で、これまでコツコツ努力してきた女性だと思うのでそう見えるように意識して役作りをしました。大正時代のドレスを着て役柄を引っ張ってもらいながら演じました。また、ある人への秘めた恋心を隠しているキャラクターでもあります。彼女が持つ奥ゆかしさもセリフや表情で表現できていたらいいなと思います。
収録をしていて感動したことは、会話のシーンです。ヘンゼルとかまどの会話の掛け合いの大ファンだったので、そのテンポ感を眼前で見ることができてうれしかったです。
私は和菓子も洋菓子も大好きで、妹とお菓子を作ることも多いのですが、今回登場するシュークリームはまさにベストスイーツでした。物語は、短時間の中にさまざまな展開が詰まっています。どのような作品になっているのか、私も楽しみでなりません。放送当日はぜひこの楽しみを一緒に共有しましょう!

北 香那さんは歌劇団のスター二之宮涼香役で登場

芝居小屋の支配人・福田耳朗役 
マキタスポーツさん

フクロウの声で登場してきたマキタスポーツさんは、謎をはらんだ福田耳朗役で登場!

ヘンゼルがタイムスリップした大正時代で、劇場支配人として出会う福田耳朗役のマキタスポーツです。福田は、今でこそ劇場の支配人ですが、ヘンゼルの曽祖父に憧れを抱き、リスペクトし、菓子職人としてのすごさを知っている人物として登場します。物語にとっても、ヘンゼルのお菓子作りに奥行きを生み出す役柄だと感じているので、料理の隠し味のような存在になれたらいいなと思っています。また、大正時代はおしゃれなイメージがあるので、所作や言葉づかいに雰囲気を持たせるように心がけたつもりです。
ドラマに合わせて、今回も大正時代のスイーツが登場しますが、私も実はここ最近スイーツに目覚めまして。これまでは不必要だと思っていたのですが、食べるとこれがまた、おいしいんですよね。個人的には、私は山梨出身なので名産の桃が大好きなんです。いつか桃の回にも出演できたらとあまーい期待をしています。

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