夜９時からのニュース番組「ニュースウオッチ９」と「サタデーウオッチ９」が、新年度から新たなキャスターを迎え一新。「情報空間の参照点」の提供と、「顔の見えるジャーナリズム」を目指して、新たな時代のニュースを創っていきます。
「ニュースウオッチ９」では、高い専門性を持つ記者キャスターを番組として初めて２人起用。“とどける。いまを、深く。”をキーワードに、多角的な視点から、この瞬間に起きている「いま」を、国内外の記者らとともに現場で取材し、より「深く」、本質に迫ります。
「サタデーウオッチ９」のキーワードは、“情報空間の「いま」が分かる”。インターネット上のフェイク情報の検証や、情報空間でいま起きていることを、確かな取材と、斬新なプレゼンテーションで紹介。デジタル上での関心度や反応を分析し、そのニュースのどこに関心が持たれているのかもあわせて伝えます。
新年度からの放送に向けて、各番組の新キャスターが意気込みを語りました。
◆ニュースウオッチ９
広内 仁記者
入局して27年、政治部の記者や特派員として国内外で取材にあたってきました。ニュースの根底や裏側のどこに問題があるのか、その核心、本質に迫れるよう、しっかりとした視点を示せればと思っています。今年は世界的に「選挙イヤー」と言われており、国内や世界の情勢が大きく動く年になると思います。全国、世界各地の記者やディレクター、たくさんのスタッフが総力をあげてニュースの現場に迫っていますので、その力を結集して視聴者の皆さまの関心に応えられる信頼されるニュースをお届けします。
佐藤真莉子記者
初任地の福島放送局に勤務していたとき、沿岸部の南相馬市で東日本大震災を経験しました。その直後から被災した方々に取材させていただき、その経験が記者としての原点となっています。いちばん大事にしたいのは「現場の声」です。怒り、悲しみ、喜び、さまざまな現場の声を聞き、お伝えしてきました。今後はキャスターとしてスタジオから現場の声をお届けすることで、視聴者の皆さまと一緒に世界や日本の出来事を考えられる１時間にしたいですし、できるだけ現場にも足を運んで取材したいと思います。
星 麻琴アナウンサー
以前「ニュースウオッチ９」のリポーターをしていたときには、毎日、取材先の皆さまへの感謝の気持ちをかみしめていました。そのときの気持ちを持ち続けながら、今度はスタジオからお届けしていきます。新年度からは、記者２人＋アナウンサー１人という体制になります。取材してきたからこそ話せる深い話や専門的な話については２人の記者がおりますので、私は視聴者の皆さまに近い感覚を大切にしながら、わかりやすい放送を目指していきたいと思っております。
◆サタデーウオッチ９
伊藤良司記者
報道局国際部の記者、海外の特派員として、長年、国際ニュースの発信に取り組んできました。主なフィールドは、 朝鮮半島、中国、ヨーロッパ、そしてアメリカです。海外取材で得た知見を番組に生かしていきたいと思っております。紛争の防止や経済格差の是正などさまざまな課題に取り組む人など、世界を舞台に活躍している日本人を取り上げることで日本の存在感を高める貢献ができればと思いますし、メディアの役割や今後の可能性についても探り、皆さまにお伝えしたいと考えております。
林田理沙アナウンサー
今、ネット上にあふれる情報の渦の中で、私自身「この情報は正しいのだろうか」と不安になることがあります。いちばん信じられるのは、自分の目で確かめた情報だと思うので、情報というジャングルの中で、正しい情報を視聴者の皆さまと一緒に確かめに行くという思いで取り組んでいきます。また、芸術やエンターテインメントを通して週末の時間を豊かに過ごしていただくための企画にも挑戦したいですし、１週間のニュースが１時間でわかる、新しい１週間をより良く過ごすヒントになる番組を目指しています。
「ニュースウオッチ９」
【放送予定】
毎週月曜〜金曜［総合］午後9:00～10:00
「サタデーウオッチ９」
【放送予定】
毎週土曜日［総合］午後9:00～10:00