北川悦吏子、“朝ドラ”執筆への意気込みを語る
    「人生をもう1回、生き直す気持ちで書いてます」

    半分、青い。【会見動画】

    2月22日(水)、「平成30年度前期 連続テレビ小説」作品&脚本家の発表会見が行われました。
    脚本を担当することになった、北川悦吏子さんが発表会見に登壇し、今回が初執筆となる連続テレビ小説への思いを語りました。

    【出席】
    北川悦吏子(脚本)

    <プロフィール>
    1961(昭和36)年12月24日生まれ。脚本家・映画監督。1992(平成4)年に「素顔のままで」で連続ドラマデビュー。主な作品に、社会現象となった「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」。そして、「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」など。2009(平成21)年には、映画の世界にも進出し、脚本監督作品に『ハルフウェイ』『新しい靴を買わなくちゃ』。活動は多岐にわたり、エッセイや作詞などでも、人気を集める。NHKでの執筆は昨年、ドラマ10「運命に、似た恋」が初。今作が2作目となる。

    失敗って、楽しい。今日とは違う明日が、きっと見つかるから――

    私たちの社会は、いつから失敗を恐れ、許さないようになってしまったのでしょう。そんな社会は窮屈です。


    故郷である岐阜県と東京を舞台に、ちょっとうかつだけれど失敗を恐れないヒロインが、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまで、およそ半世紀の物語を紡ぎだしていきます。


    何かを半分失っても、ほかのやり方で前に進めばいい。


    あぶなっかしくもバイタリティーあふれるヒロインの冒険が、2018年の朝を明るくします。

    【物語】

    大阪万博の翌年、1971(昭和46)年。岐阜県東濃地方のとある町の小さな食堂に、鈴愛(すずめ)という女の子が生まれた。毎日野山を駆け回る元気な子だったが、小学生のとき、病気で片耳を失聴してしまう。そんな彼女を励ましたのは、わが子を愛してやまない両親と、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみだった。
    高校卒業後、彼女は持ち前のユニークな発想力を生かして少女漫画家を目指し、バブル真っただ中の東京に出る。師匠にしごかれアシスタント仲間と切磋琢磨(せっさたくま)して修業に打ち込むが、やがて挫折。結婚して一人娘を授かるものの、家計は火の車。ついには夢追い人の夫から離婚されてしまう。バブルはいつの間にか終わり、世は低成長時代。度重なる失敗の末、シングルマザーとなって故郷に戻った鈴愛は、そこで思わぬ転機を迎えることになる……。

    半分の青空 ~昭和から平成、七転び八起きのヒロイン
    ヒロイン・鈴愛は高度成長期の終わりに、岐阜県東濃地方に生まれました。子どものころ、病気で左耳を失聴しますが、それを乗り越えた経験が彼女を強くします。雨が降っても、片耳しか雨音が聞こえない。でもその雨が上がるとき、空が半分、晴れる。半分だけの青空って、ちょっとおもしろいんじゃない?――そんなふうに思えるようになった彼女は、漫画家になるという大志を抱いてバブル期に上京。しかし、夢は瞬く間に破れ、結婚して娘を授かるも離婚され、シングルマザーとなって故郷に戻ります。失敗だらけの人生ですが、ヒロインはそのたび「やってまった」(=「やってしまった」)と明るくつぶやきながら、生き抜いていきます。


    失敗は半分“成功” ~現代のモノづくり「ひとりメーカー」
    失敗を繰り返し、先の見えない人生を送るヒロインがやがてたどりつくのは、失敗こそが新しい発明の母となるモノづくりの世界。3Dプリンタなどデジタル技術の進歩により、今や個人でも「ひとりメーカー」として自由に試作と改良を重ね、大手には作れない製品の開発ができるようになりました。たくさん作ってたくさん売るだけではなく、誰でも自由にモノづくりができる時代が到来したのです。ヒロインもまた、病身の母のためにそよ風のような扇風機を作り、全くの素人でありながら、家電業界に「新風」を巻き起こしていきます。


    もう半分の自分 ~約半世紀ごしの恋
    ヒロインは、大胆なひらめきとアイデアの持ち主。一方、同じ日に生まれた幼なじみは、真面目で理論派の技術者ですが、社交性に難ありの男性。二人は言わば、互いの半身でした。それぞれ一度は別の人と結婚するものの、約半世紀にわたってつかず離れずの微妙な距離で互いを見守り続け、やがて扇風機作りをきっかけに「ふたりメーカー」――公私共にパートナーとなっていきます。

    平成30年度前期 連続テレビ小説「半分、青い。」

    【放送予定】2018年4月2日(月)~2018年9月29日(土)<全156回予定>


    【演出】田中健二、土井祥平 ほか
    【プロデューサー】松園武大
    【制作統括】勝田夏子

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